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レポート

【Krush】璃明武が延長戦で接戦を制してV3防衛、黒川瑛斗が大夢との打ち合いを制してKOで初防衛「次はK-1」

2025/03/30 20:03

▼Krushバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
KO 3R 2分14秒
×大夢(WIZARDキックボクシングジム/Krushフライ級王者/挑戦者)
※黒川が初防衛に成功。


 黒川は2022年5月にプロデビューすると5戦目まで負け無しだったが、2023年10月の6戦目で大久保琉唯に初黒星。2024年3月、鵜澤悠也を左ストレートでKOして再起を飾った。7月の「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」準決勝では林佑哉を初回KO、決勝では白幡裕星に判定勝ちで王座に就いた。伸びる左ストレートと大きく振り抜く右フック、思い切りのいいパンチが武器で戦績は7勝(2KO)1敗1分。今回が初防衛戦。


 大夢は11勝(5KO)3敗の戦績を持ち、2021年6月からKrushに参戦。山脇、萩原秀斗らを破って4連勝(3KO)を飾ったが、2022年の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」の決勝戦で大久保琉唯に延長戦の末に惜敗。2023年5月に再び「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」に挑んだが、決勝で大鹿統毅に敗れ王座を逃した。10月に宗一郎をKOし、王座挑戦をアピールすると2024年1月に悠斗をKOして第4代王座に就いた。10月のK-1大阪大会でも東虎之介にTKO勝ち。
 1R、大夢はジャブとロー&カーフ、黒川はパワフルな左右フックを繰り出す。大夢は長いリーチから繰り出す右ストレートをヒットさせていった。




 2R、大夢が長いリーチを活かしたジャブ、右ストレート、右カーフで流れをつかんだかに想えたが、黒川がリターンの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がった大夢は右ストレート、左フック、顔面前蹴りで逆襲も黒川もパワフルなフックで応戦。



 3R、逆転を狙う大夢は打ち合いに行くが黒川は一歩も退かない。両者とも相手のパンチに対してのリターンを打ち返し、至近距離で危険はパンチの応酬が続く。残り1分、黒川が右から左のフックでダウンを奪うと、大夢はもんどりうって倒れ、レフェリーがここでストップ。



 見事KOで初防衛に成功した黒川は「防衛戦ということで圧倒的な試合で、自分はバンタム級の顔だぞと見せたいと思っていたんですけれど、バンタム級にもう日本人には相手はいないと思うので、このベルトと違って、K-1にバンタム級王者はいないと思うので今年中にトーナメントを開催してもらえれば嬉しいです。今年中にK-1王者になって絶対王者がいないK-1はいけないと思うので、僕がバンタム級王者になって引っ張っていきたいと思います」と、次はK-1王座を狙うとアピールした。


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