2025年3月26日(水)13時より『RIZIN男祭り』(5月4日・東京ドーム)の「追加対戦カード発表記者会見」が行われた。
RIZINバンタム級(61kg)5分3Rで、太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)とダニー・サバテロ(米国/ATT)が対戦。 太田は、リオ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストで、MMA7勝4敗。近年では倉本一真、瀧澤謙太相手に連勝後、2023年10月に佐藤将光にスプリット判定負け。しかし、大晦日に芦澤竜誠に1R KO勝ちすると、2024年4月にバンタム級転向初戦の牛久絢太郎に判定勝ち。6月にはBellator初参戦でロジャー・ブランクと対戦し、1R 2分18秒 ノースサウスチョークで一本勝ち。3連勝で9月に元谷友貴との再戦に臨んだが、3R 4分9秒、リアネイキドチョークで敗れた。(C)Bellator NCAAディビジョン1で活躍するなどフォークスタイルレスリングと柔術を融合させたグラップラーのサバテロは、元Titan FCバンタム級王者。MMA14勝4敗1分で、2021年5月からBellatorに参戦。バンタム級ワールドグランプリ1回戦でレアンドロ・イーゴを下すと、12月の準決勝&バンタム級暫定王座決定戦でラウフェオン・ストッツにスプリット判定で敗れ王座獲得ならず。23年4月にマルコス・ブレノ相手に2R リアネイキッドチョークで一本勝ちし再起も、23年7月の『超RIZIN.2』でマゴメド・マゴメドフにギロチンチョークで一本負け。同年11月にストッツとの再戦でも判定負けを喫したが、2024年8月の前戦ではPFLのワンマッチに出場。大熱闘を繰り広げて判定0-0のドローとなっている。
会見では、まずサバテロのコメントが読み上げられた。
「RIZINのみんな、ダニー”イタリアンギャングスター”サバテロだ。みんなには俺が日本で戦えるという事に対してどれだけ興奮しているか分かっても日本に来て戦う事は長年の夢だった。だが勘違いはするな。俺はただリング上の相手をボコす為だけに来るわけじゃあない。RIZINバンタム級タイトルを狙っている。俺はRIZINのバンタム級世界チャンピオンになる必ず実現させる。それも最高に魅せるやり方でだ。
RIZINルールは世界一魅力的なルールだ。試合が圧倒的に面白くなる俺にとっても最高だ。目の前に立つマザーファッカー全員の頭蓋骨に膝をぶち込めるからだ。ダニー・サバテロの試合は例外なくエキサイティングなものになる俺は相手を精神的に折るのではなく圧倒的に潰す。最初の獲物はシノブオオタだ。心を折ってビッチ野郎を圧倒的に潰してやる。数年前に奴を日本のリングでぶっ飛ばすと約束した。約束を果たす時が来た。
日本のファンはイタリアンギャングスターの来日に備えて欲しい。そしてシノブオオタ、覚悟しておけ」
この挑発的なコメントを聞いた太田は「口悪すぎないですか?」と苦笑。
「今回復帰戦で。前回怪我してしまって手術明けの復帰戦なんですけれど、いい相手を準備していただいてありがとうございます。向こうも気合い入っていると思うんですけれど、やっと僕も戦えるようになったので、しっかりぶっ飛ばせるように準備したいと思います。当日は全局面で圧倒して僕の強さを見せつけたいと思っています。サバテロがもうRIZINに出たくないと思うくらいRIZINルールでボコボコにしたいと思います」と、迎え撃つコメント。
続けて「あと男祭りなので言わせていただきたいんですけれど、秋元強真の相手まだ決まってないですよね? 去年の年末から年始、SNSでやり合っていたんですけれど、ひと回りも違う年下に喧嘩を売られてナメられて、このままで終わりたくないので、良かったら男祭りなので僕は1日2試合でもするので、サバテロのことをナメているわけじゃないですけれど、サバテロとの試合前のアップ代わりに1試合組んでいただけたら。検討よろしくお願いします」と、なんとSNSで挑発してきた秋元強真(JAPAN TOP TEAM)との1日2試合を組んでもらいたいと榊原信行CEOに提案した。