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【KNOCK OUT】トリプルタイトルマッチが決定、大谷翔司vs.大沢文也、クンタップvs.津崎善郎、中島弘貴vs.漁鬼といずれも再戦に

2025/03/18 20:03
 2025年5月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.3』の対戦カード発表記者会見が、3月18日(火)都内にて行われた。  3つのタイトルマッチとワンマッチ1試合が決定した。  KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)がK-1グループからの挑戦者・大沢文也(ザウルスプロモーション)と初防衛戦を行う。  大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。2023年6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちしたが、9月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で久井大夢に敗れた。12月には再びKrushで大沢文也に延長戦の末に勝利、2024年12月、セーンダオレックとの再戦でTKO勝ちし、第3代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。2024年2月にはリード・ミラーをKO。戦績は23勝(14KO)10敗3分。  大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で準優勝。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。2024年12月、KNOCK OUT初参戦を果たすとUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ち。戦績は32勝(3KO)21敗3分1無効試合。  両者は2023年12月のKrushで対戦し、大谷が延長戦の末に判定勝ちを収めているが、大沢は判定に納得せず、KNOCK OUTの1月大会でもリングに上がって大谷に再戦を迫っていた。  KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rでは、王者クンタップ・チャロンチャイ(タイ/TEAM KUNTAP)が津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)の挑戦を受けて2度目の防衛戦。  クンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位(ウェルター級)まで上り詰めた実力者で、その後は日本で活躍。WMC世界ウェルター級王座、M-1スーパーウェルター級王座、WMAF世界スーパーウェルター級王座を獲得し、新田明臣、白須康仁、石毛慎也など国内トップ選手と数多く対戦。2004年にはアンディ・サワーと対戦したほか、MMAにも挑戦して2005年に矢野卓見、2012年に星野大介と戦っている。 44歳となった今も現役で、2022年10月にはKNOCK OUTで中島弘貴に勝利、12月には王座決定戦で津崎善郎を破りKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座に就いた。2023年3月、木村“フィリップ”ミノルにKOで敗れたが、木村の禁止薬物使用で無効試合となっている。2024年12月、暫定王者の津崎と王座統一戦を行い判定勝ち。戦績は74勝(21KO)19敗9分1無効試合。 津崎は現ラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者・石毛慎也を師に持ち、2020年9月の新日本キックで同団体のウェルター級王者リカルド・ブラボと引き分けている。2020年12月のREBELSでは渡慶次幸平に判定勝ち。2022年12月にはクンタップと第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座決定戦を争ったが判定で敗れた。2024年2月、MASATO BRAVELYとKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級暫定王座決定戦を争い、判定勝ちで暫定王座に就いたが12月の統一戦でクンタップに敗れた。  KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦3分3R延長1Rでは、中島弘貴(NEXT LEVEL 渋谷)と漁鬼(SHINE沖縄)が対戦。  中島は無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」で準優勝。2012年にはIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。2015年4月には第3代Krushスーパー・ウェルター級王座を獲得。2021年5月よりKNOCK OUT初参戦を果たすと5連勝(4KO)を飾ったが、2022年10月のクンタップ戦で判定に敗れ連勝がストップした。2024年12月、蛇鬼将矢と激闘の末に勝利。戦績は32勝(19KO)18敗。  漁鬼は沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月にKNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴を破り、2024年2月には渡部太基にも勝利。6月のエミール・アラゾフ戦では判定負けした。戦績は7勝(2KO)5敗1分。10月のKNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けも1Rにダウンを奪った。2025年2月、西川康平を初回でKO。戦績は8勝(3KO)6敗1分。  また、ワンマッチではKNOCK OUT-BLACKライト級3分3R延長1Rで、バズーカ巧樹(菅原道場)vs.武内晴信(TEAM PREPARED)が決定。  バズーカは2020年8月にKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、2023年9月にはKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者となって二階級制覇・三冠王を達成した。2024年3月の『ONE Friday Fights 54』ではノンタキットに判定負け、6月に中島玲にTKO負け、12月はUNLIMITEDルールで大沢文也に判定負けと連敗中。戦績は29勝(11KO)13敗3分。  武内は福岡県在住のキックボクサーで7勝(5KO)1敗。3月8日に行われた『KNOCK OUT REBELS SERIES.1』にて、岡田彬宏を1Rに右ストレートでKOしてインパクトを残し、今回バズーカ戦に大抜擢された。
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