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【ONE FF】ストロー級王者ジンナンがアトム級でメン・ボーに逆転の判定勝ち。8月1日にスタンプvs.ザンボアンガ王座統一戦のなか次期挑戦者争いも

2025/03/15 01:03
 2025年3月14日(金)タイ・バイコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 100』(U-NEXT配信)が、100回記念のビッグマッチとして開催された。 ▼ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3R〇ション・ジンナン(中国)[判定3-0]×メン・ボー(中国)  ストロー級王者のション・ジンナンが、アトム級4位のメン・ボーと対戦。  ジンナンはONE11戦10勝。2020年10月のティファニー・テオ戦の判定勝ち以降、4連勝中で、ミシェル・ニコリーニ、三浦彩佳、アンジェラ・リーに判定勝ち。2025年3月に4オンスボクシングのカスタムルールでワンダーガール・ジャルーンサックにも3R TKO勝ちも収めている。  対するボーは、ティファニー・テオに2R 一本負け後、ジェネリン・オルシムに1R KO勝ち。ダヤン・カルドーゾに判定勝ちで2連勝。その後は対日本人連戦で、三浦彩佳に1R あやかロックを極められ一本負けも、前戦で澤田千優の組みを切って打撃を当ててグラウンドでもトップから攻めて判定勝ちを収めている。  1R、ボーが左ジャブ。高いガードで頭を振るジンナンも左を伸ばし、ワンツーを突く。ボーの右ストレートからの組みを四つで体を入れ替え合う両者。ボーはコーナーに押し込み、右で差して投げも、すぐに立つジンナンは左前蹴り。ボーは組んで右ヒジ。ジンナンは左ボディ。  遠間からニータップで組みも、入れ替えるボーは押し込みヒザ。ボディロックから崩しも残すジンナン。ボーの右をかわしたジンナンは右をかすめるとボーの組みに投げ。互いに残してゴング。  2R、ジンナンは左ジャブ、ボディから顔面を狙う。左フックから右を伸ばすが組むボーは右で差して押し込みボディロックから崩してテイクダウン! レッグドラッグからサイド、バック狙い。  ここで立つジンナンは右小手巻きも、ボーはボディロックテイクダウン! 背中を着かされたジンナンだが下から三角狙いも離れるボー。  ジンナンはボーの右ローに右ストレートを合わせる。ボーは右前蹴りを突き前に。右で差して押し込み。ジンナンは突き放し、右ストレートを合わせる。  3R、ボーは右ローをヒット。左から右を振って詰めるジンナンに右で差し返して横に煽るボー。残すジンナン。ボディロックからそり投げ気味に崩すボーに、ジンナンは浴びせ倒すように上に!   下のボーはフルガードから右ヒジ! ロープに這って背中を見せながら立ち上がりに、その際でバックマウントで両足をかけたジンナンは胸を合わせようとするボーにバックキープへ。しかし、ボーは外して立ち上がり。  組むボーは大内刈狙いも残すジンナン。ボディロックからのボーの投げが捨て身気味に。これも潰したジンナンはボーの立ち際に左ヒザ! 右で飛び込むボーをかわして右をヒット! 見合う両者にレフェリーが手を叩いてファイトを動かし、止めてモアアクションと声をかける。左フックで飛び込むジンナンに、ブロッキングのボー。互いに右スピニングバックキックを見せ、左の飛び込みに、ボーが右ヒジを見せてゴング。  1、2Rはボーが組みで上回ったが、ジンナンは的確な打撃を当て3Rには組みでもトップ、バックを奪ってリアネイキドチョークを狙い、判定3-0で逆転勝利。中国対決を制した。  8月1日の米国デンバー大会では、アトム級正規王者のスタンプvs.暫定王者のザンボアンガの王座統一戦が組まれており、その次期挑戦者を狙う3連勝中の三浦彩佳は現在2位(※1位は空位、3位がハム・ソヒ、5位が澤田千優)。かつてストロー級でジンナンとの再戦もアピールしていた。4位のメン・ボーを下したジンナンは果たしてアトム級で今後も継続参戦するのか。その動向も気になる復帰戦勝利となった。
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