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【PANCRASE】仕切り直しのバンタム級王座戦・透暉鷹vs.ウルル、ウェルター級王座戦・押忍マンvs.佐藤生虎、ストロー級リトルvs.船田電池、フライ級で大塚智貴vs.浜本“キャット”、眞藤源太vs.リベイロ、バンタム級・荒田大輝vs.ギレルメも=4月27日(日)『PANCRASE 353』立川8カード発表

2025/03/01 22:03
 2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 353』の8カードが発表された。バンタム級とウェルター級のタイトルマッチ2試合が決定した。 王者・透暉鷹にキルギスのウルルが挑戦 ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ バンタム級 5分5R透暉鷹(ISHITSUNA MMA)第5代KING OF PANCRASIST 12勝4敗カリベク・アルジクル ウルル(Olymp Gym Bishkek/キルギス)1位 11勝1敗  2024年12月大会でマッチメイクされるも、両者の怪我により延期となっていた一戦。  バンタム級王者・透暉鷹、待望の初防衛戦が決定。『ROAD TO UFC』バンタム級準決勝で中国のバーエゴン・ジェライスーに逆転の判定負けを喫した透暉鷹。そこから再び自身の目標と向き合い、PANCRASEでの防衛戦から再出発して世界を目指すと決意した。 (C)Zuffa LLC/UFC  迎え撃つのは現在MMA界で猛威を振るう中央アジアからキルギスの22歳、カリベク・アルジクル ウルル。9月の井村塁戦では、無呼吸連打とも言える圧巻のラッシュで、わずか75秒で同級1位の井村からTKO勝利を収めた。自信満々のウルルは、「僕のファイトは激しいから、母国では“シャーク”と呼ばれているんだ。日本でもそう呼んで欲しいな」と“SHARK”のハチマキを掲げ、常に生え変わる歯で“HAWK”の爪に牙をむく。  王座戦の5分5R。『ROAD TO UFC』では強みの似ているバーエゴン相手に初回に右を被弾しながらもバック奪取で取り返すも、2、3Rにクリンチ打撃とテイクダウンで下になるなど後手に回り、判定負けした透暉鷹。  対するウルルは、井村戦で右フックを効かせての跳びヒザを突き、井村の組みを切りながらの1発のヒジを効かせて連打でパウンドアウト。殺傷能力の高さを見せたが、寝技も巧みなことは知られていても、組み力がどこまでなのかは見えなかった。  果たして透暉鷹はこの階級でキルギスの鮫を相手に自身の強みを貫けるか。それともウルルが透暉鷹の組みをも切り裂くか。 [nextpage] 押忍マンと佐藤生虎が因縁の再戦 ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R押忍マン(DESTINY JIU-JITSU)1位 5勝5敗1NC佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)3位 4勝1NC  2024年9月に行われた王座決定戦。佐藤が劇的な逆転TKO勝利を収め王座を戴冠するも、後日押忍マンの後頭部へのパウンドが反則と判断され、試合はノーコンテストに。この因縁に終止符を打つ、正真正銘の決着戦。  前戦は、ウェルター級ならではの激しいド迫力の打撃戦となり、押忍マンが1、2Rで多彩な攻撃を駆使し、ポイントを獲得。3Rは佐藤の強烈な左ストレートが炸裂し、押忍マンを吹っ飛ばした。  共にPANCRASE旗揚げと同じ1993年生まれのファイター。己の肉体と魂を削り合う壮絶な闘いを制し、17代王者として歴史あるベルトを腰に巻くのは果たしてどちらか!? [nextpage] 永久電池と、電池れからが勝負のリトルが世代闘争 ▼ストロー級 5分3Rリトル(HIDE'S KICK!)2位 12勝13敗1分1NC船田電池(和術慧舟會HEARTS)3位/2024年NBT同級優勝 4勝  2014年から10年以上にわたりPANCRASEで戦い続ける会社経営者・リトル(39歳)。対するは、そのリングネーム“電池”が表わす通り、無尽蔵のスタミナで3R止まることなく戦い続ける大学生・船田(21歳/大会時)。  2024年4月の暫定王者決定戦で黒澤亮平に敗れたリトルだが、その悔しさを糧に12月には織部修也をフルマークの判定で下し、再起を果たした。  一方、船田は同じ12月大会で寺岡拓永に判定勝ちするなど、2024年4戦4勝の快進撃でランキング3位に浮上。勢いに乗る恐れを知らぬ若者と経験値に勝るベテランによる世代を超えたストロー級ランカー対決。 [nextpage] フライ級、再起を飾るのは大塚か浜本キャットか ▼フライ級 5分3R大塚智貴(CAVE)4位/2021年NBTストロー級優勝 7勝5敗 浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)8位/Fighting NEXUS同級第3代王者 5勝5敗  無骨なファイター・大塚は、2024年6月に山﨑聖哉を豪快な右ストレートで打ち抜き、ベストKO賞を獲得。  対する浜本は、MMA転向前にキックボクシングやラウェイのタイトルを獲得し、RIZINでは那須川天心とも拳を交えた打撃のスペシャリスト。  両者の視線の先にあるのは、伊藤盛一郎の持つフライ級のベルト。ただし、どちらも前戦は黒星。大塚は11月に秋葉太樹に判定0-3負け。同時期に浜本も眞藤源太にスプリット判定で敗れている。ここで敗れれば後がない、意地と生き残りを懸けたサバイバルマッチだ。 [nextpage] 上田将年、浜本キャットに競り勝った24歳・眞藤源太が、濱田巧に惜敗27歳リベイロと対戦 ▼フライ級 5分3R 眞藤源太(KINGCRAFT)7位 7勝2敗ラファエル・リベイロ(ボンサイ柔術)7勝4敗  2024年11月の浜本“キャット”雄大との接戦を制し、ベストバウトを獲得したイケイケファイター・眞藤。現在2試合連続スプリット勝利と競り合いの強さを見せている。  対するは現UFCファイター、フェリペ・ドス・サントスにスプリット判定まで持ち込んだ実力者・リベイロ。PANCRASE初参戦となった前戦では濱田巧にスプリット判定で涙を飲んだ。互いにダイナミックなMMAスタイルで観客を魅了するファイター同士の激突。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R荒田大輝(パラエストラ八王子)3勝1敗ギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)1勝1敗  16名がエントリーした2024年のネオブラッドトーナメントで決勝まで駒を進めるも、MVPに輝いた山口怜臣にスプリット判定で惜敗した荒田。  対するは、2024年12月の渡邉泰斗戦で流れるような動きから腕十字固めを極め、ベストサブミッション賞を手にしたギレルメ。  勝利を掴むのは、前戦の悔しさを糧に過酷な鍛錬を積んできた荒田か、それとも柔術黒帯の極め力を誇る“ボンサイ柔術のホープ”ギレルメか。 [nextpage] 渡邉ショーンに競り勝った武者孝大郎がウェルター級国際戦 ▼ウェルター級 5分3Rガブリエル・レーベン(X-Road/初参戦)1勝2敗武者孝大郎(マスタージャパン東京)1勝  柔道で全国大会出場経験を持つ武者は、2024年6月の渡邉ショーン戦で最後まで一本を狙う果敢な姿勢を見せ、プロデビュー戦を白星で飾った。  対するは、今回フランスからPANCRSE初参戦となるレーベン。鋼のような肉体から繰り出すスピードと破壊力の兼ね備えた打撃が武器。  ウェルター級王者が決まる今大会で、強烈なインパクトを残しランカー入りを果たしたい両雄の一戦。 [nextpage] 5勝1敗・25歳の神部篤坊がNEXUSから参戦、5勝2敗・20歳の小原統哉と対戦 ▼バンタム級 5分3R小原統哉(THE BLACKBELT JAPAN)5勝2敗神部篤坊(ABLAZE八王子/初参戦)5勝1敗  2024年2月、試合開始早々に上野惇平をフロントチョークで絞め落としベストフィニッシュを獲得した小原。5月に合島大樹には敗れたものの、11月の久保達也戦で判定勝ちし、再起を遂げている。  20歳(大会時)にしてプロ7戦のキャリアを誇り、実力者の合島と菅歩夢以外には負けなしの期待の新鋭だ。  対するはFighting NEXUSでデビュー以来5連勝の快進撃を飾った神部。11月の前戦ではFighting NEXUSバンタム級王座次期挑戦者決定戦で中桐涼輔に判定負けで初黒星も、強い組みに対応を見せている。  小原は5勝のうち小原は2つのサブミッション、神部は2つのKOによるフィニッシュと、違う武器をもつ両者の戦いになる。
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