(C)SHOOT BOXING
2月11日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2019 act.1』でJ-GIRLSミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)と対戦するSB日本女子ミニマム級王者MIO(シーザージム)。2018年はAbemaTVのレギュラー番組「格闘代理戦争」でMMAにチャレンジし3試合を経験した。MMAの練習で培ったフィジカルでさらに進化した姿を見せるか。
――格闘代理戦争でのMMAの試合が続く中、2018年9月の山口遥花戦以来となるSBの試合が決まりました。
「昨年は10月からabemaTVさんの格闘代理戦争でMMAの試合に挑戦させてもらっていたので、一日中練習漬けの格闘技三昧の日々でした。今は立ち技の練習をしっかりやっているので全然問題ないです」
――もう佐藤ルミナさんのジムrootsでMMAの練習はやっていないんですか?
「そうですね。今はタイ人トレーナーのダムさんにミットをずっと持っていただいてます」
――久しぶりに立ち技のみの練習に戻ってどうですか。
「以前よりもモチベーションが上がりましたね。格闘代理戦争でMMAの試合に挑戦したことでさらに色んな人が注目してくれるようになりましたし、格闘技に取り組む意識が更に高くなりました。あと、MMAをやったことで体幹が強くなり、パワーが付いた感じがします。シーザー武志会長にミット打ちを見てもらったら『MMAをやったからパワーが付いたな』と褒めていただけましたし、進化出来ているのかなと思います。ミット打ちをやっていても調子がいいのを感じます。以前はしんどい練習が嫌だったのですが、今はしんどい練習も楽しく出来ています」
――対戦相手は寺山日葵選手になりました。
「2018年12月の格闘代理戦争の試合(vs檜山美樹子)会場に日葵ちゃんがいたので『もうすぐ対戦しそうやな~』って話したところだったんですが、こんなに早い段階で決まるとは思っていなかったですね。あと、昨年11月に日葵ちゃんはMISAKIに勝っているので、SBの看板を守るためにもここで私が格の違いを見せつけます。しっかり勝ちます」
――試合を見てどのような印象がありますか。
「身長もあって手足が長いイメージがあります。試合をガッツリ見たことはないのですが、ムエタイっぽい蹴りの多い選手だなとは思っていました。実は得意なタイプではないんですが……(笑)」
――そんなこと言っても大丈夫なんですか(笑)。試合に向けて今はどういうところを強化していますか。
「大丈夫ですよ(笑)。私は負けませんし、ダムさんがああいう蹴りの選手の対策は得意なので問題ないです。しっかり作戦を練って対策も出来ていますしあとはどういう勝ち方をするかだけです。向こうも必死だと思うので気持ちでも技術でも圧倒します」
――寺山選手の蹴りにはパンチで対抗する?
「日葵ちゃんは私ほど強いパンチを打つ選手とやったことがないと思うので、思い切り殴ってビックリさせたいですね。私はMISAKIとは違うんだぞと。ベルトを持っている人と持っていない人との違いを見せ付けます」
――2度対戦しているMISAKI選手が寺山選手に倒された時はどういう気持ちでした?
「ちょうどその後のKNOCK OUTの会場で会ったのですがMISAKIはかなり悔しがってましたね。でもシュートボクサーとしてやっぱりどんなベルトでも守って欲しかったです。でも負けてしまったことはしょうがないので、ここで私がしっかり仕留めます」
――今回いつものKO宣言は?
「そうやっていつも煽るから……(笑)。自分のKO率の低さに自分でいつもビックリしてしてるんですから煽らないでください。でも今まではガムシャラに攻め過ぎてジャストミートしにくかったのですが、色々理解出来たしいい勝ち方をするので期待していて下さい」
――2019年初戦をクリアーしてどういう1年にしたいですか。
「去年、格闘代理戦争に出させてもらって私にはいい流れが来ていると勝手に思っているので、このシリーズ開幕戦でドカンと勝って勢いを付けたいと思います。SBのエースになれるようにいっぱい試合をしていっぱい勝ちます。RENAちゃんがいない今だからこそ、私が頑張り時だと思います」
――今後はMMAの試合も並行してやっていく予定ですか?
「グラップリングが出来ないからこそ興味が湧きましたし、やっていて凄く楽しかったんです。チャンスがあればどんどんやっていきたいとはシーザー会長にも伝えています。MMAにも興味が沸いたので試合も観戦に行って勉強したいと思います」
――ちなみにご自身の体型はMMAに向いていると思いました?
「向いてないと思いましたが(苦笑)、格闘技に対しての気持ちがかなり前向きになったのでプラスしかないです」
――3試合して1度負けてしまいましたが、そこでMMAを辞めようとは?
「それは全くなかったですね。MMAは2~3カ月間しかやっていないド素人だったので、だからこそ可能性はまだまだあるんじゃないかと感じました」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「昨年後半はMMA漬けでSBから少し離れてましたが、SB開幕戦から面白い試合を見せます。バチバチの殴り合い、いや私の一方的な殴り勝ちを楽しみにしていて下さい」