【K-1】朝久泰央が怒りのスピーチ「だらしないファイターがたくさんいる」「他団体に媚びを売るような団体ではダメ」「K-1みんなが誇りを持って他団体をぶっ潰す」

　2025年2月26日（水）都内にて、2024年K-1 GROUPの年間表彰式『K-1 AWARDS 2024』が開催された。 　ファンが選ぶ「K-1武魂賞」を受賞したのは朝久泰央（朝久道場）。昨年10月に大怪我からの復帰戦を行い、大晦日の『雷神番外地』に参戦。BreakingDownフェザー級王者でRISEランカーのYURAとダウン応酬の激闘を繰り広げ、勝利したことで最もK-1愛が強かった選手、という評価だった。 　朝久は「この度はとても素晴らしい賞をいただき光栄です。僕は2021年に第5代のK-1ライト級世界王者になりました。王者になれたのは良かったんですけれど、その後にいろいろなことがあり、足の靱帯を断裂し、手の骨を粉々にしてしまい3年近く（ベストコンディションで）試合ができない時期がありました。 　そんな3年を経てKrushで復帰戦をしたんですが、勝った時に家族から言われたのが、祝勝会ではなくお疲れ会をやろうという言葉で。勝手に一人で戦っていた自分が、勝利の喜びよりも“よく頑張ったね”という家族の言葉、そして大晦日のRIZINに出させてもらったんですけれどK-1の大木社長から『私は泰央くんの試合を会場で見たいけれど、どうしても震えが止まらなくて見るのが怖い』と言われていて。そういった言葉を聞いた時に、戦っているのは自分一人じゃなく皆さんの応援があってこそだと強く感じました。改めてありがとうございます」とスピーチ。 　しかし、ここで朝久の目つきが変わり「K-1武魂賞ということで、K-1愛を評されていただいた賞だと思うんですけれど、こういうおめでたい場でこういうことを言うのもアレなんですけれど、ハッキリ言ってこのパーティーの中にだらしないファイターがたくさんいます。BreakingDownだったり、ONEだったり、いろいろな団体が注目を集めている中、そこに突っ込むだけの情けないヤツが俺はとても腹立たしく思っています」と話し始める。 「俺はやっぱり魔裟斗さん、佐藤嘉洋さん、山本優弥さん、Krushでは梶原龍児先生、石川直生先生、たくさんのレジェンドが作ってきたK-1 GROUPだと思っています。そんなGROUPが他団体に媚びを売るような団体ではダメだと思っているので、俺が世界一の団体に、そして世界の中心に持って行きたいと思います。今は俺が一番強いという言葉をよく使いますが、これからはK-1みんなが誇りを持って他団体をぶっ潰す。そして、俺たちが世界で一番強い、それを強く宣言したいと思います」と、K-1で一丸となって最強・最高の団体を目指そうと宣言。 　最後に「俺の今年の目標は、この場にいるか分からないけれど腐ったゴーヤみたいな王者が一番上にいるので、怪我も治ったことだしそいつを軽くぶっ飛ばしてK-1王者になりたいと思います。そして7月に地元・福岡でK-1があるので、そこで朝久兄弟の圧倒的で絶対的な力を見せつけたいと思います」と、因縁のK-1ライト級王者・与座優貴からベルトを取り戻すとアピールした。