【ボクシング】那須川天心の独特すぎる試合前日「明日まで太陽の光をしっかり浴びてエネルギーを感じて、あとは禅を組んだりとか自分の中で集中を高める」

　2025年2月24日（月・祝）東京・有明アリーナ『Prime Video Boxing 11』の記者会見が、2月22日（土）都内にて行われた。 　バンタム級3分10Rで対戦する、WBOアジアパシフィックバンタム級王者・那須川天心（帝拳ジム）と元WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー（オーストラリア）が出席。 　会見で那須川は「今日動きたい気分なので、これから軽く練習して調整しようと思っています」とし、その内容を聞かれると「軽く動くのは動きの確認、自分の身体の確認。シャドーやミットをやります。それと明日まで太陽の光をしっかり浴びてエネルギーを感じて、あとは禅を組んだりとか自分の中で集中を高める方法があるので、それをゆっくりやっていきたい」と、集中力を高めていきたいとする。 　モロニーも「これからトレーニングセッションやる。自分も動きの確認、どういう動きをするか、ビジュアライゼーション的なことをやっていくつもりです」と、同じく動いて最終調整するとした。 　バンタム級での自分の立ち位置についてどう思うか、との質問に那須川は「今の立ち位置は世界に挑戦できるかできないか、が自分の中での立ち位置だと思います。でも、自分の中では常に一番だと思っています。そうでないと格闘技をやる意味がない。今回しっかり勝って、狼煙を上げないと意味がないと思っていますから。狼煙をしっかり上げられればと思います」と、世界タイトルに挑戦できる実力があることをこの試合で示したいとする。 「ここまで来たぞっていうのを今回も試合で見せないといけない。誰がどうとかは気にしてないというか、自分もそうだし、あとは世間との戦いでもあるので。那須川天心がここで負けたら、僕を応援してくれている人たちは悲しいだろうしショックもあるだろうし。でも僕が勝っていくことによってさらにボクシングを僕のファンにもファンじゃない人にも知ってもらえる。ボクシングをもっと大きくしたい想いがあります。僕が勝つことによってそれが広がっていくと思うので、カッコいいぞってところを。世の中的にいいニュースがない、ヒーローがいないと思うので、僕が先頭に立って、子供の頃は楽しかったね、ではなく大人の方が楽しいぞってところを身体で体現したいと思っています」と、自分が先頭に立ってボクシングのカッコよさを伝えていきたいと語った。