【PANCRASE】渡辺華奈の練習パートナー渡邉史佳、杉山しずかへの挑戦で、「一発当てたら倒せる強さ、そこは自分が上回っている」3月9日（日）横浜武道館

　2025年3月9日（日）神奈川・横浜武道館で開催される『PANCRASE 352』の王座戦調印式および会見が21日（金）、都内にて行われた。 ▼クイーン オブ パンクラス チャンピオンシップ フライ級 5分5R杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）第4代QUEEN OF PANCRASIST 23勝7敗1分渡邉史佳（FIGHTER'S FLOW）挑戦者・1位 2勝1敗 　女王・杉山しずかに挑戦する渡邉は、2023年3月のプロデビュー戦でライカにスプリット判定勝ちすると、2024年3月にキャリア2戦目で当時ランキング3位のNORIに判定勝ち。9月立川大会で第2代王者の端貴代をフルマークの判定で破り、プロ4戦目にしてタイトルマッチの舞台に駆け上がってきた。渡邉はテニスで活躍後、ボクシングのプロライセンスを取得。MMAではOOTA DOJOを経て、FIGHTER'S FLOWで渡辺華奈らとトレーニングする逸材との呼び声が高く、アグレッシブな闘いを信条とする。一気に時代を掴むか。 　渡邉はテニスで活躍後、ボクシングのプロライセンスを取得。MMAでは埼玉時代のOOTA DOJOを経て、東京への引っ越しを機にFIGHTER'S FLOWで、かつて杉山に勝利しているPFLファイターの渡辺華奈らとトレーニングを重ねている。 　本誌の取材に、先輩の渡辺華奈は「私も杉山選手と同じサウスポーで、杉山選手がこんな動きをしてくるだろうなというのがある程度分かるので、そういう動きをやっている。自分の型というか、流れに持っていければ全然いける」と後輩の渡邉史佳の背中を押す。 　打撃でのアグレッシブな闘いを信条とする渡邉は、一気に時代を掴むか。会見での杉山しずかの言葉に続いて、挑戦者・渡邉の一問一答を紹介したい。 渡邉史佳「世界の強い選手たちとやって、どんどん倒して行きたい」 「FIGHTER'S FLOWの渡邉史佳です。今回、チャンピオンの杉山選手に挑戦させていただけるとのこと、本当に嬉しく思ってます。ありがとうございます。本当に覚悟は決まってるんで、そこにあるベルト、全力で奪い取りに行きます」 ──対戦相手の王者・杉山しずか選手の印象と、試合が決まったときに感じたことは？ 「相手の印象としては、全体的にバランスが取れていて、ベテランの選手だなという印象があります。この試合が決まった時は“チャンス、来たな”っていうところで、全力で獲りに行くしか自分はもうないんで“やってやろう”という気持ちになりました」 ──解説の大沢ケンジ氏から「フルスイング一門」と呼ばれている打撃について。 「自分の打撃は女子の中だったら一つ抜けてるじゃないかなとは思っていますけど、技術的にはまだまだのところもたくさんあるとは思ってます」 ──相手より上回っている部分は？ 「一発当てたら倒せる強さ、そこは自分が上回っていると思っています。打撃は、端選手との試合の時から少しずつ、組みの中で打撃をどう混ぜるか。どのタイミングで当てていくのかとか、そういうところの判断はあの試合から掴んだのかなと思っています。正直、自分の感覚で掴んだものなので、誰から（学んだ）とかはないんですけど、やっていくうちに徐々に掴んでいったものかなと。あそこ（端戦）で勝てたことは、一つ自分の中での自信になったとは思っています」 ──2018年大晦日のRIZINで、杉山に勝利している同門の渡辺華奈選手からのアドバイスは？ 「渡辺華奈選手からは、いろいろいつもアドバイスとかいただいていて、練習でも組ませていただいてはいるんですけど、本当にスタイルはたぶん全然違うと思っているので、あとは“自分の武器をしっかり出してこい”とご指導いただいてます。 （渡辺と比較されるが）比較されるレベルまで正直行っていないと思ってるんですけど、華奈選手の方が本当にすごい選手なんで、やっぱ自分のスタイルと自分の強いところをしっかり見せる。そこが結果に繋がるのかなと思ってます」 ──ベルトを獲得してのプランは？ 「まずはベルトを獲ってその価値を上げて行きたい。強い選手と戦って行って上を目指していきたいと思います。ベルトをどう獲るかによって変わるのかなとは思ってはいるんですけど、私はどんどん世界の強い選手たちとやって、どんどん倒して行きたいと思っているので、流れに身を任せてではないんですけど、まず今回やるべきことをやって、ベルトを獲ってそこから考えていきたいと思います」