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UFCフライ級14位の朝倉海(ジャパントップチーム)が19日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「ファイトマネー2億は本当? みんなが気になってる質問に答えてみた」をアップ。次戦や今後のフライ級戦線などについて語った。
ファンにインスタで質問を募集した朝倉は、「海外メディアが朝倉のファイトマネーが2億円以上と報じた」ことについて回答。
「出てましたね、確かに海外のファイトマネーは結構公表されるよね。まあでも公表されてるのって大体真実じゃないです。ちなみに2億は嘘ですね。もう少し安いかな」と否定。
しかし、海外マネージメント会社に所属せず、UFCと直接契約をかわしている朝倉は、「本当にいい条件で契約させてもらいましたから。多分、UFCの最初の契約では過去最高額。期待に応えないといけない」と、2億円とまではいかないまでも、UFCの初回契約としては「過去最高額」ではないかとした。
2024年12月のUFC初戦でフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに2R リアネイキドチョークで一本負けした朝倉は、次戦について問われ、「6月くらい」と希望しているが、ランカーの多くが次戦が決まっており、自身の試合がすぐには決まらない状況も説明した。
「今、フライ級のランキングに入ってる選手がほとんど試合が決まってるから、その結果を受けてっていう感じだと思う。だから今現在は(相手は)決まってないんですけど、でも本当に厳しい相手にはなると思います。トップ5とかの選手。本当にありがたいことにすごいいい条件で契約させてもらってるから、UFC側としても高いファイトマネーを払ってるのに、なんかよくわかんない相手とやらせるわけにはいかないという、多分そういう感じだと思う」と、ランカーの試合の結果待ちになるという。
朝倉自身は、「俺は本当にランキング外でもいいと思ってるし、ランキングの下の方の選手でも全然戦わしてもらえるならやりたいけど、でも多分そういうわけにはいかないよ。まあでも俺はチャンピオンを目指してるし、本当に上の選手とやれるならそれに越したことはない。そこに勝つための準備をするしかないし、勝ってチャンピオンにたどり着かないといけない」と、対戦相手を選ぶつもりはないと語る。
「誰でも面白いじゃない、結局。あとみんな強え、とにかく。今、ランキングに入ってる選手を全員分析してるんだけど、まあ強いよね、みんな。本当にすごいところに来たなって感じで。本当に俺も死ぬ気で練習して、めちゃくちゃ考えて努力してやらないと勝てない場所だなって、改めて感じてますね」と、あらためてランカーたちの研究を進めるうちに、その強さに気を引き締めている。
ファンからは、盟友の堀口恭司(ATT)がUFC復帰を希望していることについても問われ、「めっちゃ面白いよね、堀口選手、今またUFCに戻りたいって言ってるもんね。日本のファンはめっちゃ嬉しいだろうし、日本人選手が増えるね。でもどうなんだろう、RIZINで見られなくなっちゃうのは、確かに寂しくなる。いまパントージャが階級を上げてメラブ(ドバリシビリ=現UFC世界バンタム級王者)とやりたいみたいなことも言っていて、そうなったら、(ATTの)ジム的にも堀口選手をフライ級で押し出したいんじゃない。堀口選手と、あの(UFCの)フライ級のトップ選手たちとの試合、純粋に見てみたいよね。めちゃくちゃ楽しい。日本大会とか出来るなら、本当に日本人対決も面白いよね」と、RIZINで過去2度対戦し、1勝1敗の堀口との日本大会での3度目の対決も含む、UFCジャパンでの堀口カムバックを期待した。
ほかにも、動画では「朝倉海流メラブの倒し方」「POPUPで朝倉海に会う方法」「なぜ辛い練習を続けられるのか」「人生で大切にしていること」など、朝倉の格闘技観がうかがえる内容となっており、必見だ。