2025年2月15日(日本時間16日朝6時~)『UFC Fight Night: Cannonier vs. Rodrigues』(U-NEXT配信/UFC Fight PAss配信)が米国ラスベガスのUFC APEXにて開催された。
『UFC Fight Night: Cannonier vs. Rodrigues』速報
▼ミドル級 5分5R〇ジャレッド・キャノニア(米国)18勝8敗(UFC11勝8敗)185.5lbs/84.14kg[4R 0分21秒 TKO]×グレゴリー・ロドリゲス(ブラジル)16勝6敗(UFC7勝3敗)186lbs/84.37kg
メインはミドル級の5分5R。前日計量では、ジャレッド・キャノニア(米国)が185.5lbs(84.14kg)、UFC3連勝中のグレゴリー・ロドリゲス(ブラジル)が186lbs(84.37kg)でいずれも非王座戦に適用される+1ポンド規定内でパスしている。
同級では、9日に王者ドリカス・デュ・プレシがショーン・ストリックランドを下し2度目の王座防衛を果たしたばかり。そしてその前週にはナッソージン・イマボフが元同級王者イズラエル・アデサニヤを2R TKOに下して1位に。2位のストリックランドに次ぐ3位はハムザト・チマエフ、4位がイズラエル・アデサニヤ 、5位がロバート・ウィテカー、6位がカイオ・ボハーリョ、そして7位にジャレッド・キャノニアがつけている。8位のマービン・ヴェットーリは3月15日に、2連勝中の9位のロマン・ドリーゼと対戦することになっている。
2023年6月のヴェットーリ戦の判定勝ち後、2024年6月にイマボフにTKO負けし、8月の前戦でもボハーリョに判定負けを喫しているキャノニアにとって、ランキング外のロドリゲスに敗れて3連敗となれば、7位の座は一気に落ちることになるだろう。
初メインの“ロボコップ”ロドリゲスはUFC7勝2敗。2023年8月にブルーノ・フェヘイラの左ストレートにKO負けも、以降は3連勝中。デニス・トゥルーリンを1R KOに下すと、ブラッド・タヴァレスを3R TKO。2024年7月の前戦でクリスチャン・リロイ・ダンカンに判定勝ちでランカーへの挑戦を決めた。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブを見せるキャノニアに、右ローのロドリゲス。キャノニアは左インロー。ロドリゲスは強い右ミドルを2発。下がるキャノニアだが、踏み込んでの右を突く。
キャノニアの右ローをチェックするキャノニア。しかしロドリゲスは右をガード上に当ててキャノニアは尻餅。立ち上がりシングルレッグから組むキャノニアは左差しで押し込み。両差しでヒザを突く。突き放したロドリゲスが左右で前に。キャノニアも右で押し戻すと、ロドリゲスは左ボディ、さらにシングルレッグで崩すが、キャノニアは立ち上がり。
キャノニアの左ローに右を合わせに行くロドリゲス。下がるキャノニアも左を返すが軸がブレる。右を当てたロドリゲスに崩れたキャノニアは下からシングルレッグ。それをがぶるロドリゲスに、キャノニアはシングルレッグテイクダウン。ケージ際ですぐに立つ191cmのロドリゲスは頭がケージより上に出ている。ホーン。ロドリゲスのラウンドも両者のスタミナは?
2R、詰めるのはキャノニア。ともにジャブの刺し合いから右カーフはキャノニア。下がりながらも右を当てるロドリゲスに、怯まず左ハイを見せるキャノニア。
左ジャブのロドリゲスはキャノニアの右オーバーハンドをかわす。キャノニアは左ボディから組んでヒザ蹴り。ロドリゲスも右ボディを返す。右カーフのキャノニア。左ジャブのロドリゲスは初回より手数を落とす。
ワンツースリーで前に出るロドリゲスに右カーフのキャノニア。その入りに右ボディを突くロドリゲス。キャノニアはサウスポー構えになり、左インローをヒット。ロドリゲスは右ストレート。ロドリゲスのローとキャノニアがヒザ蹴りが交錯しキャノニアが尻餅もすぐにレッスルアップで立ち上がり。押し込みアッパー。ロドリゲスも右前蹴りも動きが減る。セーブしたのか、ガス欠か。キャノニアが取り戻したラウンドに。
3R、左ジャブのロドリゲス。キャノニアは左インロー。右カーフ。ロドリゲスは足を効かされたか。キャノニアは右オーバーハンドから左を狙う。右ミドルを返すロドリゲス。右ストレートはかわすキャノニアは左ジャブを突く。
ロドリゲスは左ジャブから右で詰めるが、キャノニアも左を打ち返してシングルレッグ。片足立ちで残したロドリゲスは、自身もシングルレッグを見せてから左! キャノニアも左を返すと、ロドリゲスは笑顔。
ワンツーで前に出るロドリゲスはシングルレッグ。切るキャノニア。ロドリゲスは首相撲からヒザを狙うが、キャノニアは近距離でヒジ! ダウンしたロドリゲスにパウンドもガードで凌ぐロドリゲスは左目周辺をカット。ロドリゲスのダメージはいかに。
4R、右から左フックを当てて前進するキャノニアは右ジャブ、右ボディを効かせると、左右ラッシュから左の連打でロドリゲスをケージに詰めてダウンを奪い、パウンド。5R経験の多いキャノニアは初回の劣勢から盛り返してTKO勝ち。2連敗から復活したキャノニア。ロドリゲスはUFC3連勝でストップ。
試合後、キャノニアは「あの戦いで俺は何度か傷ついたと思うけど、当然のこと。グレゴリーは猛烈な打撃をし、ビッグショットを放っていたから嵐を呼び起こしていた。でも、その嵐に負けず、本当にタフな場面でも冷静さを保つことができた。仰向けで死ぬくらいなら、立って死んだほうがましだ。このような試合の準備をしてくれたチームに感謝したい。ファイトナイトの会場に足を踏み入れると、毎回が新品のような気持ちになるんだ。その経験を生かすのは難しい。メインイベントは7回目だ。これは事実だが、俺は絶対にチームを頼りたい。彼らはこのキャンプ全体を通して僕を助けてくれるし、僕の改善はこの試合で間違いなく表れた。
まあ、3ラウンド終了のゴングが聞こえなかったから、試合を終えたと思ったんだ。立ち上がって周りを見回したら、どうして誰も俺みたいに興奮してないんだろうって思ったよ(笑)。でも、ラウンドが終わっただけだと再確認したんだ。コーナーマンは外からどう見えたか、メッセージを送り続けた。俺は彼にケージを背負わせた。彼は傷ついていたし、ペースダウンしていた。最高の気分だったよ。必要ならあと5ラウンドはできたし、もちろん殴られることもなくね。気分は良かった。チームMMAラボのエリートたちに一日中エールを送りたいね」と語った。
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回るザラルに追うケイター、ジャブを当てたザラルがブーイングのなか4連勝
▼フェザー級 5分3R〇ユーセフ・ザラル(モロッコ)17勝5敗(UFC7勝3敗)※UFC4連勝 146lbs/66.22kg[判定3-0] ※29-28×3×カルヴィン・ケイター(米国)23勝9敗(UFC7勝7敗)146lbs/66.22kg
コメインでは、ベテランフェザー級で10位のカルヴィン・ケイターと、2024年にUFCに復帰して以来3勝0敗(※3試合連続で一本勝ち)ユセフ・ザラルが対戦する。ともに146ポンドで計量をパス。
モロッコのカサブランカ生まれで喧嘩屋だったザラルは、10歳の時に母親がアンガーマネジメントの手段としてキックボクシングを習わせ、15歳の時に米国へ移住。LFAを経てUFC入りし、3連勝の後3連敗。最後は引き分けでリリースされたが、スパルタでフェザー級王者となり、2024年に再契約を果たすと、ビリー・クアランティーロ、ヤルノ・エレンスをRNC、2024年11月の前戦でジャック・ショアを2R 肩固めに極めて、3試合連続で一本勝ちをマークしている。
ケイターは、高校レスリングでMIAAディビジョン1で5位と活躍後、2017年にUFCと契約し、UFC7勝6敗。2022年1月にギガ・チカゼに判定勝ちも、現在は強豪相手に3連敗中で、ジョシュ・エメットにスプリット判定負け、アーノルド・アレンに2R 右ヒザ負傷でTKO負け、2024年4月の前戦でアルジャメイン・スターリングに判定負けを喫いている。ケイターにとってはランキング生き残り戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。右カーフのザラル。サウスポー構えになり左ハイも。まだ手が出ないケイターは追って左。ザラルは左を突いて足払いを狙う。右前蹴りのケイター。ザラルは右カーフ、左ヒザで押し戻す。
左ジャブを打つも、右に回っているザラルは近づいて大外刈を狙うも深追いせず。右を振るケイター。そこに左テンカオを合わせに行くザラル。ケイターは追って右ハイも、ザラルはサークリングでかわす。手数で優るザラルのラウンドに。
2R、ジャブのダブルのケイターをかわして左を突いてシングルレッグのザラル。切るケイターに深追いはしないザラル。
詰めるケイターに左ジャブ、右カーフのザラル。ケイターは鼻を赤くする。ジャブから右ローのケイターに、ジャブでガードの間を突くザラルは、左右にステップし、ニータップのフェイントも。
左回りのザラルを追うケイターだが、ザラルは左ミドル、左ジャブをこつこつ突く。ジャブの刺し合いで打ち負けるケイター。右もかぶせるザラルは回りながら右ロー、追うケイターの右は届かない。ザラルのラウンドに。
3R、ジャブから右で前に出るケイターにサークリングのザラルはダックしてかわす。ヒザも突くケイターは追っていくが、ザラルはシングルレッグテイクダウン。すぐに立つケイターは追う。
ジャブの刺し合いはザラル。ケージに詰めようとするケイターは左をヒットさせるが、ザラルは絶えずステップ。止まってジャブからヒザ蹴りで詰めて組みに行くも切るケイターに深追いせず。
左右で詰めるケイターをさばくザラルはジャブ。左から大きな右を振るケイターに、ザラルは大きくサークリング。さらにダブルレッグも離れる。
ひたすらサークリングのザラル。追うケイターのパンチをダックでかわしてクリンチしてホーン。判定は3-0(29-28×3)でザラルが勝利。4連勝をマークした。ブーイングも起きた試合にザラルは「簡単な試合だった、俺はもっとやれる。チャンピオンになる」と豪語。ケイターは厳しい4連敗となった。
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松濤館黒帯のシャバージアンがレスラーのバドゥカに右の突きから左返しでTKO勝ち
▼ミドル級 5分3R〇エドメン・シャバージアン(米国)14勝5敗(UFC7勝5敗)185.5lbs/84.14kg[1R 1分35秒 TKO] ※右ストレート→左フック、パウンド×ディラン・バドゥカ(米国)7勝5敗(UFC0勝3敗)186lbs/84.37kg
松濤館空手黒帯のシャバージアンはDWCS、TUF28を経てUFC入り。3戦連続1Rフィニッシュ勝利を含む4連勝も、デレク・ブランソンに3R TKO負けを喫すると3連敗。2024年は3月にAJドブソンに左フックでTKO勝ちも、8月の前戦はジェラルド・マーシャートに肩固めで一本負け。27歳。
対するレスラーのバドゥカはUFC0勝2敗。DWCSを経てUFCと契約。2024年4月のオクタゴンデビュー戦で元キック王者セザル・アウメイダに2R TKO負け。2戦目はペトロスキーに判定負け。25歳。
1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴りから右オーバーハンドを見せるバドゥカ。かわすシャバージアンは強い左ミドル。バドゥカのジャブのダブルの入りに、右ストレートというより右の突き! 大きな打突音で崩れたバドゥカに左の返しも当ててダウンを奪うと、左のパウンド。すぐにレフェリーが間に入った。
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サディコフが戦慄のブラジリアンキックでボンフィム兄をTKO
▼ライト級 5分3R〇ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)10勝1敗1分(UFC3勝0敗1分)156lbs/70.76kg[1R終了時 TKO] ※左ブラジリアンキック×イスマエル・ボンフィム(ブラジル)20勝5敗(UFC2勝2敗)156lbs/70.76kg
イスマエル&ガブリエルのボンフィム兄弟が、2023年1月の『UFC 283』以来の兄弟同時出場。兄イズマエルは2023年7月にブノワ・サン・デニに一本負け後、2024年5月の前戦でヴィンス・ピシェルに判定勝ち。
対するサディコフは、アゼルバイジャンから幼少期に米国移住。WKA US全国キックボクシング王者に2回、ジュニア・ノースイースタン柔道王者、近接格闘術とコンバットサンボのスポーツマスターの称号も持つ。ニューヨークのセラ・ロンゴ所属でMMA6連勝後、Contender Series 2022で1R 右フックTKO勝ちでUFCと契約。2勝1分けで、2023年11月の前戦でヴィチェスラフ・ボルシェフにマジョリティ判定で引き分けている。
1R、オーソのボンフィム兄の右インローに、サウスポー構えのサディコフは圧力をかけて左も、ボンフィムは右回りでさばく。左ミドルを当てたサディコフ。ともにワンツー。サディコフは右サイドキック。圧力をかけるボンフィムは左から右をボディに。
ボンフィムの右から左を肩口で受けたサディコフは、バックフィストの動きを見せる。ボンフィムの蹴りに左から右フックを当てたサディコフ。ボンフィムは強い右ミドルを腹にヒット!
サディコフは左ミドルをガード上に返す。左のヒザ蹴りの軌道からブラジリアンキックを頭にヒットさせたサディコフ! 動きが鈍ったボンフィムを詰めて右で差して押し込み。左小手でクリンチするボンフィムは右目尻をカット。サディコフのラウンドに。
2R開始前のドクターチェックで、ボンフィムは右目の視界が定まらないか。ストップがかけられた。
サディコフはいったん左ヒザをまっすぐ上に上げて、それをボンフィムは頭を下げて左手で払おうとしたが、その上をヒザから上が軌道を変えてボンフィムの顔面を直撃した。
この見事な“クエスチョンマークキック”で、戦績を10勝1敗1分(UFC3勝0敗1分)としたサディコフは、試合後、「あの蹴り、左のヘッドキックは僕が練習してきたものなんだ。彼と打撃を交換するとき、大きくパンチを出すとき、彼は両手を下げることに気づいたんだ。僕はボディキックとヘッドキックを何発か仕掛けて、最終的に決めたんだ。聞いてくれ、僕にとって試合は始まったばかりだった。僕は試合を始めたばかりだったから、彼らがこのことをどう言うかは分からない。なぜ試合が中断されたのか、わからないけど、言っておくよ。俺は地球上のどんなライト級選手とも渡り合える。俺は最強だ。関係なくベルトを獲りに行く。今回のパフォーマンスには満足している。汗をかいたとは思えない。僕の試合は始まったばかりだった。5ラウンド戦をくれれば戦うよ。アルジャメイン・スターリング、メラブ・ドヴァリシビリと10ラウンドやってきたんだ。さあ行くぞ」と、王座獲りを宣言した。
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ペトロスキーが柔術王ヴィエラのテイクダウンを切ってジャブロー判定勝ち
▼ミドル級 5分3R〇アンドレ・ペトロスキー(米国)13勝3敗(UFC8勝2敗)186lbs/84.37kg[判定3-0] ※29-28×3×ホドルフォ・ヴィエラ(ブラジル)10勝3敗(UFC5勝3敗)185.5lbs/84.14kg
ミドル級では、柔術世界王者ヴィエイラが参戦。クリス・カーティスに判定負け後、コーディ・ブランデージ、アルメン・ペトロシアンをいずれも肩固めに極めており、UFC5勝2敗の白星はすべて一本勝ち。
対するペトロスキーは、ミシェウ・ペレイラ、ジェイコブ・マルクーン相手に連敗も、2024年7月にジョシュ・フレムドに判定勝ち。9月の前戦でディラン・ブドゥカを押さえ込んでフルマークの判定勝利で2連勝中だ。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローのペトロスキーにワンツーの右をガード上に当てるヴィエラ。サウスポー構えに変えて左ミドルのペトロスキー。スイッチして右カーフも。詰めるヴィエラは右前蹴り。互いにカーフ。
詰めて右を振ってシングルレッグのヴィエラを切るペトロスキーは右カーフ、左ミドル。オーソになるヴィエラも右ロー。さらにローシングルもここも切るペトロスキーは右ローをこつこつつく。
詰めて上組みのヴィエラを突き放すペトロスキー。ヴィエラも深追いせず。ヴィエラのダブルレッグに左で差し上げたペトロスキーにバッククリンチ狙いのヴィエラだが、離れるペトロスキー。逆に自らシングルレッグを仕掛けてヴィエラに手を着かせるがグラウンドには行かず。
2R、シングルレッグに2度入るヴィエラを切るペトロスキー。左ボディも。さらに圧力をかけてシングルレッグからバッククリンチ。しかし放すヴィエラは離れ際にワンツーの左右をガード上に当てる。
サウスポー構えから左ミドルのペトロスキーだが、手数は多くない。ワンツーで詰めるヴィエラは左ジャブを当てると、右インローに続き、右ストレートを当てる。
押し戻すペトロスキーは右ジャブ。そこに左をかぶせるヴィエラ。ペトロスキーはオーソに変えて右カーフ。ヴィエラのローに右を合わせて、左ミドルを突いてホーン。
3R、右カーフのペトロスキー。ヴィエラも右ロー。サウスポー構えにするペトロスキーは左前蹴りで牽制。ヴィエラはシングルレッグも切るペトロスキーはスイッチして右ローを2発。詰めてダブルレッグテイクダウンで尻を着かせるヴィエラだが、立つペトロスキー。バッククリンチからヒザを突くヴィエラだが崩せず。ペトロスキーが離れる。
左ジャブを突くヴィエラに右カーフを合わせるペトロスキー。ヴィエラはまたも遠間からダブルレッグで金網に詰めるもテイクダウンは出来ない。左ミドルを突くペトロスキー。ワンツーの打ち合いから右ローを突くペトロスキー。ヴィエラは残り20秒でシングルレッグ。倒れないペトロスキーが最後にダブルレッグもヴィエラも片手を着きつつも立ち上がり。
判定は3-0(29-28×3)でヴィエラの組みを防ぎ、ジャブ&ローを当てて初回と最終回を取ったか、ペトロスキーが3連勝。「ボー・ニッカルはどこだ?」と咆哮した。
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デルガドがUFCデビュー戦でマシューズをパウンドアウト
【プレリム】
▼フェザー級 5分3R〇ホセ・ミゲル・デルガド(米国)9勝1敗(UFC1勝0敗)146lbs/66.22kg[1R 2分58秒 TKO] ※右ストレート→パウンド×コナー・マシューズ(米国)7勝3敗(UFC0勝2敗)146lbs/66.22kg
フェザー級、まだUFCで1敗のマシューズと、UFCデビュー戦の8勝1敗のプロスペクトのデルガドが対戦。マシューズは2024年3月のUFCデビュー戦でデニス・ブズカに3R TKO負け。32歳。デルガドは2019年からアマチュアで試合を行い、2022年3月にプロデビュー。LFAから、Contender Series 2024を経てUFCとの契約を決めた。26歳。
1R、サウスポー構えのマシューズにオーソドックスのデルガド。デルガドの蹴りを掴んだマシューズがテイクダウン。立つデルガドを崩してバック狙いも、正対してシングルレッグから立つデルガド。
左ハイを空振りもその回転のままバックフィストをヒット! しかしマシューズは圧力をかけて前に。そこにワンツーの右でダウンを奪ったデルガドがバックマウントからパウンド。レフェリーが間に入った。
試合後、デルガドは「スロースタートだったけど絶対勝てると信じていた。(目標は?)ベルトを狙いたい」と力強く語った。
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女子ストロー級最年長のヒルが同級最多の12勝目をマーク
▼女子ストロー級 5分3R〇アンジェラ・ヒル(米国)18勝14敗(UFC13勝14敗)115.5lbs/52.39kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ケトレン・ソウザ(ブラジル)15勝5敗(UFC2勝2敗)115.5lbs/52.39kg
女子ストロー級13位のヒルと、ランキング入りを目指すソウザ。ヒルは2024年5月にルアナ・ピネーロにギロチンチョークを極めてキャリア30戦目で初の一本勝ち。8月の前戦ではタバタ・ヒッチに判定負け。40歳。
ソウザは、UFC2勝1敗。2戦目からストロー級に落とし2連勝中。マーニク・マンに判定勝ち後、2024年9月の前戦はヤスミン・ハウレギからダウンを奪い、リアネイキドチョークで1R 一本勝ち。29歳。
1R、ともにオーソドックス構え。ソウザをケージに詰めて首相撲ヒザ、ヒジはヒル。突き放したソウザは左から右。ヒルはボディ打ち、長い左前蹴り。右ボディも。さらに右差しで押し込み、首相撲ヒザ!
突き放したソウザの詰めにダブルレッグテイクダウン! 下の手を潰してからがぶりボディにヒザ。脇を締めて亀のままのソウザ。ヒルのパウンドに体を入れ替えた瞬間にホーン。
2R、ワンツーで前に出るソウザにボディから左を返すヒル。ソウザは左から右を返すが、ヒルはテイクダウンのフェイクから左を当てる。
前に出て来たソウザに組むヒルは右ボディからアッパー、クリンチヒザ。詰めるソウザはワンツー。ヒルも打ち返すが、ソウザは右ハイをガード上に、さらに後ろ蹴りを腹に突く。
ヒルのバックヒジをブロッキングのソウザは、左から右でヒルを回らせる。左右の蹴りのヒルの間合いを潰して入って行くソウザ。互いにサイドキック。ソウザは左から右! ヒルは組んで首相撲ヒザで応戦。さらにバックフィスト。手数はソウザのラウンドに。
3R、左ジャブ、後ろ廻し蹴りのソウザを詰めて開始30秒でシングルレッグテイクダウンはヒル! ハーフのソウザに鉄槌もソウザも蹴り上げから立ち上がり。その際で首を狙うヒルも首抜く。
中央を取るヒルが詰めて右ボディから左も空を斬る。右を当てるソウザの間合いに。鼻を赤くしたヒルの右をかわすソウザは左前手フック。その打ち終わりにシングルレッグのヒル。
切ったソウザはヒルの左をかわすとシングルレッグで倒して、深追いせずにスタンド勝負。ジャブに右をかぶせるヒル。ソウザが跳びヒザで前に出てホーン。判定は2-1に割れ、29-28×2, 28-29で組みも織り交ぜたヒルが接戦を制した。女子ストロー級最年長のヒルが、同級最多の12勝目をマーク。
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平良に敗れた後3連勝中のアギラーと、チャールズ・ジョンソンに勝利のエステバムが激突。エステバムがアギラーのギロチンかわして組み勝ち、13戦無敗に
▼フライ級 5分3R〇ハファエル・エステバム(ブラジル)13勝0敗(UFC2勝0敗)126lbs/57.15kg[判定3-0] ※29-28×3×ヘスス・アギラー(メキシコ)11勝2敗(UFC3勝2敗)125.5lbs/56.93kg
日本から平良達郎、朝倉海、鶴屋怜が参戦中のフライ級では、MMA12勝0敗(UFC1勝)のハファエル・エステバムがUFC2戦目。MMA11勝2敗(UFC3勝1敗)のヘスス・アギラーと対戦する。
28歳のエステバムは、2023年11月のUFCデビュー戦でチャールズ・ジョンソンに判定勝ち。その後ジョンソンは4連勝をマークしており、元修斗ブラジル王者の無敗記録はどこまで続くか。
同じく28歳のアギラーは、2023年2月のUFCデビュー戦で平良達郎に1R 三角絞めで敗れたが、そこから3連勝中。2戦目でシャノン・ロスに右オーバーハンドで17秒 KO勝ちすると、2024年2月にマテウス・メンドンサにスプリット判定勝ち。8月の前戦でスチュワート・ニコルを得意技のギロチンチョークで極めている。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフのアギラー。ワンツーから組みに。右小手のエステバムは投げを狙う。押し込むアギラーは得意の首を獲りに行くが、そこにボディロックテイクダウンはエステバム。
下からアギラーは三角狙いからオモプラッタも、腕を外してバック狙いのエステバム。再び首狙いのアギラーを小外がけテイクダウン。ケージまで這って上体を立てるアギラーに両足を束ねてパンチのエステバム。足を抜き立ち上がろうとするアギラーにダブルレッグのエステバムだが、そこにアギラーはギロチンチョーク!
ヒジで押して極めさせないエステバムが上に。スクランブルで立つアギラーだが、バックに着くエステバム。両足をかけさせないアギラーは前に落とすが、そこで身体をひねるエステバムが着地しがぶりでホーン。
2R、右から左で詰めて首相撲ヒザを突くアギラー。そこにシングルレッグのエステバム。その首を狙うアギラーに頭を外すと、なおも飛び込んできたアギラーをダブルレッグテイクダウン。
金網に上体を立てて座るアギラー。腰を抱いて両足を束ねるエステバムは、背中を見せて立つアギラーをバッククリンチから背中に飛び乗る。しかしここも足をかけさせずに中腰で前に落とすアギラー。なおもスクランブルで組んでバッククリンチのエステバムはコントロールして再三立ち上がりを崩していく。
背中を着けて正対したアギラー。そこにハーフから肩固めを狙うエステバムに、両手を伸ばしてクラッチして極めさせないアギラーは半身になって防ぐ。
3R、右オーバーハンドからシングルレッグのエステバムを切るアギラーは右カーフから左右を振って組みに。両腕をオーバーフックして凌ぐエステバムに、左オーバーハンドから組むアギラーだが組めず。
逆にダブルレッグのエステバムだが、首を警戒して頭を出せず。離れたエステバムは疲弊か。左右のパンチを当てるアギラーが前に。2度目のエステバムの組みも切ると、右オーバーハンド、左、右アッパーのアギラーは詰め切れるか。右から左で組むが、離れるアギラーは左フックから持ち上げテイクダウン。その立ち際にギロチンチョーク狙いも、首を掴ませないエステバム。
ならばとバックに回るアギラーだが、ここはエステバムが足をかけさせずに正対。立ち際のアギラーをボディロックでコントロールして崩すと、コーナーのアンドレ・ペデネイラスが歓声。アギラーも戻して組みに行くがホーン。
判定は3-0(29-28×3)でノヴァウニオンのエステバムがMMA13勝無敗、UFC2勝目を挙げた。
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ボンフィム兄弟揃い踏み、先に弟ガブリエルがダースチョークでウイリアムスを失神させる
▼ウェルター級 5分3R〇ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)17勝1敗(UFC4勝1敗)170.5lbs/77.34kg[2R 4分58秒 ダースチョーク]×ケイオス・ウィリアムス(米国)15勝4敗(UFC6勝3敗)169.5lbs/76.88kg
イスマエル&ガブリエルのボンフィム兄弟が、2023年1月の『UFC 283』以来の兄弟同時出場。弟のガブリエルは、2023年11月にニコラス・ダルビーに敗れたが、2024年7月にアンジュ・ルーサに判定勝ちで再起を遂げている。
対するウィリアムスはUFC2連勝中。ローランド・ベドヤにスプリット判定勝ち後、2024年5月にカールトン・ハリスに1R 右フックでTKO勝ち。
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブのボンフィムに、右で飛び込むウイリアムス。右回りでさばくボンフィムにウィリアムスは右ローも遠い。逆に右カーフを返したボンフィムはダブルレッグへ。首を抱えて小手代わりにバックを防ぐウィリアムスだが、ボンフィムはバッククリンチから持ち上げてグラウンドでバックへ。
腰をずらして正対するウィリアムスは立ち上がり。左から右。ボンフィムは右カーフをヒット。そこに右を狙うウィリアムスをかいくぐってダブルレッグテイクダウンのボンフィム。またも首を腕で巻くウィリアムスをテイクダウンし、ヴォンフルーチョークもホーン。
2R、左前手を伸ばすウィリアムスを回ってさばくボンフィムは左ジャブをヒット。ウィリアムスも左フックを返す。ウィリアムスが頭を下げるとボンフィムは首相撲ヒザ、さらに右カーフもヒット!
ジャブ&ローで削るボンフィムに、大きな左から右フックのウイリアムだが、右カーフを当てられる。オーソから左ミドルを突くボンフィム。ウイリアムの右オーバーハンドはかわしたボンフィムは左前足にカーフを連打!
足が流れ始めたウイリアムスのパンチは手打ち気味に。右回りのボンフィムは追って来たウイリアムスをダブルレッグテイクダウン、その立ち際にダースチョーク! 右足をかけて絞めるとウイリアムスが動かなくなり、レフェリーが入る。ウイリアムスは失神していた。試合後、ガブリエル・ボンフィムは「3週間みっちりキャンプしてきた」と語った。
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RIZINで元谷に勝利後、2連続一本勝ちでUFC再契約のモラレスがオクタゴン再起戦も、親子鷹スミスの打撃、スクランブルに敗れる
▼バンタム級 5分3R〇エライジャ・スミス(米国)8勝1敗(UFC1勝0敗)135.5lbs/61.46kg[判定3-0] ※29-28×3×ヴィンス・モラレス(米国)16勝9敗(UFC3勝7敗)136lbs/61.69kg
プレリムの第3試合では、2023年12月の『RIZIN.45』で元谷友貴に判定勝ちし、2024年5月の『Tuff-N-Uff』でダースチョークで一本勝ち、8月の『United Fight League 5』でペルヴィアン・ネックタイを極めてUFLバンタム級王座についたヴィンス・モラレスが、UFC復帰2戦目に臨む。34歳。
UFC前戦では同じく一度リリースされてから再契約したタイラー・ラピルスに判定負けしており、今回、『Contender Series 2024』からUFCデビュー戦となるエライジャ・スミス相手に負けられない一戦に向かう。LFA、TUF、Bellatorで活躍したギルバート・スミスを父に持つエレイジャ・スミスは2020年に格闘技を始め、7勝1敗のまだ22歳。
1R、ともにオーソドックス構え。グローブタッチは無し。先にモラレスが圧力をかける。スミスは左ジャブに、モラレスはワンツー、スミスも左ジャブで押し戻し、モラレスの詰めに左アッパーをヒット! モラレスの足を一瞬泳がせる。
右のトリプルで詰めるモラレスに右に抜けようとしたスミス。そこに左ローがローブローとなり中断。アクシデントながらモラレスに口頭注意。
3分近いインターバルから再開。ワンツーのコンビネーションから左インローのスミス。跳びヒザを狙ったかジャンプしたところにモラレスの前蹴りが金的をかすめる。スミスの左前手がアイポークとなり中断。再開。スミスに口頭注意。
詰めて左の蹴りのモラレスに、左ジャブを当てるスミスは右ショートアッパー。モラレスも左を当て返す。ワンツーの右、左ジャブの刺し合いも、モラレスの入りに右を当てるスミスは、モラレスの内側に向いた前足に右カーフ! さらにダブルレッグテイクダウンを決めたところでホーン。スミスのラウンドに。
2R、詰めるモラレス。スミスは右ハイ。かわしたモラレスは詰めて左から右の連打。しかしさばいたスミスがダブルレッグからクラッチし、持ち上げてテイクダウン。尻で着地したモラレスの立ちにバック奪うスミスはリアネイキドチョークへ。首より右足をかけさせないモラレスは腰をずらして正対し、ギロチンチョークへ。
首をずらしたスミスに得意のダースチョーク! 後転させて極めに行くが若干左腕が浅い。長い時間絞めるが、首を抜いたスミスのスクランブルになおもペルヴィアンネックタイで足をかけて絞めに。ここも抜いたスミス。バックから投げるモラレスに抜けたスミスはバックからパウンドもすぐにホーン。モラレスのラウンドか。
勝負の3R。先に詰めるモラレスにスイッチし右前手を突くスミス。ブロッキングのモラレスは左右から左の蹴り。サウスポー構えになるスミスも右ジャブを返す。オーソになり左ジャブのスミス。ダブルレッグで組むモラレスに体を入れ替え、ダブルレッグで尻を着かせるスミス。スイッチで腕を差し入れ、立ち上がるモラレスだが、鼻血。
ジャブの刺し合いは相打ち。右カーフから左に繋ぐスミスに右を振ったモラレス。そこに組んだスミスをがぶり、ペルヴィアンネックタイを狙うモラレスはバックへ。亀から立つスミスにヒジを打つ。
スタンドではスミスがこつこつジャブをヒット。鼻から出血のモラレスは詰めるがフックのパンチは見切られる。なおも詰めてスタンドバックにつきかけたモラレスは斜め後方からリアネイキドチョーク狙いからブルドッグチョーク気味に絞めてグラウンドに引きずり込むが、ホーン。
判定は3-0(29-28×3)で1、3Rを取ったスミスがUFCデビュー戦を勝利した。
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ジョニー・ウォーカーの実弟でヘビー級のウォルケルが2試合連続ヒール極める
▼ヘビー級 5分3R〇ヴァルテル・ウォルケル(ブラジル)13勝1敗(UFC2勝1敗)245lbs/111.13kg[1R 1分17秒 ヒールフック]×ドンテイル・メイエス(米国)11勝8敗(UFC4勝6敗)266lbs/120.66kg
ヘビー級15位のメイエスは、前戦は2024年8月にシャミル・ガジエフに判定負け。33歳。ウォルケルは、ジョニー・ウォーカーの実弟。Titan FC王者を経て、2024年4月のUFCデビュー戦ではルーカス・プジェスキーに判定負けも、8月の前戦ではジャスティン・タファの弟ジュニア・タファにヒールフックで一本勝ち。27歳。
1R、メイエスの左ジャブの打ち終わりにウォルケルがダブルレッグからケージに詰めてテイクダウン。ハーフガードのメイエスに外ヒールを極めてタップを奪った。ウォルケルは2試合連続のヒールフックでの一本勝ち。
試合後、ウォルケルは「サブミッションを極めると予告していた。妻のためにもボーナスがほしい」とアピールし、セコンドの兄ジョーニをシングルレッグテイクダウンからリアネイキドチョークで極める仕草を見せた。
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カバウカンチがUFC4連勝、判定負けのアビラは引退を表明
▼女子バンタム級 5分3R〇ジャケリン・カバウカンチ(ポルトガル)9勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝[判定3-0] ※30-27×3×ジュリア・アビラ(米国)9勝4敗(UFC3勝3敗
女子バンタム級12位のアビラと、13位のカバウカンチが第1試合で対戦。アビラは、2023年12月の前戦でミーシャ・テイトに3R リアネイキドチョークで一本負け。出産と怪我から2年半のブランク明けだった。今回はそこからさらに1年3カ月ぶりの試合となる。36歳。
カバウカンチはUFC3連続判定勝ち中。前戦は2024年9月のパリ大会でノラ・コルモレにスプリット判定勝ち。27歳。
1R、ともにオーソドックス構え。右カーフから入るアビラはインローも。中央を取るカバウカンチは左ローから右ショートを伸ばす。ワンツーは見たアビラ。左から右カーフ、左インローで前足を突く。カバウカンチは前蹴りからワンツーの右。アビラの左に右をかぶせる。
右カーフのアビラ、同じ右ローを返すカバウカンチ。アビラは右オーバーハンドをヒット。詰め返すカバウカンチもワンツーも、アビラは右ロー。カバウカンチは右から左フックを返す。アビラのローに右から左、右ストレート、右ミドルを当てる。
2R、左インローのアビラ。右から左を伸ばすが、カバウカンチも右ローから圧力かけて右を届かせる。さらに左右前蹴り。ワンツーで詰めたアビラの入りに下がりながらも右を当てるカバウカンチ。細かいフェイントを入れながらワンツーから右前蹴り。
右ローを打つアビラの続く右ミドルを掴んだカバウカンチは右をヒット! 被弾したアビラは前に出てダブルレッグテイクダウン。クローズドガードのカバウカンチに中腰からパウンド狙いも、カバウカンチは立ち上がり。アビラはがぶり切れずスタンドに。アビラは左瞼をカットし、鼻からも出血。
3R、右カーフを当てて左右で摩えに出るアビラは右前蹴りも。それを掴むカバウカンチだが、距離が近くなればアビラにも組みのチャンスが生まれる。
離れて右前蹴りのカバウカンチ。アビラの入りにカウンターの右、さらに右前蹴り。アビラは右オーバーハンドもかわすカバウカンチは入りに右のショートを当てる。
さらに左を突いてくるところに右をかぶせにいくアビラだが、連打に繋ぐことは出来ず。右から右小外がけを狙おうとしたアビラだが、かわすカバウカンチ。
左右から右で差して詰めて組んだアビラだが突き放されてヒザを受けたところでホーン。判定3-0(30-27×3)でカバウカンチが勝利。試合後、「ジュリアはタフだった。翌週でもその次の週でも戦えます」と連戦をアピールした。
敗れたアビラは、オープンフィンガーグローブを外して「これで終わりにします。最高の舞台を用意してくれた神に感謝します」とマットに置き、娘を抱きかかえた。
【中止】
▼ライト級 5分3Rジャレッド・ゴードン(米国)20勝7敗(UFC8勝6敗)156ポンドカウエ・フェルナンデス(ブラジル)9勝2敗(UFC1勝1敗)
なお、カウエ・フェルナンデスの「ビザの問題」により、ジャレッド・ゴードンとのライト級戦が中止に。当初はMMA7連勝のマシュラブジョン・ルジボエフが代役としてゴードンを相手にUFCデビューを果たすことになっていたが、ルジボエフ側の体調不良により結局、試合は中止となっている。