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2025年2月9日(日)に豪州シドニーのクドス・バンク・アリーナで開催される『UFC 312』に出場予定だった鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)のUFC2戦目が、対戦相手のスチュワート・ニコル(豪州)の欠場によりキャンセルされた。
MMA10戦無敗、2024年6月のUFCデビュー戦でカルロス・ヘルナンデスに判定3-0で勝利している鶴屋怜は、UFC2戦目の消滅に「相手の怪我で試合なくなりました。僕はいつでも用意はできてます」とXに記した。
相手の怪我で試合なくなりました。
— 鶴屋怜 / Rei Tsuruya (@ufc_rei) January 14, 2025
僕はいつでも用意はできてます。 https://t.co/HZ0dkCbcE3
陣営の鶴屋浩THE BLACKBELT JAPAN代表は本誌の取材に、「試合キャンセルの連絡が来たのは、1月18日の土曜日、相手が怪我と聞きました。怜は試合2週間前で減量、調整にも入っていて、かなり調子が良く、やる気になっていたので、がっかりはしたと思います」としながらも、「ただ、常に『UFCで戦うということは何が起こるか分からない』と怜には言っていました。最悪、試合当日の朝に相手が『やらない』ということも、(同門の)(平良)達郎の試合でもあったので。そういうこともあるなかで勝ち抜いてチャンピオンになる難しさがある。
怜は11月にも別の相手と試合が決まっていたのですが、急に無くなっていたので、今回の相手の欠場で、6月の試合から半年以上経ってしまう。フライ級のランキング戦がこれから何試合か組まれているので、もしそこで欠場があればやりたいという思いでいます。なので、彼はいつでも出られるようにしていて、いまも減量は完全には止めてない状態です。かなりキツいですが、これもUFCなので」と、11月に続く2試合連続のキャンセルであること、さらにフライ級ランカーのバックアップファイターに入るべく、いまも調整を続けていることを明かした。
対戦相手の対策も必要なものの、陣営としては、2025年に3試合は行いたと言う。
「相手のスチュワート・ニコルの研究もして、地元・豪州でどんな怪我なのかも分からないと“どうして出られないの”と思ってしまいますが、これからもっと厳しい選択を迫られることもあるかもしれない。相手の体重超過のなかで試合をするか・しないかといったような、相手のミスでこちらが厳しい決断を迫られるようなことも結構ある。
今回は不運ですが仕方ないことでもありますので、次の試合を待ちます。いい方向に向かうことを願うしかないです。怜としては、年間3試合以上はやりたいので、はやくいい相手と対戦できることを願っています」と、早期に次戦が組まれることを望んだ。
徐々に層の厚さを増しているUFCフライ級は、今週末の『UFC311』を皮切りにランカーの試合がスタートする。注目カードを下記に紹介したい。