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2025年3月1日(日本時間2日)、米国ラスベガスのUFC APEXで開催の『UFC Fight Night: Royval vs. Kape』にて、UFC4連勝中のフライ級8位 アスー・アルマバイエフ(カザフスタン)と、9位の“アストロボーイ”スティーブ・エルセグ(豪州)の試合が決定した。
同大会では、大会名通りフライ級1位のブランドン・ロイバル(米国)と、6位のマネル・ケイプ(アンゴラ)が5Rで対戦する。また、同じフライ級でケイプと同じくRIZIN出身のラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)が、UFC4連勝中のチャールズ・ジョンソン(米国)と対戦するフライ級好カードも決定している。
▼フライ級 5分3R
アスー・アルマバイエフ(カザフスタン)21勝2敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝中
スティーブ・エルセグ(豪州)12勝3敗(UFC3勝2敗)
中央アジア・カザフスタンのアルマバイエフは、2023年8月のオーデ・オズボーン戦でUFCデビュー。リアネイキドチョークで一本勝ちすると3連勝でランキング入り。強い組みが武器で、C.J.ベルガラ、ホゼ・ジョンソン、マテウス・ニコラウをテイクダウンで倒し続け、いずれも判定勝ち。オクタゴンで4連勝中の30歳だ。
対するエルセグは、元UFCフライ級コンテンダー。豪州Eternal王者からUFC入りし、ダビッド・ドヴォジャーク、アレッサンドロ・コスタに判定勝ち後、マット・シュネルをTKOに下すなど3連勝で、2024年5月にUFC世界王者アレッシャンドリ・パントージャに挑戦も判定負け。8月にカイ・カラフランスに1R TKO負けで連敗した。レスリングがバックボーンながら、ムエタイ、柔術も黒帯で首系のサブミッションを得意とする。29歳。
ともにオーソドックス構え。王者パントージャを苦しめたヒジ、ヒザと長い打撃のエルセグに対し、強いテイクダウンを武器とするアルマバイエフは、スクランブルも得意とするエルセグをも寝かせるか。ニコラウをダウンさせた右アッパーなど、スタンドでも体幹の強さを持つアルマバイエフと、エルセグの真のMMA力が見えるランキング戦だ。