完敗を認め、総合力を上げていきたいとするYA-MAN(C)RIZIN FF
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』にて、第8試合のRIZINフェザー級(66kg)5分3Rでカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に判定3-0で敗れたYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が自身のYouTubeチャンネルを更新。激闘を振り返った。
「一昨年も平本に負けて去年はダウトベックに負けて、次は勝つしかないね。格闘技だから勝たないと意味ないからね。もっと練習して来年はもっと上を目指しますわ」と、感動を与える試合だったと言われても勝たないとダメ、とYA-MAN。
試合については「1R目で向かい合った時にそんな圧力を感じなくて。これ行けるわ、みたいに思ってちょっと何発かもらってみようと思ったの。最初で1発もらってみたら意外とそんなガツンとこないな、みたいに思ったから『あ、いいや。もうこれどんどん前に出ていこう』みたいな。
最初の作戦でもダウトベックって、ステップインで入ってくるから。ステップインで入ってくる選手って後ろに下がってる選手に対してはめちゃめちゃ距離を合わせやすいけれど、前に出てくる選手に対してステップインすると距離がおかしくなって自分のパンチが自分の当てたいところで当たらなくなるのは事前に分かっていたから。俺はもう前に出るっていう作戦だったんだけどハマったよね。
頭を振って前に出るっていう作戦で行って、それがハマったなと思ったら、1R目の後半ぐらいからダウトベックが倒しに来なくなった。その前までお互いのパンチが当たる距離で攻撃を出してきたんだけど、後半ぐらいから浅いパンチに変えてきたの。ジャブみたいな踏み込まないスレートを混ぜてきて、カウンターを合わせても体重が乗っかってきてないから倒れなかった。そのダウトベックのパンチに対して俺がカウンターを合わせても、相手が思いっきり踏み込んできてなかったから倒せなかったよね。
あれが多分倒しに来てるパンチに対して俺のパンチが当たってたら倒れたと思うけど、やっぱりそこはこれ以上踏み込まない方がいいみたいな嗅覚が働いて、多分踏み込んでこなかったのかなとは思ったよ。それも含めて相手の方が一枚上手だったし、総合格闘技で負けたよね」と、ダウトベックがラウンドの途中で戦い方を柔軟に変えてきたのが敗因だと分析。
テイクダウンに関しては「ぶっちゃけ、組みに来たら負けないと思ってたの。タックルとかも切れると思ってたし、寝かされてもすぐ立てると思っていた。でも意外とそこの技術も上手かったよね。極めには来てなかったけど凄くキープが上手くて、ガードからなかなか抜け出せなかったよね。俺も別にガードからなんか技があるわけじゃないから、そこで結構膠着しちゃったみたいなのはある。そこも含めて完敗でしたね」と、想定以上のグラップリング力があったとする。
「今回の試合で課題も見えたし、俺に足りないのは総合力。まだまだだなって感じですね。単純に俺の方が弱かった」と言い、「でもなんか、自分の成長は実感できてるから今年本当に楽しみにしてて」と、総合力をさらに高めていきたいとした。
今年は5月4日に決まった『THE MATCH 2』にも出たいとし、「久しぶりにグローブのキックボクシングもやりたい」と言う。
「基本は総合をメインでやっていくけれど、今回の試合で『YA-MANはMMAに転向して良かったね』みたいな感じで結構言われてて。それもまたムカつくし、朝久選手がオープンフィンガーは2流とか言ってたじゃん。そこも見返したいから普通のグローブでも強いんだぞっていうのを見せつけたいと思って。どんな局面でも俺は本物なんだぞっていうのを格ヲタに見せつけたいので楽しみにしてください」と話した。
また、試合後に明かしたわき腹の骨折に関しては「今回の試合は普通に怪我とか関係なく負けてたなと。別に試合中とかは全く痛たくなかったし、そこは全く言い訳にならない」としたうえで、「コンディションも含めて実力だと思うから、今年はそこも含めてやっていくことが課題」だとした。
そして「今年のYA-MANを本当に楽しみにしてください。もっともっと強くなるので。自分自身もっともっと強くなれるノビシロを感じてるんでまだまだ強くなれます。2025年のYA-MANを皆さん期待しててください」と締めくくった。