三浦孝太「自分が出られる理由を親以外で何か作りたいと思って活動していたけど──」(試合後会見)
「あの、ちょっと何も覚えてないので分からないです。少し前に記者会見をやったのは覚えてるんですけど、会場に来たことも覚えてなくて……(周囲から状況を聞いた?)ちょっとそれも覚えてなくて。今何をしているのかも覚えていないです。なんか夢みたいな感じで……あの会場オープニングセレモニーとかがあったのは薄っすらなんか徐々に思い出してはきてるんですけど。どこまでが現実だったかモヤモヤ、ボーッとする感じで。
そもそもデビューできたのは親のおかげだったりとかみんなの期待で出て来れて。最初はデビュー戦といい結果を出せていたけど、やっぱり格闘技を真剣にやっている人とやると、今は力の差を見せられてしまっている部分もあるし……。今回決まったときも、僕から指名するような形で向こうもカーッとなっていたと思うんですけど、今回、この舞台に立つのも相応しくないんじゃないかなということも思っていて。
ただ、周りが『せっかく話が来ているから』と背中を押してくれてこの舞台に立てたと自分は思っているんですけど、ちょっとデビューしてから知名度がどんどん先行してしまって、自分自身、どこに向かっていくべきなのか、どういう風に子供の時から格闘技をやってきた人たちと自信を持って対峙したらいいのかをこの1年考えて。自分が出られる理由を親以外で何か作りたいと思って活動していたんですけど、こういう結果に終わっちゃうと、自分としても呼んでもらえて嬉しんですけど、ちょっともう……結果を出している人もいると思うんで、自分は自分にしか出せない色というのを見せるべき場所で見せていく方がいいのかなと思ってしまいます。こういう結果が出てしまうと」