骨折した左手のギプスが痛々しいが、元気に挨拶した那須川
2019年9月29日(日)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 134』のリング上に、「RISE WORLD SERIES」で優勝した那須川天心(TARGET/Cygames)と白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が登場した。
白鳥は「誰も予想していなかったでしょう、僕が優勝するなんて。半年間のトーナメントで成長させてもらって強豪と戦わせてもらえたことは次の人生にプラスになりました。RISEを引っ張っていく立場になったんですが、王者になってちょっと休もうと思ったんですよ。キツいトーナメントだったので。
でも知っている人も多いと思いますが、RIZINで大雅選手と試合をします。話を聞いた時に面白いかなと思って。肩書きとしても面白いんじゃないかなと思いました。元K-1王者の大雅選手とRISE世界王者になった僕で盛り上げたいと思いました。これから僕がRISEを引っ張っていきます」と、10月12日(土)エディオンアリーナ大阪にて開催される『RIZIN.19』で決定した大雅(TRY HARD GYM)との試合について意気込んだ。
続いて那須川は「2人揃って優勝することが出来ました。皆さんの応援のおかげです。前回の試合前から、拳を痛めてしまって、左手が折れていたんですが、拳の経過次第ですがすぐに復帰したいです。僕は次、大晦日になると思うので、その試合を盛り上げたいと思います」と、優勝報告と大晦日での復帰を宣言。
そして「58kgのWORLD SERIESで優勝して、僕の今年の試合は大晦日が最後になると思いますが、来年もその先もずっとビックリするようなことをたくさん起こしたいと思います。格闘技をどんどん盛り上げて行くので、付いてきてください」と、サプライズを仕掛けていきたいと話した。
大会後、伊藤隆RISE代表は総括にて「前回の記者会見で那須川天心vs武尊の賞味期限は半年から1年と言ったのは、那須川選手はいま世界各国のプロモーションと交渉しているので、それがあと半年後くらいから動き出す。そうなるともうやる機会や時間がなくなるからです」と、今後は世界の舞台で活動していく計画を明らかにした。那須川天心が世界各国で戦っていくワールドツアーが実現するかもしれない。
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