MMAからは離れるが「柔術やグラップリングで世界を目指す」とイゴール
2024年12月28日(土)、RIZINよりイゴール・タナベ(セラヴィー)に関する発表があった。
リリースによれば「RIZINで活躍するイゴール・タナベ選手ですが、本年大晦日の出場に向けて準備を進めておりました。出場にあたりメディカル書類の提出のため、12月はじめに病院にてMRIを撮ったところ『もやもや病』との診断を受けました。
この疾病は、脳出血や脳梗塞を起こしやすい状態であるため、MMAや頭部に打撃のある競技、また減量に伴う過度の脱水は非常に危険であるという診断を受けたため、しばらくは競技の一線から退くこととなりました。現時点で復帰時期などの目処は立っておりませんが、進捗状況がありましたら都度ご案内をさせていただきます」と、打撃と負担のかかる減量は出来ないとの診断がくだされたという。
当初、イゴールは11月17日にポートメッセなごや第1展示館で開催された『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』にてRIZINライトヘビー級(-93kg)でマルコス・ヨシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)と対戦することが決まっていたが、ソウザの腰部打撲傷 右肋骨骨折により試合中止。その振替として大晦日出場となっていたようだ。
イゴールは「応援してくださる皆さんへ。年末にこのような報告をすることをお詫び申し上げます。しばらく、RIZINのリングで戦えないことを非常に残念に思っています。今年は迷惑をかけることが多く、リングで全てを取り返したかったのですが、叶わず悔しい気持ちでいっぱいです。
もやもや病は完治がないと言われていますが、私はこれまでも不可能を可能にしてきました。必ず復活し、また皆さんの前で戦います。それまでは、柔術やグラップリングで世界を目指しますので、これからも応援をよろしくお願いいたします」とのコメントを寄せている。