2025年1月26日(日)東京・後楽園ホール『Krush.170』の記者会見が、12月23日(月)都内にて行われた。
今大会にて第2代Krush女子アトム級王者の高梨knuckle美穂(K-1ジム五反田チームキングス)が約2年半ぶりに復帰、同じく約2年ぶりの出場となるMOE(若獅子会館)と対戦する。
高梨は「前回負けてから2年半の間、日常も練習も全て懸けて自分を見つめてやってきたので試合が楽しみです」と復帰の挨拶。この期間は「自分自身、中途半端にやりたくなかったので、前回の負けた原因をちゃんと理解してそれから臨みたかった。長い時間が空いてしまいましたが、今は完璧に仕上げています」と、なんと2022年6月に初の国際戦でエリヴァン・バルト戦で初黒星を喫して以来、徹底的に敗因を克服していたのだという。
復帰の時期を決めたのは「私もちょっとまだかなって悩んでいて。練習していく中でいい感じに感覚が掴めてきて、そろそろいいんじゃないかなとトレーナーさんと話し合って決めました」とのことで、試合に出ていない期間も休んでいたわけではなく「毎日練習をやっていました」とする。
MOEとは2018年12月に対戦し、高梨が2戦目、MOEがデビュー戦で高梨が判定勝ちしている。その間のMOEの成長をどう見たかと聞かれると「2年半の間、自分に集中していたので見てないんですよね。だから分からないです」との答え。
では、ジムを移籍して自分が一番変わった部分はとの質問には「一番変わったのはデビュー戦で見えていた景色が練習の中で見えるようになって、自分に集中して練習が出来ているところです。デビュー戦の時にガンガン行けていた自分がいて、その景色が2戦目で消えてしまったので。それが今戻ってきて、デビュー戦のような感覚です」と、感覚的な部分が変わったとする。
持ち前のパンチ力に関してパワーアップは「あります。パンチだけじゃなく蹴りもそうですし、全体的にパワーアップしています」と自信のコメント。MOE戦は「もちろんぶっ飛ばします」と意気込む。
自分がいない間のミニマム級戦線については「その辺はチェックしていたんですけれど、全然動きがなかったのでどうなのかなって思っていました」と言い、「ここから私は世界に行きたいのでガンガン試合して行って、復帰戦なのでこれからどんどん行きたいと思います」と自分が再びミニマム級を引っ張って世界へ挑みたいとした。
また、高梨と戦いたいとずっと発言しているKNOCK OUTの女子エース・ぱんちゃん璃奈(フリー)について聞かれると「復帰戦でスタートラインに立っているので、1月が終わってその後いつでも私は大丈夫です」と受けて立つと断言。
最後に「2年半前に初めて負けて、その負けのおかげで今があるので。気付けなかったことに気付けて、人としても成長できた2年だったので、1月は思い切り暴れたいと思います。楽しみにしておいてください」とメッセージを送った。〇MOEのコメント「今回は16歳の時krushデビュー戦で戦わせていただいた高梨選手と6年ぶりの再戦でお互い約2年ぶりの復帰戦として戦わせていただきます! 当時は高校1年生だったのにもう22歳で時の流れを感じました(笑)。16歳の時の自分とは違うのでしっかり勝っていい1年の始まりにします。2025年になる新年一発目のkrush。全力で戦ってkrushらしい面白い試合試合をお見せします!」