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【DEEP】須田萌里が上瀬あかりとの20歳対決を腕十字で制す、鹿志村がRYUKIをチョーク葬、三村が劉獅に1R TKO勝ち、飴山が松場から2度ダウン奪いパウンドTKO勝ち=DEEP OSAKA IMPACT 2024 4th ROUND

2024/12/22 12:12
 2024年12月22日(日)12時半から大阪・梅田ステラホールにて『DEEP OSAKA IMPACT 2024 4th ROUND』が開催された。試合は夜大会の『DEEP OSAKA IMPACT 2024 5th ROUND』ともに、ツイキャスPPV、DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップにて生配信。(※後ほど写真・コメント追記あり) ▼DEEPJEWELSアトム級 5分3R〇須田萌里(SCORPION GYM)47.40kg[2R 2分07秒 腕十字]×上瀬あかり(毛利道場)47.80kg  須田は、悪夢のグローブ掴みがあった1月の『BLACK COMBAT 10』でのパク・シユン戦の判定負けから9月に8カ月ぶりに復帰し、韓国イ・イェジに1R 腕十字で一本勝ち。  上瀬は、2023年12月から3連勝中。修斗で檜山美樹子にリアネイキドチョークで一本勝ちすると、2024年3月のDEEPで古林礼名に、9月にサラにいずれも腕十字で一本勝ちしている。  両者は2019年12月の『DEEP JEWELS』オープニングファイトでグラップリングルールで対戦。須田が判定勝ちを収めている。5年を経て、MMAで戦う20歳の両者の試合に注目だ。  計量後、須田は「前回に引き続き、大阪で試合をさせてもらいます。上瀬選手とは5年前に試合をしているんですけど、お互いに成長しているのでもっと前回よりも面白い試合をしたいと思います。よろしくお願いします」と意気込み。  上瀬は「5年ぶりの再戦を、全く同じ日の大阪で、しかもメインイベントで出来ることを嬉しく思います。須田選手は同い年でキャリアもだいぶ多いですけど、明日は私が勝ちに行きます。応援よろしくお願いします」と必勝宣言した。  1R、ジャブから前に出る須田に上瀬は左ハイ。右前蹴り。その蹴り足を掴んだ須田がテイクダウンし、そのままサイドに。  右脇差し押さえ込み狙う須田にいったん足を戻した上瀬だが、かつぎパスで上四方の須田は、サイドから右の脇差し、腕十字狙いも、抜けた上瀬に、再び須田は腕十字も潰して一気にヒジを抜く上瀬。  スタンド、左右の蹴りの上瀬に右ミドルの須田。その蹴り足を掴んでテイクダウンの上瀬に下から腕十字狙いの須田に、ヒジ抜く上瀬。下の須田は外ヒール、内ヒール狙いから外掛けでトーホールドへ。ヒザを曲げる上瀬に外ヒール狙いから立ち上がりゴング。  2R、ワンツーの須田。上瀬の左ミドルを掴みテイクダウン。ガードの中に入りパウンド。両足首をかつぎパスで上四方に。  下から両足で頭を挟む上瀬に、その頭を殴る須田は下から腕十字! 潰しながらパウンドの上瀬はまたいで防ぐが、仰向けにさせた須田がヒジを伸ばしてタップを奪った。  一本勝ちの須田は、「タイトルマッチ後、上手くいかなくて、2024年最後勝てて良かったです。ベルトが欲しいのでタイトルマッチ、よろしくお願いします」と王座挑戦をアピールした。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分3R〇鹿志村仁之介(Battle-Box)61.45kg[1R 1分25秒 リアネイキドチョーク]×RYUKI(フリー)61.30kg  グラップラー鹿志村はMMA7勝4敗。2023年11月に橋本優大に腕十字で一本勝ち後、2024年9月の力也戦で1R リアネイキドチョークで一本勝ちで2連勝中。  対するRYUKIは、RISEで中村寛に判定勝ちするなど、立ち技で活躍し、2020年10月のプロMMAデビュー戦で河村康博に一本負けも、2021年7月に雅駿介にTKO勝ち。  2021年12月にCOROに一本負けするも、2022年3月のRIZINで山本歩夢をサッカーキックでTKO。2022年12月のDEEPでも平松翔を左ストレートで1R TKOに下した。またキックでは、2023年7月の『Rise World Series 2023 1st Round』でモロッコのイリアス・バニスを判定3-0で下している。  計量後、鹿志村は「明日は今年最後の試合、いい気持ちで終われるように勝って締めたいと思います」とコメント。RYUKIは「明日は久しぶりの大阪大会での試合なんでしっかり倒して決めたいと思います」とKO宣言した。  1R、ともにサウスポー構え。鹿志村は右手を伸ばして首を掴み、足払いテイクダウン! 立つRYUKIをボデイロックテイクダウンからサイド、マウントでボディトライアングル=4の字に組むと、左腕でリアネイキドチョーク! RYUKIの身体も伸ばすと、横回転するRYUKIを逃さず、タップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R〇三村 亘(パンクラス大阪稲垣組)65.90kg[1R 1分21秒 TKO] ※左右フック→パウンド×劉獅(高塩竜司/KIBAマーシャルアーツクラブ)65.85kg  三村は2023年11月に古根川充に1R TKO勝ちすると、2024年9月の鬼山斑猫との試合でスプリット判定勝ちで2連勝中。  劉獅は、2023年12月のMCCS Fight Night 2023でJ太郎に1R TKO勝ちで連敗を3で止めるも、2024年8月の雨中のDEEPお台場で安井飛馬に判定負け。再起戦となる。  計量後、三村は「明日はフェザー級に上げて3戦目になるので、しっかり勝ってトップ戦線に食い込んでいこうと思います。応援よろしくお願いします」と、勝利してフェザー級王座戦線に名乗りを挙げたいとした。  対する劉獅は、「地元の大阪の三村選手との試合なので、すごいアウェイの試合ですが、そのアウェイを楽しみつつ完全勝利したいと思います。応援よろしくお願いします」と完勝を予告した。  1R、ともにオーソドックス構え。右カーフを当てる三村に、劉獅は押し戻すが、三村は再び右カーフ。劉獅の左ミドルを外して、ジャブ。  右ミドルの三村の打ち終わりに左右連打から左を当ててヒザを着かせると、劉獅の組みにもクリンチボクシング、さらにガードを越えて右フックを当てて劉獅を後退させると右から左でダウンを奪い、パウンド! レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R×松場貴志(パラエストラ加古川)57.15kg[1R TKO] ※右フック→パウンド〇飴山聖也(ENCOUNTER)56.95kg  松場は2024年2月の『GRACHAN67』で御代川敏志の投げに3R 左腕脱臼で負傷TKO負け。2024年10月の『POUNDSTORM』では山内渉に判定負けと2連敗中。飴山は、井上暉也、前田太輝、藤田健吾を相手に3連続1Rフィニュシュ中。  計量に遅れた飴山に対し、先に1人で計量を行った松場は、「(計量に)いないということで僕はめちゃくちゃ腹が立っています。自分はリスペクトもあったのに一言、説教させてください。『凍えそうな夜に、季節に、君はなんで愛をどーこー言うの? そんなんどうだっていいから冬のせいにして、暖めあおう』以上です」と、会場を冷たくした。  最後に計量した飴山は、「明日は僕の格闘技人生を大きく左右する試合になると思うんで、めちゃくちゃ練習してきたんで、極上の松場(葉)崩しで倒します」と、四十八手のひとつで倒すとした。  1R、サウスポー構えの松場はステップを踏みながら角度をつけた左右で前に。さらに組みに行くが、飴山はその入り際に右で松場に両手を着かせると、右を強振。それはダックして潜った松場のダブルレッグを切って、右を当てて、左右ラッシュ! 右を当てると松場は後方にダウン。パウンドで飛び込むと、レフェリーが間に入った。飴山も鼻血を流しながら勝利の咆哮。ダメージが心配された松場は担架で運ばれた。 [nextpage] ▼DEEPメガトン級 5分2R〇竹内龍吾(KING GYM KOBE)97.45kg[1R 0分06秒 TKO] ※右フック→パウンド×ブラックタイガー(KING CONNECTION)105.00kg  1R、ゴングと同時に中央に出た竹内はグローブタッチはなく、右で前に。ブラックタイガーの左ミドル、右の打ち返しにカウンターの右でダウンを奪い、パウンド。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R×三井俊希(reversal gym Osaka Anne)66.15kg[2R 1分20秒 KO] ※右ストレート〇大搗汰晟 (POLARGYMOSAKA)66.05kg  1R、サウスポー構えの大搗に、中央取るオーソの三井は圧力かけて右ストレート。大搗は右ジャブ。2R、右で圧力かける三井は右インローも。左右で押し戻す大搗は打ち合いに持ち込み、右を被弾しながらも左右連打で右を当てて、劣勢から逆転KO勝ち。 [nextpage] ▼DEEPウェルター級 5分2R〇虎鉄(パラエストラ東大阪)76.65kg[1R 3分19秒 TKO] ※パウンド×ホドリゴナカヤ(HERVEST)76.85kg [nextpage] ▼DEEPJEWELSフライ級 5分2R─樹季(フリー)58.85kg ※1.5kgオーバーのため減点3からスタート[ノーコンテスト 1R 腕十字]─成本優良(POLARGYMOSAKA)56.05kg※樹季の体重超過によりノーコンテスト
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