常陸(左)と安本が共に中国人選手を迎え撃つ
2025年1月25日(土)東京・後楽園ホール『RISE 185』の対戦カード第一弾が発表された。
RISEフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)が、SuperFight!の-58.0kg契約3分3R延長1Rでワン・シャンチン(中国/仏山温拿拳館)と対戦する。
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を次々と獲得。2022年7月からはRISEに参戦し、2024年10月に門口佳佑を判定で破り第6代RISEフェザー級王座に就いた。『ONE Friday Fights』では1勝1敗。戦績は32勝(15KO)4敗2分1無効試合。
シャンチンは『RWS』に出場してKO勝利を収めている、中国期待の新星だという。安本は「王者になってから初戦の試合が決まりました。相手は中国人選手です。王者らしい試合をして倒すので応援よろしくお願いします」とコメント。
また、2025年に開催が予定される「RISE WORLD SERIES ‐61.5kgトーナメント」のセレクションマッチとして、RISEスーパーフェザー級2位・常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)と、39戦無敗の触れ込みで9月の横浜大会に参戦し、中村寛を苦しめるも判定負けを喫し初黒星を喫したエン・ペンジェー(中国)の対戦が決定した。
常陸はテコンドーをバックボーンに持ち、2016・2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者の実績を持つ。2019年7月に清水将海にKO勝ちしたのを皮切りに8連勝を飾り、2023年1月にはRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーに挑戦したが、延長Rで敗れタイトル奪取ならず。8月には大雅に延長戦で敗れた。12月に勝次をKOして再起するも2024年3月にK-1との対抗戦で江川優生に延長Rで惜敗。9月にはアリシェル・カルメノフから勝利をもぎ取った。YA-MANと同門の強打の持ち主。戦績は11勝(8KO)5敗1分。「2025年RISEの開幕戦ということで。3月から61.5kgで世界トーナメントが始まるので、そこへ向けて絶対に落とせないのでしっかり勝って、会場大爆発するので応援に来てください」とコメントしている。
ミドル級(-70kg)3分3R延長1Rでは、同級1位サモ・ペティ(スロベニア/Nak muay team/FFC-70kg王者)vs.同級3位、・憂也(魁塾/第2代DEEP☆KICK-65kg王者)が決定。
憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには3度出場して、全てKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川創からダウンを奪って番狂わせを起こした。2022年12月にはT-98をKOして5連勝。タイトル挑戦間近と見られていたが、2023年3月にモトヤスックに延長戦で敗れた。その後は6連勝で2024年3月の蛇鬼将矢戦、6月のシンパヤック戦と連続KO勝ち。10月に宮城寛克から判定勝ち。戦績は35勝(17KO)14敗3分。
ペティは2014年から2015年にかけ、日本で日菜太、城戸康裕、廣野祐といった当時の日本人トップ選手に全勝した“スロベニアの処刑人”。2022年8月のRISE大阪大会に約7年ぶりの来日を果たし、海人と対戦するとパワフルな左右フックで海人を苦しめた。試合は延長戦の末に海人が勝利したが、両者納得いかず2023年6月にSBで再戦。5Rを戦い抜いたが判定負け。2024年10月のRISE参戦ではモトヤスックに延長戦で勝利した。FFC-70kg級&77kg級王者。
1位と2位の対戦ということで、現王者・海人への挑戦者決定戦と見ることも出来る一戦だ。
▼バンタム級(‐55kg)3分3R延長1R
京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級6位)
伊東龍也(HAYATO GYM/同級9位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
京谷は強打と当て感の良さで連戦連勝。2010年に『DEEP☆KICK』で皇治と対戦し、当時無敗だった皇治に初黒星を付けた。2012年6月には『Krush』で武尊と対戦し、当時5戦5勝の武尊からダウンを奪った末にドクターストップでTKO勝利。2016年10月には『HOOST CUP』にて玖村修平からも勝利を収めるなど実力者ぶりを発揮した“伝説の壊し屋”。その後、怪我のため試合から離れたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。前戦は2024年11月、崩しで倒されたところで足がつり、長谷川海にTKO負けとなり翔戦績を19勝(10KO)11敗2分とした。
伊東は空手出身で2021年8月に『Stand up』でプロデビュー。Stand up King of Rookie 2022 -55kg級で優勝。2022年5月よりRISEに出場し、2024年3月の7戦目で松下武蔵に延長戦の末に初黒星を喫したが、7月に福井萌矢を破り再起した。10月にはOFGマッチで塚本望夢に判定負け。戦績は7勝(3KO)2敗のホープ。
▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
平野凌我(MTS/同級5位)
大森隆之介(EX ARES/バンタム級4位)
平野はジュニアキック出身で、中学生の時には那須川天心とも対戦。2019年にプロデビューし、同年に行われたABEMAの「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で決勝まで進出するも門口佳佑に敗れた。その後はRISEを主戦場にし、2022年3月にはRISEフェザー級王座決定戦を梅井泰成と争うも王座獲得ならず。2024年3月、國枝悠太をKOで破りMA日本フェザー級王座を獲得した。8月にはSBのリングに乗り込んだが魁斗にKO負けを喫している。戦績は14勝(6KO)7敗1分。
大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は田渕神太、良星、京谷祐希ら格上を次々と撃破したが、2022年12月に加藤有吾に判定で敗れ連勝がストップ。しかし2024年3月、13戦全勝の山田虎矢太をバックハンドブローでKOする大番狂わせを起こした。8月にはバンタム級王者・大﨑孔稀に挑戦したが判定で敗れ王座戴冠ならず。今回はフェザー級での試合となる。戦績は8勝(6KO)3敗。
▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
宮崎就斗(TARGET/同級10位、第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者)
拳剛(誠剛館/同級12位、第5代DEEP☆KICK-55kg王者)
宮崎は2011年11月デビューのベテランで、「第5代RISEバンタム級王座決定トーナメント」に出場するなど早くから活躍。鈴木真彦、内藤大樹、原口健飛らとも拳を交えた。前戦は2024年4月に。第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者。戦績は26勝(9KO)21敗2分。
拳剛は2022年1月に鈴木真彦が保持していたバンタム級王座に挑戦して敗れ、2023年2月からフェザー級に転向。前戦は2024年8月にオート―に延長戦で惜敗した。177cmの長身で、長い手足から繰り出す打撃で21勝(4KO)14敗2分の戦績。
▼スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
堀佑太郎(IDEAL GYM/2024年Amateur RISE Nova全日本トーナメント-65kg級優勝)
内田聖那(新宿レフティージム)
▼ライト級(-63kg)3分3R
杉田優牙(D-BLAZE/2023年Amateur RISE Nova全日本トーナメント-55kg級優勝)
雅志(RIKIX)
▼ミニフライ級(-49kg)3分3R
夢空(Croire)
きたりこ(FASCINATE FIGHT TEAM/フライ級5位、初代X-FIGHT QUEENSフライ級王者)