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【ONE】フライ級の新王者はアドリアーノ・モライシュ! 地元キンガドが和田を降す。秋元は3度ダウン奪い勝利。鈴木はKOで連勝! ロッタン貫録の勝利。小笠原はマムーディに判定負け=1.25「ONE:HERO'S ASCENT」

2019/01/25 11:01
1月25日(金)フィリピンマニラのモール・オブ・アジア・アリーナで「ONE:HERO'S ASCENT」が開催された。 メインではONE世界フライ級選手権試合が行われ、地元の王者ジェヘ・ユースタキオにブラジルのアドリアーノ・モライシュが挑戦。4Rにヒザ十字&股裂きでユースタキオに決定的なダメージを与えたモライシュが5R判定の末、2018年6月にスプリット判定で敗れていたユースタキオにリベンジ。フライ級王座に返り咲いた。デメトリアス・ジョンソンが待つフライ級GPに向け新王者は「楽しみにしている」と語った。 セミではライト級ワールドGP準々決勝が行われ、2016年4月以来の復帰戦となるローウェン・タイナネスが、ホノリオ・バナリオに1Rで圧勝。3月日本大会で戦うエディ・アルバレスvsティモフィ・ナシューヒンの勝者を準決勝で待つことになった。 また、今大会には日本人4選手が出場。MMAでは元DEEP王者の和田竜光がフライ級でダニー・キンガドに判定負け。ONE SUPER SERIESではオープンフィンガーグローブのキック戦で、元フルコンタクト空手王者の秋元皓貴が豪州のジョシュ・トナーから3度のダウンを奪い判定勝ち。約6年ぶりの復帰戦を勝利で飾った。 また、ムエタイ戦では、元SB世界スーパーライト級の鈴木博昭が11月のマニラ大会に続き、マレーシアのモハマド・ビン・マフムードを3R TKOに降し、ONE2勝目をあげた。フライ級でエリアス・マムーディと対戦した小笠原裕典は判定負け。ONE2連敗となっている。 ▼ONE世界フライ級(※61.2kg)選手権試合 5分5R×ジェヘ・ユースタキオ(王者/フィリピン)[判定0-3]○アドリアーノ・モライシュ(挑戦者/ブラジル)※モライシュが新王者に。 2018年6月の再戦。前戦はチーム・ラカイのエスタキオがスプリット判定で勝利している。 1R、共にオーソから。右ローから入るモライシュ。5R戦、距離取り見るユースタキオ。上下のフェイントをまじえながら詰めるモライシュに右のフェイントで下がらせるユースタキオ。左インロのユースタキオは右フックも。さらにモライシュの入りに右を合わせる。序盤はカウンターを狙うユースタキオ。モライシュも左前蹴りでけん制。ユースタキオの左ボディストレートは浅いが場内は沸く。回るユースタキオに追うモライシュ。 2R、右を振り、ダブルレッグテイクダウンはモライシュ。ユースタキオの立ち際にモライシュはバックマウント4の字ロックへ。スタンドで背負うユースタキオは前に落とすとモライシュは腕、そしてヒザ十字へ。ここは警戒しているユースタキオが落とすが、すぐにシングルレッグテイクダウンのモライシュはユースタキオのスクランブルに2度ギロチンを合わせる。すぐに足を越え頭抜くユースタキオは下からヒジ!しかしインサイドガードのモライシュはユースタキオの腕十字狙いをかついでパスしたところで2Rが終了。 3R、金網を背に金網を蹴ってスーパーマンパンチを狙うユースタキオ。金網背にするユースタキオに圧力かけるモライシュは右ミドルをヒット。ユースタキオも右ハイを返す。ブロックするモライシュの左に左カウンター狙いはユースタキオ。モライシュの左に鼻頭から出血するユースタキオ。ユースタキオの右ミドルをキャッチしたモライシュはシングルレッグを狙うが、片足立ちのユースタキオはバックを狙い、突き放す。ユースタキオの左打ち終わりに低いテイクダウンを狙うモライシュを切るユースタキオ。左右ローはユースタキオもかわすモライシュは左構えから左ハイ。かわすユースタキオに圧力をかけるが、ユースタキオも大きなアッパーの空振りに場内が沸く。両者スタミナを温存した3R。 4R、左ミドルをガード上から当てるモライシュ。待ちのユースタキオは前蹴り。モライシュは右ローも。互いにローを打ち、モライシュの左ミドルに右を狙う。しかし、ユースタキオの左ローの打ち終わりに組み付いたモライシュはすぐにバックへ! この立ち際にバック奪うと、前へ落とそうとするユースタキオにモライシュはバックからヒザ十字&また裂きへ! ヒザは伸びたが顔色を変えないユースタキオ! ヒザの極まり具合は!? ユースタキオはモライシュの右足のフックを外すと、正対際で立つが、スムーズには立てず! ヒザへのダメージが見受けられる。モライシュのニアフィニッシュの攻撃に。 5R、ヒザがしっかり立たないユースタキオだが、右をヒット! しかし、モライシュもダブルレッグテイクダウン! ここもヒザが揺れながらも立ち上がるユースタキオ。ユースタキオの左を潜り、ダブルレッグテイクダウンはモライシュ! クローズドのユースタキオにモライシュはヒジ。しかし、ユースタキオも下から休まずヒジを打ち、片手で首を抱える。浅いが場内は沸く。ユースタキオの蹴り上げから体が離れるモライシュだが、すぐにはユースタキオも立てず。ガードのユースタキオの中に入っていくモライシュは片足を抜き、ついに両足をパスしたところでゴング。ユースタキオはダメージを見せず立ち上がる。 判定はモライシュが3-0勝利! ベルトを掲げたモライシュにユースタキオもひざまずいて握手を求めた。モライシュは「あのサブミッションは奇跡だった。でも彼はタップしなかった」と讃え、最後はATTのメンバーに感謝し、「フライ級GPも楽しみだ」と、3度王座に返り咲いた新王者は語った。 ▼ONEライト級(※77.1kg)ワールドGP準々決勝 5分3R○ローウェン・タイナネス(米国)[1R 4分46秒 TKO]×ホノリオ・バナリオ(フィリピン) ライト級ワールドGP準々決勝。 1R、共にオーソ。詰めて右を差して追い込むタイナネス、突き放してヒジを振るバナリオ。しかし、バナリオの足が揃った瞬間にタイナネスはダブルレッグテイクダウン! ガードの中に入れるバナリオの腰の切る瞬間にタイナネスは片足をパスする。頭をアゴ下に着け、鉄槌! さらに右で脇を差し、両足でバナリオの右手をクルスフィックスに張り付けると、タイナネスは強烈なヒジ連打! ストップされてもおかしくないなか、バナリオは右で差して体を起こすが、それをきっちり潰したタイナネスはバックマウントへ。ここも強烈な左の連打でバナリオは防戦一方で動けず。レフェリーが間に入った。 2016年4月に9勝無敗のままマットから離れていたタイナネスだが、変わらぬ強さのまま10連勝を記録し、ワールドGP準々決勝を勝ち上がった。タイナネスは、日本で戦うエディ・アルバレスvsティモフィ・ナシューヒンの勝者と戦う。ライト級GPを愉しむ上で、見逃せないタイナネスの復活だった。 ▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3R○ダニー・キンガド(フィリピン)[判定3-0] ※3R和田の後頭部へのヒジにイエローカード×和田竜光(日本) 地元フィリピンのキンガドのコールに大歓声。 1R、ともにオーソ。最初の右ローでキンガドをこかす和田。さらに脛にもう1発! キンガドの足が流れる。キンガドも右ローを返す。さらに和田は右ローをヒット! キンガドも再び右ローを返す。そこに組み付く和田は脇を潜りテイクダウン! バックに回りかけ、亀のキンガドにヒザを入れるが、腕を巻き込みブリッジから上を取るキンガドに場内は大歓声。パウンドを入れながらバックコントロールし、両足をフックし、リアネイキドチョークを狙う。シートベルトから右腕で肩を抱くキンガド。和田は腰をずらし正対を狙うが、バックについていくキンガド。和田は前に落とす。和田の右ローはかわすキンガド。キンガドの左ローはかわす和田にローブロー。すぐに再開。右ストレートは和田。しかしキンガドも左の関節蹴りを見せる。 2R、先に右ローはキンガド。左の大きなフックは和田がかわす。和田は右から飛び込むがかわすキンガド。和田は右ローを蹴る。左ハイでけん制するキンガド。かわす和田にキンガドは右の横蹴り。さらに低いダブルレッグに入るが、切る和田。キンガドもすぐに立つ。ワンツー狙う和田。かわすキンガドは左の関節蹴りから後ろ廻し蹴り。かわす和田は得意の首相撲からヒザを狙うがそこにアッパー連打はキンガド!  和田もがぶり落とすとヒザ! スイッチからがぶりを解こうとするキンガドだが、クォーターネルソンで引き落とす和田はキンガドの起き上がりにバックへ! 4の字ロックをしっかり巻いて背後からパウンド。しかし、キンガドも背後の和田に拳を回す。バック奪っている和田は後ろからヒジ。シートベルトに組む。しかし、横に落としたキンガドが上になったところでキンガドに大歓声でゴング。 3R、入りが慎重な両者。キンガドの入りのフェイント。そして右の飛び込み! ブロックする和田だが場内は沸く。左ローはキンガド。先に手を出していく。詰める和田は右を打ち、キンガドの返しはかわす。しかしキンガドの右の飛び込みには下がる和田。ダッキングからダブルレッグ、すぐに右で差す和田だが、体を入れ替えるキンガドは右で差してダブルレッグへ。それを切る和田は右ヒジをじっくり見据えて耳際に連打するが、後頭部とみなされ和田に痛恨のイエロー。 再開。ステップを踏み出入りする和田。キンガドも深追いせず距離を保つ。和田のシングルレッグを股下でクラッチして後方に投げるキンガド。和田は離さず脇潜りバックへ。手を持つキンガドを切り、バックから足をかけるが乗りすぎた和田を落とすと、キンガドはバックへ。これもスクランブルからがぶりヒザを突く和田。時間少ないなかギロチンを狙いにいくが、頭抜いたキンガド。ゴングに両者、手を挙げる。 判定は3-0でキンガド。序盤でローを当てた和田はがぶりからのヒザに勝負をかけたが、スクランブル、ケージレスリングの進化を見せたキンガドも決定機は作らせず。後頭部へのヒジでイエローカードを受けた和田に対し、印象的な打撃を当てたキンガドが判定勝利した。 ▼ONE SUPER SERIESムエタイ フライ級 3分3R○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)[判定3-0]×ファディ・カレッド(チュニジア) 金網オープンフィンガーグローブのムエタイ戦。タイミュージックに踊りながら入場するロッタン。 1R、共にオーソ。ロッタンの圧力に前蹴りミドルはカレッド。ロッタンは右フックで金網詰め、左ハイでいきなりダウン奪う。カレッドの左右蹴りに首つかむロッタンはこかして左ミドルで前へ! ロッタンの前蹴りに尻餅つくカレッド。 2R、大きな右、左ミドルで前進するロッタン。カレッドの返しはスウェイでかわす。下がりながら蹴りで距離を取ろうとするカレッド。蹴り足を掴んで右! ロッタンは顔をずらすが左目を腫らす。サークリングを追うロッタンは組めばこかす。右ミドルで跳びこむロッタン。ロッタンの圧力に右ヒジを狙うが、蹴り足をもったロッタンはこかす。追うロッタン。 3R、休まず追うロッタン。だがサークルケージを右に回るカレッドにイエローカード。ロッタンの右に左目を押さえるカレッド。下がりながらのカレッドのバックフィストをかわすと詰めてカレッドの左に左をかぶせる。ロッタンの突進に回るカレッド。ヒジのかけ逃げにロッタンはこかしてフラストレーションを発散する。 ゴングにケージ上でアピールするロッタン。判定は3-0でロッタンが勝利した。 ▼ONEミドル級(※93kg)5分3Rライニア・デリダー(オランダ)ファン・ロン(中国) いきなり強力なローはロン。デリダーはダブルレッグでテイクダウンし、片足抜きパスガード。デリダーはアームロックを狙い、ロンの立ち際をがぶりダースチョークを二の腕でセットアップ。右に回して寝かせて極めた。 ▼ONE SUPER SERIESキックボクシング フライ級 3分3R○秋元皓貴(日本)[判定3-0]×ジョシュ・トナー(豪州) 19戦無敗、Evolve Fight Teamに所属し、6年ぶりの試合に臨む秋元皓貴が入場。セコンドはTRIBE TOKYO MMAの長南亮代表。金網前で正座して集中しケージイン。対するトナーはISKA世界フェザー級王座を獲得。2016年11月のK-1では小澤海斗にKO負けしている。2018年7月のONEではペッダムに2R KO負けも前戦10月にはジョセフ・ラシリに判定勝ちしている。 1R、金網オープンフィンガーグローブのヒジ無しキックボクシング戦。共にオーソ。ローから入るトナーが詰める。秋元も右ローを返すが、トナーは上下に散らす。しかし秋元の左ミドルでくの字になるトナー! さらに左ミドルにトナーはスタンディングダウン。秋元は左の蹴りを腹、外と打ち分け、右ロー。前に出てきたトナーにテンカオを狙う。 しかしこの試合はオープンフィンガーグローブ。秋元は左ミドルの打ち終わりにトナーの右をもらい尻餅をつきダウン! 立ち上がる秋元に右を当てるトナー。秋元は左ボディを突き返す。互いにダウンを奪い合った1Rが終了。 2R、左右のローをつきパンチに繋ぐトナー。秋元も右下段から左ジャブ。しかし、左の打ち終わりにトナーの右をもらう。右をかわし右を当てる秋元。強い左ミドルは秋元! 左右を蹴りステップで角度を変える。右ローはトナー。ジャブから左ロー。ハイも狙うがかわしたトナーは右を内側から打ち込む。左ミドルは秋元。トナーの左の蹴りにすぐに右の蹴りを蹴り返す。 3R、左ミドル、右ローは秋元。トナーも押し返し左右で詰めてヒザを突く。ジャブ連打から右突き、右中断蹴りは秋元! さらにラッシュから右ミドルにトナーがダウン! 立つトナーに右上段蹴りを当てると、右のパンチというより突きから金網に詰め右上段の蹴り! 2度目のダウン奪う秋元はこかしも交える。詰めるトナーをさばく秋元。判定へ。 1Rは互いにダウンの奪い合いとなったが、3Rに2度のダウンを追加した秋元が判定勝利。顔面ありの突きに近いオープンフィンガーグローブでの打撃と蹴りで秋元がONE初陣を飾り、戦績を20戦無敗とした。 ▼ONE SUPER SERIESムエタイ フェザー級 3分3R○バングプリーノイ・ペッチインディーアカデミー(タイ)[判定3-0]×ブラウン・ピーナス(オランダ) 1R、金網オープンフィンガーグローブのムエタイ。サウスポーのバングプリーノイの左ミドルとオーソのピーナスの左ハイが交錯。尻餅をつくのはバングプリーノイ。バングプリーノイは左インローも金的にもらうピーナス。さらに左ミドルを連打し、ブロックするピーナスの腕に当てる。2R、互いに蹴り返しのなか、左ミドルが多くなるバングプリーノイ。その蹴りを掴むピーナスに、片足のまま左を打ち込むバングプリーノイ。そして左インローも金的に。今度は中断。左の蹴りのフェイントで足を戻して左ミドルを当てるバングプリーノイ。さらにワンツーも距離遠く取るピーナスはパーリング。3R、ジャブ連打から詰めるピーナス。しかし間が開くと左ミドルはバングプリーノイ。さらに近づけば左ヒジを打ち込む。バングプリーノイの左ミドルをスウェイでかわすピーナス。出てこないバングプリーノイに左を刺すが、そこにカウンターの右を合わせてダウンを奪うバングプリーノイ! 立つピーナスが近づくと左ヒジを叩き込む。ピーナスは詰めて金網際で左右を伸ばすとバングプリーノイも避け辛そうだが、ゴング。判定は3-0で3Rにダウンも奪ったバングプリーノイが勝利。抜群の距離感でピーナスを完封した。 ▼ONE SUPER SERIESムエタイ フライ級 3分3R○エリアス・マムーディ(アルジェリア)[判定3-0]×小笠原裕典(日本) 1R、61.2kgでの対戦。オープンフィンガーグローブのムエタイ。ともにオーソから。身体に厚みのあるマムーディはいきなり左右の強い前蹴りから入る。さらに小笠原の右肩口にも落とし、首相撲からこかしも。右ロー当てる小笠原だが、マムーディはバックフィストから左右! 金網詰めて、ロープのたわみのないで、逃げ場のない金網でワンツーの右ストレート、さらに右ヒジ! かわしきれない小笠原は左眉から出血。さらに近距離に詰めてのヒジ、右ローはマムーディ。首相撲ヒザ! 前蹴りを顔面へ。小笠原も果敢に右で押し戻すもゴング。 2R、左前蹴りから入るマムーディ。さらに金網詰めるとワンツー! ダウンした小笠原。立つと、圧力かけ左縦ヒジ、右ヒジを振るマムーディ。首相撲も硬い。小笠原は左右で詰めるがこかすマムーディ。左ミドルで詰めるマムーディ。小笠原も右アッパーから入りを変える。しかしマムーディは右ハイ、さらに回転してから左でヒザ! 回転ヒジと動きを止めない。 3R、左ロー当てる小笠原。さらに左ストレート! しかし、マムーディも鋭いワンツー。マムーディの蹴りのフェイントに小笠原は反応する。遠い距離からヒザが届くマムーディ。さらに左ミドル、後ろ蹴り。しかし小笠原もその打ち終わりに果敢に前進! 近づけばヒジを振り、左フック、跳びヒザ! しかし、受け止めて跳びヒザ返すマムーディがこかし、小笠原が立ち、ゴング。 判定は3-0で21歳のマムーディが、26歳の小笠原裕典を近距離のムエタイで制した。 ▼ONEフェザー級(※70.3kg)5分3R○タン・カイ(中国)[2R 1分14秒 KO]×イ・ソンジョン(韓国) スンジョンが右ストレート効かせ、カイのテイクダウンに引き込み腕十字狙うが、タン・カイは金網背にオーソから左ハイ! スンジョンはグラつき後退すると前のめりに倒れた。 ▼ONE SUPER SERIESムエタイ バンタム級 3分3R○鈴木博昭(日本)[3R 2分53秒 TKO]×モハマド・ビン・マフムード(マレーシア) 1R、互いにオープンフィンガーグローブのムエタイ。左構えの鈴木にオーソのマフムード。鈴木の左ハイに場内が沸く。対するマフムードの右ハイはスウェイでかわす鈴木。さらに左ハイをガードの上から連続で当てるとマフムードは金網に下がり、こかしで対抗。鈴木の右ミドルをつかんで倒すマフムード。鈴木も圧力かけて金網詰め右フック! マフムードの動きが一瞬、止まる。 2R、蹴り足を掴んでヒジを狙うマフムード。鈴木も蹴り足を掴んで右を打ち込むが、マフムードは蹴り足つかんでスラムで鈴木を投げる。しかし鈴木は圧力を弱めず。左インローを効かせると、マフムードは前足を変えて後退。詰めて思い切り左右を振る鈴木は右アッパーも。詰めるとマフムードの首相撲に捕まるが、鈴木も被弾しない。 3R、先に右ローを打ち、その打ち返しを掴んでこかすマフムード。首相撲は突き放す鈴木だが、マフムードは胴に組み付き押し込み倒す。左インローを2発当てる鈴木。つかみには頭をアゴ下につけて対抗する。さらに左ハイをクリーンヒットさせ、そのまま左フック! マフムードは後退。蹴り足掴んで倒して応戦する。マフムードの右をブロックして連打打ち込む鈴木。またも金網詰めて左右外側から打ち、続けて右アッパー! さらに連打から左ストレート! 大成レフェリーが間に入った。オープンフィンガーグローブでの効かせ方も巧みな鈴木が11月大会に続きONE2連勝! ▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R○ヒマンシュ・コシィック(インド)[1R 3分33秒 TKO]×エギー・ロステン(インドネシア)
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