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【DEEP】青井が芦田をサッカーキックTKO、ソン・ジンス復活の一本勝ち、西川が宇佐美にスプリット判定勝ち、本田が反則打撃で失格、越智が緊急参戦の多湖に判定勝ち、神田が負傷判定勝ち、高橋が初回TKO勝ち、小崎が魚井に判定勝ち、安井が一本勝ち

2024/12/08 18:12
2024年12月8日(日)東京・ニューピアホールにて昼の部『SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2024 6th ROUND』と、夜の部『宗明建設 Presents DEEP 123 IMPACT』が開催された。  夜17時10分からオープニングファイトが行われる『DEEP 123』の当日券は完売。U-NEXTおよびDEEPメンバーシップ、サムライTVで放送・配信された。 『DEEP 123 IMPACT』速報 ▼第9試合 DEEPフェザー級 5分3R 〇青井 人(BLOWS)66.20kg[2R 2分26秒 TKO]×芦田崇宏(BRAVE)66.30kg  現DEEPフェザー級王者の青井人と、元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏が対戦。青井は2024年3月の前戦で神田コウヤにスプリット判定勝ちで新王者に。芦田は2024年7月のCombate Globalで初回一本負けからの再起戦。 青井「先輩のチャンピオンを相手にしっかりやってきたことを出すんで、楽しみに観といてください」 芦田「新旧王者対決。2024年DEEP(東京)の締めくくりのイベントのメインイベント、しっかり務めさせてもらうんで、青井選手、よろしくお願いします」  1R、オーソドックスの青井に芦田はサウスポー。ジャブで牽制する両者。芦田インロー。カーフキック。青井が飛び込んで右を一発打ち込む。さらに右フックから左フックで出る。芦田が左眉付近から出血しておりタイムストップ。ドクターチェックが入る。再開。両者ジャブで距離を測る。青井ワンツー。芦田の左ミドルをキャッチして軸足を蹴る青井。芦田は左ハイ。踏み込んできた青井に左フック。ローを蹴る芦田。青井が詰めてきた。ジャブ。右ミドル。1R終了。  2R、詰める青井。ジャブから右。お互いのパンチが交錯し、両者スリップしたがすぐに立ち上がる。右を打ち込んで出る青井。芦田ケージを背負ったが、サークリングで抜け出した。しかしまた詰める青井。芦田が左ハイを空振りしてスリップ。下になったところで青井がサッカーボールキック。芦田の顎にヒット!追い打ちのパウンドを打ち込む青井。起き上がろうとした芦田にアッパー!後方に倒れた芦田を見てレフェリーストップ!  2R2分26秒、青井TKO勝ち。 [nextpage] ▼第8試合 DEEPバンタム級 5分3R 〇ソン・ジンス(Cornerman/本宮塾)61.50kg[1R 4分04秒 リアネイキドチョーク]×CORO(JAPAN TOP TEAM/ Roys GYM)61.55kg  また、元DEEPバンタム級王者でUFCでピョートル・ヤンと激闘を繰り広げた強豪ソン・ジンスが4年5カ月ぶりにMMA復帰。元谷友貴、瀧澤謙太相手に2連敗中のCOROと対戦する。 ソン・ジンス「6年ぶりにDEEPで試合が出来ることを感謝します。相手のCORO選手にも感謝します。よろしくお願いします」 CORO「ソン・ジンス選手という強い選手と戦えることが楽しみです。頑張ります」  1R、両者オーソドックス。左ボディを入れたジンス。右フック。ジャブから右、左ボディを積極的に手を出していく。飛び込んで右を入れたジンス。COROはサークリング。ジンスのジャブが顔面にヒット。COROも左右のパンチを打ち返す。  右がヒットしバランスを崩したジンス。さらにカーフキックを入れる。ジンスもカーフを返すとボディロックからテイクダウン。サイドで押さえ込むジンス。COROの右腕を足で固定し、左腕を右腕で固定しつつ、左の鉄槌を入れる。うつ伏せになったCOROだがジンスバックマウントに。スクランブルで動いて逃れようとするCOROだが、常に背中についているジンス。仰向けになると足のクラッチでCOROの右腕を巻き込んで封じてリアネイキドチョーク!COROタップ!  1R4分4秒、リアネイキドチョークでソン・ジンスが復活の勝利。 [nextpage] ▼第7試合 DEEPライト級 5分3R 〇西川大和(西川道場)69.40kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×宇佐美正パトリック(クレイス)70.65kg  夜大会の『DEEP123』では、修斗からPFL、近年はタイでムエタイの試合にも出場していた西川大和と、RIZINで矢地祐介に判定負けからの再起戦となる宇佐美正パトリックが、ともにDEEP初参戦で激突。 西川「お久しぶりです、西川大和です、まずこの舞台にオファーをかけていただき本当にありがとうございます。自分よりも階級の重たいミドル級の選手に挑むつもりでやりたいなと思っております。よろしくお願いします、押忍」 宇佐美「久しぶりにケージで試合できることを楽しみにしています。もう本能的にしっかり動きたいと思うので、よろしくお願いします」  1R、オーソドックスの宇佐美に、サウスポーの西川がローを蹴っていく。前蹴り。宇佐美左から右ストレートのコンビネーションをヒット。西川もジャブをヒットさせる。西川のインローにワンツーを返した宇佐美。宇佐美右ボディ。さらに右フック。西川がローを蹴っていくが、宇佐美が間合いを詰めていく。ワンツーから左のパンチの連打。ボディ・顔面にヒット。ブロッキングで凌ぐ西川。残り1分。インロー・カーフキックで宇佐美の左足を蹴っていく。三日月蹴り。1R終了。  2R、ローを蹴る西川に宇佐美はワンツーからミドルもヒットさせる。アップライトの構えで顔面をガードしている西川に対し、ボディストレートを打ち込む宇佐美。宇佐美の左足にインロー、関節蹴りを入れる西川。宇佐美もローを返す。西川が飛び込んでワンツーをヒット。飛び込んできた宇佐美。ケージを背負った西川だがサークリングですぐに抜け出した。右ボディを入れた宇佐美。残り1分。左ハイを見せる西川。ジャブのダブルを入れる宇佐美。さらにまた右ボディ。西川はカーフキック。ゴング。  3R、カーフを蹴る西川に宇佐美は左右のボディをヒット。西川インロー。宇佐美がワンツーをヒットさせる。左右の4連打を打ち込んだ宇佐美。西川はローを蹴っていく。宇佐美のパンチでケージを背負った西川だが、パンチをブロックしながら前に出る。そしてまたローキック。残り1分。右を入れた宇佐美。ボディ。西川がワンツーを放つと首相撲ヒザ。最後にローを入れた西川。タイムアップ。  29-28宇佐美、29-28西川、29-28西川。スプリットで西川勝利。スタンドでの打撃戦に終始した両者。常にローを蹴り続けた西川と、ボディ打ちなどパンチをまとめた宇佐美で判断が割れた形に。硬い防御とローの西川が評価されたかスプリット判定で西川が勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 DEEPフライ級 5分3R ×本田良介(タイガームエタイ)57.00kg[1R 5分00秒 失格] ※グラウンド状態の反則打撃〇関原 翔(K-PLACE)57.15kg  フライ級では、DEEPフライ級GP準優勝後、ONE FFで戦ってきたタイガームエタイの本田良介がDEEPカムバック。大怪我から復帰後、マサト・ナカムラ、杉山廣平を相手に連勝中の関原翔が迎え撃つ。 本田「しっかり差を見せつけて勝ちたいと思います。自分がもう1回チャンピオンになる姿を関原選手に見守っていただけるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」 関原「2年前に怪我して、その間にフライ級GPやっていて、僕は病院のベッドの上で観ていました。悔しい思いをしたんで、2年分の集大成をここでぶつけて(GP)準優勝の本田選手、やっつけます。お願いします」  1R、サウスポーの本田に関原はオーソドックス。バックスピンキックを見せる本田。左ミドル。ワンツーを返した関原。飛び込んで左ミドルを放った本田に関原も右ローを放ったが、ローブローになりタイムストップ。再開。   バックブローを見せる本田。左ミドル。関原の右ミドルに右フックを合わせる。関原の飛び込みに合わせた本田の右でフラッシュ気味に倒れた関原。起き上がってきたところでまだヒザを着いている状態の関原にヒザを入れる本田。タックルに入る関原にニンジャチョークを仕掛けるが、浅いと見てヒザを入れる本田。ゴング。  1Rにフラッシュタウンした関原への本田の頭部のヒザがグラウンド状態の顔面への膝蹴りの反則と判断され、2R開始前にタイムストップで関原のドクターチェックが入る。関原の続行が不可能となり、本田の攻撃が悪質な反則攻撃として失格。関原の勝利がコールされた。 [nextpage] ▼第5試合 DEEPストロー級 5分3R 〇越智晴雄(Little Giant Gym)52.60kg[判定2-1] ※29-28×2、28-29×多湖力翔(NEX SPORTS)52.55kg  現DEEPストロー級王者・越智晴雄と、元WARDOGストロー級王者・中務修良のストロー級戦も決定。越智は5月に川原波輝に1R 一本勝ちでストロー級王座統一。対するは当初は3連勝から豪州HEX FightsでTKO負け後、2024年9月に多湖力翔に判定勝ちしている中務との対戦予定だったが、中務が怪我で欠場、代わりに多湖が緊急参戦となった。多胡は6連勝から中務に判定負け。今回が再起戦となる。 越智「まず多湖選手、急なオファーを受けていただきありがとうございました。全力で倒しに行きます。よろしくお願いします」 多湖「僕が格闘技を始めた頃に憧れた越智選手と戦えることを誇りに思い感謝して、憧れることはもう止めて勝ちに行きます」  1R、オーソドックスの越智に多胡はサウスポー。越智がシングルレッグに入る。右足にしがみついた越智だが、多胡がバックに回りパウンドを入れる。四の字ロックに捕らえた。バックから手のひらを越智の口に当てて呼吸を遮る多胡。  仰向けの体勢でバックから左のパンチを入れていく多胡。越智が反転に成功して多胡のガードに。ケージに多胡の首を押しんでいく。多胡はケージを背に下からホールドする。細かいパンチを入れる越智。残り10秒で多胡のクラッチが切れ、距離ができたところでヒジを落とした越智。ゴング。  2R、越智のワンツーに多胡は三日月蹴り。左右のパンチを打ちながら組み付いた越智。ケージに押し込み四つに組む。両者ともに左脇を差して背中でクラッチするが、動きがなくなりブレイクがかかる。ワンツーから前蹴りを入れる多胡。左ハイ。越智は左フックから右ストレートで飛び込む。もう一発右をヒット。越智タックルに。しかしまた四つに。両者クラッチしたが、越智が外掛けでテイクダウン。  ハーフで押さえ込む越智。多胡ブリッジで反転して立ち上がった。ケージに押し込みながらヒザを入れる。入れ替えようとする越智だが多胡離れた。ジャブを放つ多胡。越智の飛び込みをバックステップでかわす。多胡飛び込んでアッパー。越智が左フックを入れるとタックルへ。テイクダウン。多胡下からハーフネルソンで固めるが、2R終了のゴング。  3R、越智の飛び込みにカウンターを狙う多胡。前蹴り。多胡の右がヒットするが、越智も右を返す。多胡左ハイから右フック。左オーバーハンド。タックルに入った多胡だが、越智がギロチンで引き込んだ。苦しげな表情の多胡だが、徐々にずらして外す。  ガードになる越智だが、スタンドでの被弾で右目付近から出血している。下から足で離そうとした越智だが、多胡が飛び込んでハーフで押さえ込む。残り1分。押さえ込みながらパンチを入れる多胡。密着したまま上下でこつこつパンチを入れる。残りわずかで越智が上を取り返したがタイムアップ。  29-28越智、29-28多胡、29-28越智。2-1のスプリット判定となったが、王者越智が勝利。 [nextpage] ▼第4試合 DEEPライト級 5分3R 〇神田コウヤ(THE BLACK BELT JAPAN)70.35kg[3Rテクニカル判定3-0] ※30-27、29-28、30-26×山田聖真(フリー)70.50kg※偶発的な金的攻撃により試合続行不可能のため、そこまでの判定  元DEEPフェザー級王者の神田は『ROAD TO UFC』準決勝でリー・カイウェンに判定負け後、DEEPにカムバック。2024年3月に青井人にスプリット判定負けで王座陥落後、7月の木下カラテ戦で体重超過。2点減点の末のスプリット判定負けで、今回はライト級に階級を上げて戦う。  対する山田は、2024年5月に後藤亮にスプリット判定勝ち後、7月のCombate Globalで判定負け。  元フェザー級王者の神田。昨年のRoad To UFCでは準決勝でリー・カイウェンに判定負け。今年3月、DEEPに戻っての王座防衛戦では青井人に敗れ王座から陥落。7月の木下カラテ戦では計量失敗してしまい、2Rまでは圧倒していたものの、3Rに失速し、体重超過の減点2もあり判定負けしている。前回の計量失敗により、今回からライト級に階級を上げている。28歳。  山田は昨年プロデビューし、ここまで3勝3敗。DEEPでは初のナンバーシリーズ出場となる。前戦は今年7月にフロリダで行われたCombate Globalでのマルコス・ヨレーダ戦で、初の海外での試合だったが判定負けしている。バックボーンは柔道。神田とは逆にウェルター級からライト級に落としている。26歳。  1R、サウスポーの神田に山田はオーソドックス。パンチで出た山田を首相撲に捕らえた神田。ヒジを入れて離れた。右を打ち込んでいく山田。神田は左をヒットさせる。神田の右ショートフックがヒット。神田が左ストレートから首相撲に捕らえてヒジ。  間合いを詰めて左を入れた。さらに左をヒットさせると山田後方にダウン!神田パウンド連打。足で阻もうとする山田にサッカーボールキックも打ち込む。連打すると山田立ったが神田はケージに押し込みながらパンチを入れる。さらに首相撲に捕らえてヒザ。ブレイクがかかるが1R終了のゴング。  2R、ケージに押し込んだ神田はボディにヒザからワンツーを入れる。またケージに詰める神田。山田が首相撲に捕らえる。神田がヒジを入れ離れる。パンチで飛び込もうとした山田に神田がタックルでテイクダウン。インサイドからパウンドを落とす。  マウントを狙うと背中を向けて立ち、ケージ際で正対した山田。神田が押し込みながらパンチを入れるがブレイク。山田右オーバーハンド。  さらに左右のパンチを連打するが、神田は下がらず左を当てる。スイッチして右を入れた神田。ケージを背負った山田に左フックを入れる神田。ジャブを入れて出る神田。山田がパンチで出ると首相撲からヒジを狙う。ゴング。  3R、山田が右を突いて出ていく。神田のワンツーの打ち終わりに詰めてパンチの連打を入れる。山田が打撃の手数を増やしてきた。山田の右が神田の顔面を捕らえる。  神田が間合いを詰めて首相撲に捕らえたが、山田のヒザがローブローになりタイムストップ。神田が椅子に座り回復時間が取られるも、続行不可能と判断され、ここまでの内容でのテクニカル判定に。  30-27、29-28、30-26の3-0で神田判定勝ち。 [nextpage] ▼第3試合 DEEPフェザー級 5分3R 〇高橋遼伍(KRAZY BEE)65.90kg[1R 2分46秒 TKO]×GINJI(BLOWS)65.80kg  ONE帰りの高橋遼伍は、裁定結果が負傷判定ドローからTKO負けに変更されたPANCRASEでのキム・サンウォン戦から、RIZINでの久保優太戦のスプリット判定負けを経てDEEP初参戦。対するGINJIはDEEP名古屋で畠山祐輔に一本負けからの再起戦となる。  元修斗環太平洋王者の高橋がDEEP初参戦。ONEに参戦すると、後の王者タン・リーやタン・カイとも対戦したが、2勝4敗と結果を残せず。ONEとの契約を終え、昨年12月にパンクラスに初参戦したものの、キム・サンウォンに2R負傷TKO負け(当初はバッティングの疑いによりノーコンテストという裁定だったが、検証の結果バッティングの確認ができず、有効打による負傷と判断された)。  今年3月には初参戦したRIZINで久保優太と対戦するも、サウスポーの久保にカーフキックを入れることが出来ず。組みを首相撲で対処される展開でスプリット判定負けしている。35歳。  GINJIは今年名古屋のグラップリングシュートボクサーズジムから大阪のBLOWSに移籍。ここまでMMAでの8戦すべてが名古屋と大阪での試合で、東京での試合は初めて。戦績は5勝3敗。昨年はシュートボクシングに出場し、プロレスラーの奥田啓介にTKO勝ちしている。31歳。  1R、両者オーソドックス。ステップして位置を変えながらローを入れるGINJI。高あhしのローに合わせた左で高橋フラッシュ気味にダウン。GINJI左右のフックを振って出る。ダメージがあるのかもらっている高橋。セコンドからの行け行けの声に圧されて左右のフックを振り回すGINJI。ケージを背負った高橋にワンツーがヒット。  しかし立て直した高橋が右フックを打ち込みダウンを奪うと直後にGINJIの顔面にサッカーボールキック!KO!  1R2分4秒、TKOで高橋が勝利。 [nextpage] ▼第2試合 DEEPバンタム級 5分3R ×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)61.40kg[判定0-3] ※28-29×3〇小崎 連(リバーサルジム久喜WINGS)61.45kg  魚井は2022年にRIZINで伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨンと3連戦して3連敗。今年3月にはDEEPでの平松翔戦、さらに6月RIZINでの梅野源治とのオープンフィンガーグローブキックルール戦でも敗れて5連敗となったが、9月のDEEP TOKYO IMPACT 2024 4th ROUNDで梶本保希に勝利して連敗を止めている。39歳。  小崎はデビューから8戦6勝0敗2分の成績を残すと、今年5月のRoad To UFCへの出場を果たす。一回戦で2年連続出場となる中国のダーエミィスウ・ザウパースーと対戦し、1Rにパンチでダウンを奪ってチャンスを作ったが、後半はザウパースーの組みに劣勢となり判定負けでプロ初黒星を喫した。22歳。  1R、サウスポーの魚井に小崎はオーソドックスで足を前後に開いて小刻みにステップする。飛び込んで右を打ち込む小崎。魚井も左フックを返す。小崎の飛び込みに左フックを合わせる魚井。間合いを詰めて右ハイを放った小崎。魚井はワンツー。左フックをフルスイングする魚井。小崎はヒザのフェイントを見せながら距離を詰めていく。  三日月蹴りを入れた小崎。ケージに詰まった魚井。小崎飛び込んで右ストレート。魚井の右フックに小崎のローがローブローとなったが、魚井はすぐに続行を要望する。左フックを振る魚井だが空振り。右フック。魚井の左ミドルがヒット。左フックで飛び込む魚井だが、小崎はバックステップしてかわした。1R終了。  2R、小崎は前後にステップしつつ、魚井の打撃をバックステップでかわす。右で飛び込もうとした魚井に小崎のローキックが同じタイミングで放たれローブローになる。タイムストップ。再開。小崎が詰めるところに左フック、左ミドルを合わせる魚井。魚井飛び込んで右フックから左フックをスイングするが空を切る。小崎三日月蹴り。  右ミドル。魚井のパンチを距離を取りかわす小崎。飛び込んでのパンチが空振った魚井に右ストレート。もらって一瞬膝を着いた魚井。小崎ケージに詰めてパンチを入れるが、魚井のローキックがローブローに。タイムストップ。再開。小崎は魚井にフルスイングのパンチを打たせてかわしてパンチや前蹴りをヒットさせていく。2R終了。  3R、三日月蹴りを放つ小崎だが、魚井がフックで飛び込むタイミングで放った蹴りがまたローブローに。小崎に警告が与えられ再開。小崎がケージに詰めながら右ハイを入れる。ワンツー。プレスされケージを背負う魚井。小崎が圧をかけていく。三日月蹴り。右ストレート。また三日月蹴り。連続で蹴る。  さらに右ストレートからの左フックで一瞬膝を着く魚井。飛び込んでボディストレートから顔面に右ストレート。魚井もパンチで飛び込むが、小崎にバックステップされている。残り1分。小崎のインロー、右ハイ、前蹴りがヒット。飛びヒザを見せる小崎。タイムアップ。  判定ジャッジ三者29-28で小崎が勝利。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R 〇安井飛馬(JAPAN TOP TEAM)66.25kg[1R 1分01秒 腕十字]×牧野滉風(柔術&MMAアカデミーG-face)66.10kg   フェザー級5分2R。JTTの安井飛馬は8月の雨のお台場で劉獅に判定勝ちプロデビュー。今回がプロ2戦目。牧野は9月22日のDEEP大阪で古根川充に1R KO勝ち。  安井は朝倉未来チャレンジ2期生。今年4月のフューチャーキングトーナメントで優勝。8月のDEEP SUMMER FESTIVALではベテランの劉獅相手にプロデビュー戦を行い、判定勝ちしている。23歳。  北九州の柔術&MMAアカデミーG-face所属の牧野はここまで5勝4敗1NC。前戦は9月のDEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUNDで、古根川充に1R44秒でKO勝ちしている。バックボーンは空手で5勝中4KOのストライカー。27歳。  1R、間合いを詰める牧野。安井は距離をキープしつつサークリング。飛び込んでシングルレッグに。テイクダウン。下からヒジを入れる牧野。蹴り上げ。しかしパスした安井が腕十字に。うつ伏せになり裏十字の形で極めると牧野タップ!  1R1分1秒、腕十字で安井が勝利。 [nextpage] ▼オープニングファイト DEEPフェザー級 3分2R アマチュアSルール〇佐々木 耀(k-clann)65.60kg[2R 1分42秒 腕十字]×黒沢涼平(THE BLACK BELT JAPAN)65.45kg  フェザー級アマチュアSルール3分2R。K-Clann佐々木とTHE BLACKBELT JAPAN黒澤。  1R、両者オーソドックス。間合いを詰めた黒澤がタックルへ。テイクダウン。佐々木はケージを使って立つ。押し込んでボディロックしている黒澤。サバ折りでまたテイクダウン。佐々木下からニンジャチョークを仕掛ける。しかし入っておらず放した。再びガードを取る佐々木。黒澤は鉄槌、パウンドを入れる。佐々木スイープしてマウント!パウンド連打で背中を向けた黒澤から四の字バック。なおも殴っていく佐々木。ローリングして逃れようとする黒澤。1R終了。  2R、佐々木が飛び込んでワンツー。ミドル、前蹴り。黒澤タックルへ。またサバ折りでテイクダウン。ハーフ。ケージを使って体を起こした佐々木。また首を抱えたが、寝かせて首を抜く黒澤。下から四角でクラッチする佐々木。黒澤はインサイドから鉄槌を一発入れたが、佐々木の左腕を腕十字に捕らえる。黒澤タップ!  2R。1分42秒、腕十字で佐々木が勝利。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 3分2R アマチュアSルール〇多田琴音(JAPAN TOP TEAM)61.40kg[2R 1分52秒 TKO]×タイソンケイジ(THE BLACK BELT JAPAN)60.60kg  バンタム級アマチュアSルール3分2R。伝統派空手出身のJAPAN TOP TEAM多田と、レスリング出身のTHE BLACKBELT JAPANタイソン。  1R、オーソドックスの多田とサウスポーのタイソン。インローを蹴る多田。プレスしていく。タイソンタックル。テイクダウン。多田のガード。立とうとした多田を押さえ込んでサイドについた。じわじわケージ際に移動する多田。体を起こしてケージを背に立った。ケージに押し込みヒザを入れる多田。膝を着いたタイソンの顔面にヒザがヒットするが、グラウンド状態のため反則。インターバルが取られる。再開。間合いを詰めて右を入れた多田。タイソンタックル。テイクダウン。尻餅をついた体勢でヒジで抵抗する多田。ゴング。  インターバル中、多田のアイポークに口頭注意が与えられる。2R開始前にタイソンの目のドクターチェック。続行。  2R、プレスする多田。タイソンのタックルの入り際に多田の右ハイがヒットする。タックルをスプロールして切った多田。しかしタイソン再びタックルへ。尻もちを着かせる。寝かせようとするタイソン。背中を着かせたが、すぐに体を起こしてケージを背に座った体勢となる多田。押さえ込むタイソンに多田は座ったままパンチを入れていく。押さえ込みながらパンチを打たれ続けているタイソンを見てレフェリー止めた。  2R1分59秒、TKOで多田の勝利。納得行かない表情のタイソンだが、アマチュアのためストップのタイミングがプロより早くなっている。
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