朝倉「もともと恐怖心があまり無いから、しっかり見ることが出来るし打ち抜ける」
一方のJTTも、UFC世界王者=パントージャを倒すために作られたチームで、初のオクタゴン、初の5分5R、初のUFCでの試合に臨む。
朝倉は、これまで通り、パントージャについて「すべて上手いけど、すべて“スペシャル”ではない」と、寝技に警戒しながらも、特別な部分はないと語っている。
朝倉がラスベガスで戦うために、同地でスカウトしたビリー・ビゲロウコーチは、「我々は日本で初のUFC世界王者を生み出そうとしている。海はデカいし、超パワフルだ。速くてリーチも長い。そのスピードと長さはパントージャにとって大きな脅威になる」と、自信を見せる。
脇を固めるエリー・ケーリッシュも「一瞬、瞬きする隙を見せただけで海は相手を終わらせることができる。対戦相手のパターンを読み、KOのタイミングを見つける彼の能力は飛び抜けている。25分の間にチャンスはたくさんある」と、5分5Rのなかで、フィニュシュするタイミングが訪れると語る。
「僕はもともと恐怖心があまりない。だからしっかり見ることが出来るし、しっかり打ち抜くことができる」という朝倉に、王者は「どんな展開になっても、この試合は“俺の試合”になる。海をフィニュシュしたい。彼の頭を刈って俺のテーブルの上に乗せるよ」と、柔術ハンターとして新たな獲物の首を狩り取ると宣言している。
日本時間12月8日(日)『UFC310』のメインイベントで残酷な現実を見せるのは朝倉海か、アレッシャンドリ・パントージャか。本誌『ゴング格闘技』N0.335では、朝倉海とパントージャの独占ロングインタビューに加え、試合分析なども掲載している。