6大タイトルマッチのトリを飾る高木(左)vs.山崎のミドル級タイトルマッチ(C)Bigbang
2024年12月1日(日)神奈川・横浜武道館『☆Super Bigbang 2024☆』(U-NEXT配信)の前日計量が、11月30日(土)都内にて行われ、6大タイトルマッチに出場する選手11名をはじめ、計39名が計量をパスした。なお、スーパーフェザー級王座決定戦に出場する龍斗は公式計量に間に合わなかったため失格に。当日計量で試合が成立した場合は、減点、グローブハンデでスタートしタイトル獲得はできない。
今大会はダブルメインイベントが組まれ、Bigbangミドル級王者の高木覚清(RIKIX)が、元 Bigbangスーパーウェルター級王者の山崎陽一(KIKUCHI GYM)を相手に防衛戦を行う。
高木は、2023年12月に藤村大輔と対戦するも、藤村が偶然のバッティングで出血してドクターストップとなり、2Rまでの裁定となり判定勝利。今年3月に『ビッグバン・統一への道 其の48』でBigbangウェルター級王者の大輝に挑戦して、判定勝ちを収めて新王者となった。
ベテランの山崎は、サッカーのエリートから格闘家に転向した異色のキャリアを持つ。2010年10月からKrushに参戦し、佐藤嘉洋、中島弘貴、松倉信太郎ら強豪としのぎを削り、Krushの常連選手に。2017年9月にBigbangスーパー・ウェルター級王座を獲得するも、2018年9月の試合を最後に一時リングから離れたが、2022年3月に復帰した。今年10月のBigbangでは松下大紀に判定負けを喫している。
計量をパスした高木は「今回、初防衛戦でしかもメインということで、ただ勝つだけではなく勝ち方に拘りたい」と意気込みをコメント。対する山崎は「明日は自分の持っている力を出したい」と気合いを入れた。
相手の印象について話題になったのは、高木のキャラクター。前回の試合で大輝から「みやぞんにソックリ」とお笑い芸人のみやぞん似としてイジられたが、今回はそのおっとりした話し方に注目が集まった。家族も、同じようなスローな話し方なのかと聞かれると「家族は普通です」と爆笑する高木。試合は別人のようになり、怖いみやぞんに変身する。
試合中に何を考えているのか聞かれた高木は、「このままなんですけど、よくスパーリング相手には目が変わって怖いと言われます」とおっとりした口調で笑顔。対戦する山崎は「会見と試合では全然違う。今回で50戦目ですが、初めてです」とギャップに驚いたという。外見に騙されないようにしているかと質問が飛ぶと、山崎は「そんな感じです」と白い歯を見せた。
強いみやぞんが初防衛できるか、それともベテラン山崎の2階級制覇か。メインイベントらしい試合に期待がかかる。