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2024年12月15日(日)『PANCRASE 351』(ニューピアホール)のメインイベント「フェザー級KOP王座決定戦」に出場する平田直樹(トライフォース柔術アカデミー)と三宅輝砂(ZOOMER)が29日、調印式および会見を行った。
▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ フェザー級 5分5R
平田直樹(トライフォース柔術アカデミー)1位
三宅輝砂(ZOOMER)#3位/2021年NBT同級優勝 10勝4敗
新居すぐるが返上した王座を巡り、当初、平田と対戦予定だったキム・サンウォン(韓国)がPFLと契約したため欠場。代わりに三宅が緊急参戦し、平田と王座を争うこととなった『351』のメインイベント。
平田は、PANCRASE無敗の5連勝中。 渡辺謙明を肩固め、糸川義人をTKO、遠藤来生、亀井晨佑、Ryoの3人には判定3-0でしっかり競り勝っている。
サンウォン欠場で王座戦に名乗りを上げたのは、3連続フィニッシュ勝利を誇る三宅。櫻井裕康と名田英平を2R TKO。2024年7月の前戦でも石田陸也を1R TKOに下している。
組めば平田、距離を取ればスタンドの三宅に勝機が見える王座戦。2024年、PANCRASE最終試合のオクタゴンでフェザー級のベルトを巻くのは、26歳の平田か25歳の三宅か。
会見で平田は、「ようやくタイトルマッチまで来れた。次こそしっかりフィニッシュしていい年にしたい」と意気込み。
対戦相手がサンウォンから三宅に変更となったことは、「試合が無くなるかと思っていたなかで、試合が出来るということで対戦相手に感謝して、出来ることが嬉しいです。せっかく王座戦に向けてやってきたので、試合が無いとそれを見せることがなくなりますし。練習では相手を想定してというよりも、いつも自分をしっかり高めることが大事だったので、そこは変わらず練習でやってきました」と、試合が出来ることを前向きにとらえて王座戦に臨む。
フェザー級で180cmの長身を誇る三宅が相手となるが、「柔道時代もそういう人はいましたし、自分の大きさから普段の練習もそういう人が多いので気にしていないです」と身長・リーチ差は気にせず。
「打撃が上手で僕にないところを持っている選手。お互いやることが明確で、フィニッシュしやすいんじゃないかと思います。ここまでフィニッシュできた試合も、判定で負傷した試合もありました。毎回フィニッシュすることを課題にしていて、フィニッシュできるような練習をしてきています。相手がズレてもようやくタイトルマッチに辿りつけたので、成長した姿を見せたいです」と、一本・KO決着になるという。
念願のベルトを巻き「世界で戦える選手になりたい」と語る平田は、「自分のいいところ、強いところをしっかり出して、5Rやるつもりもないので、しっかりフィニッシュ目指して頑張りたいと思います」と、試合を決着させるとした。