▼DEEP JEWELS ストロー級 5分3R
〇万智(フリー)52.60kg
[2R 2分27秒 ヒールフック] ※内ヒール
×アム・ザ・ロケット(フリー)52.30kg
21歳の万智は、2023年10月の『RIZIN LANDMARK 6』で、第3代修斗スーパーアトム級王者の渡辺彩華にスプリット判定勝ち後、11月の『DEEP JEWELS 43』のストロー級(52.2kg)暫定王座決定戦で、松田亜莉紗にスプリット判定で敗れ、戴冠ならず。
2024年5月に松田が返上した王座を巡りパク・シウと対戦し、打撃でも退かずに応戦。足関節でパク・シウに大きなダメージを与えるなど肉薄したが、パク・シウの打撃、リアネイキドチョークの場面も作られ、判定4-1で敗れた。
前戦は2024年9月の×スーリ・マンフレディ戦。組み技で危なげなく2R、肩固めで一本勝ちしている。
28歳のアムは、MMA5勝5敗。ミクロ級(44.0kg)王者ながら、スーパアトム級の49kg前後での試合も多く、2019年の大晦日のRIZINでは山本美憂のレスリングにコントロールされて判定負けも、2020年2月のDEEP JEWELS初代ミクロ級王座決定トーナメント一回戦で佐藤絵実に1R 腕十字で一本勝ちで再起。2023年5月には49kgで伊澤星花と対戦し、1R 三角絞めに敗れている。
2023年9月大会で、村上彩の挑戦を受けて、判定負けでミクロ級王座陥落。今回はストロー級でMMA5勝2敗の万智と対戦する。
前日計量でアムは、「DEEPに戻って来ることができて興奮していますし、嬉しいです。明日は応援してくれると嬉しいです」と意気込み。万智は、「デビュー2周年記念日ということで、超ド派手に勝ちます。そして、去年、同じ日に負けた自分を超えるために頑張ります」と、1年前の自分を越えるとした。
1R、サウスポー構えの万智、オーソのアム。左インローを突く万智。アムの右ハイを空振り。右インローを当てるアム。万智は左ハイ。ガードのアムに圧力をかけて、インロー。左、右前蹴り。左ローを当てるアム。互いに右の蹴り。
ニータップでテイクダウンを奪う万智に、ハーフのアムの下からの肩固め狙いに持ち上げて落とした万智。クローズドガードののアムに万智はインサンド。アムは右手でギロチンチョーク狙いも頭を外した万智。ブレーク。
スタンド。互いに手は出せない。右ローの万智。左インロー。右ストレートのアムに左ハイをガード上に当てる万智。セコンドは「詰めない」と残りわずかの時間を間合いを保ちゴング。
2R、右ジャブ、左ミドルで前に出る万智。さらに右ローにアムは右ストレート。さらに右ミドルも掴んだ万智がテイクダウンを奪うと、クローズドガードのアムにパウンドで上体を離したところで、アムは万智の左足をストレートフットロックに掴んで外ヒールも狙うが、万智はアムの右足を内ヒールに極めてタップを奪った。
試合後、万智は「今回は打撃でKOする気満々でしたが、まさかの足関節で一本勝ちしました。大晦日、試合……じゃなくて、柔術マッチに出させてください!」と語った。