(C)kleber_koike
2024年12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナで3部構成で開催される『RIZIN DECADE』のメインイベントでフェザー級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に挑戦するクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が、米国フロリダでファイトキャンプ。アメリカントップチーム(ATT)に合流した。
20日の会見後の取材で、榊原信行CEOは、第1部がボクシングパートになることを発表、そこでは「第1部だけでひとつの大会として成立する。安保瑠輝也vs.ライアン・ガルシアの他に、6試合から8試合のアンダーカードで、ボクシングルールのエキシビションスタイルマッチを3から4試合、MMAを3から4試合行い、日本からも何人かMMAファイターをキャスティングする」という構想を明かしている。
さらに続くパートでは、「セカンドドパートはみんなが“面白え”と思ってもらえるものになるし、第3部は『RIZIN.49』。通常であれば3つの興行で別々に分けて設定できるものをぶっ通しで見ていただけるようなチケットの価格帯にしているので、ぜひ朝から年越しまで楽しんでもらえたらなと思います。過去最大の規模の大会。(経費もかかり)PPVも売れてくれないと大変なことになる(笑)」と語っている。
本誌の取材では、この第3部のメインベントである鈴木千裕vs.クレベル・コイケのタイトルマッチが「年明け最初の試合」になる予定であることが分かっている。『RIZIN DECADE』のオオトリにして2025年最初の試合で、最後にリングに立っているのは鈴木か、クレベルか。
クレベルは『ゴング格闘技』No.335のインタビューで、今回のタイトルマッチでの王座奪還に向け、ATT入りすることを明かしていた。
「またアメリカに行きます。1カ月、ATTで練習してきます。ヘッドコーチのマーカス・コナンに連絡を取って、練習相手もレスラーやグラップラー、そしていいストライカーがいっぱいいます」と、鈴木戦に向けて自身の強みを広げ、さらに鈴木対策も万全と話している。
21日には、ATTでMMA19勝3敗・6連勝中のマイク・リナレス、さらにKSW時代にフェザー級王座を争った盟友マテウス・ガムロとも再会を果たしている。
UFC7勝3敗のガムロとは、フアン・アーチュレッタ戦の前にもクレベルはともに練習。スクランブルの展開のなかでアーチュレッタを極めたヒールフックは、ガムロとの練習のなかで磨いたものであることを明かしている。
【写真】本誌『ゴング格闘技』NO.335にクレベルと鈴木のインタビューを掲載。
果たして大晦日に向けて、次はどんなゴッズ・プランを描いているか。本誌インタビューでは、ATTで肌を合わせたアレシャンドリ・パントージャについても触れ、朝倉海とのUFC世界フライ級王座戦の予想も語っているクレベル。
ATTでのファイトキャンプでどんな進化を遂げるか、注目だ。