トニー・ララミー「大晦日もバンタム級だったら戦えるし、プロのボクシングもやっているからボクシングマッチでもできる」
──試合後の率直な感想をお聞かせください。
「自分の満足いくようなパフォーマンスではなかったので少しフラストレーションが溜まっています。試合に勝てたことは嬉しいですが。ちょっと下手足気味で自分らしい試合ができなかったと感じました。熱を測ったら結構高くて、あまり調子がよくなかったことであまりパフォーマンスがよくなかった。言い訳はしたくありませんが。とにかく勝ちは勝ちなので安心しています」
──村元選手と戦った印象を教えててください。
「とにかく頭がクソ硬いです。自分の手がクソ痛いです。でもそれ以外は打ち合いにも応じてきたしすごくいい選手だと思いました。自分が当てた打撃も全て受け止めて戦ったので彼には脱帽です」
──1R目にパンチが当たって村元選手がグラつく場面がありましたが、そこで倒せなかったのは体調の優れない部分があったのか、村元選手がタフだったからでしょうか。
「体力があまり持つのかどうかという部分があったと思います。普段なら1回の爆発力でそこから行けるのですが、加速が今日はできなかった感じです。いいのを当ててそこから続けて追いかけることができなくて。たとえるなら泥沼で足が前に出なかった感じです。初めての国際的な試合ですし体調もあって、理由はたくさん考えればあると思いますが自分でもよくわからないので次の試合で修正したいと思います」
──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
「RIZINが次のオファーをくれるまで待つ感じです。それまでに十分準備をし練習を重ねます。大晦日に大会がありますが、今からフライ級を作るの難しいですがバンタム級だったら全然戦えると思いますし、プロのボクシングもやっているのでボクシングマッチでもできると思います。今は待っています」
──調子が悪かったとのことですが、1Rは追い込みました。フィニッシュしきれなかったことは相手の強さがあったのでしょうか。そのようなことはありましたか。
「先ほども行ったようにアクセルを踏んでも加速しなかったのが何なのか具体的にはわからなかったのですが、調子も良くコンビネーションも良かったですが、当ててから追いかけるということができていなかったと思います。それに対して不満足な結果になってしまいました。フィニッシュのために追い討ちをかけるのは過去の試合を見ればわかるように得意ですが、今日はそれができませんでした」
──勝利後のビールかけのパフォーマンスは見られませんでしたが、フィニッシュ勝利をすれば見られてるでしょうか。
「未来については誰にもわかりませんのでわかりませんが、ベストを目指して常に全力でやるだけなので、何が悪かったのか今日は理由がわからなくて、もしかしてリカバリに失敗したのかもしれませんし、とにかく自分らしさは見られなかったと思っています」
──確認ですが、最初に熱の話をされたときに「103」と仰っていました。摂氏だと39度の高熱です。(※インタビュー後、スタッフがドクターシートを確認し、37.3度)パフォーマンスに影響しましたか。
「そうかもしれません。体調としては自分らしくなく、足取りも重く下手足で、自分らしさは出せなかったのですが、ある程度のパフォーマンスを出して勝てたことは良かったと思っています」