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【KNOCK OUT】久井大夢がオープンフィンガーグローブ初挑戦で「REDスーパーフェザー級王座決定ワンデートーナメント」出場、リベンジしたい外国人2名も参戦決定

2024/11/11 20:11
【KNOCK OUT】久井大夢がオープンフィンガーグローブ初挑戦で「REDスーパーフェザー級王座決定ワンデートーナメント」出場、リベンジしたい外国人2名も参戦決定

OFGマッチに初挑戦、しかもトーナメントに挑む久井

 2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館『K.O CLIMAX 2024』の記者会見が、11月11日(月)都内にて行われた。

 今大会で「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定ワンデートーナメント」の開催が決定。KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級&ライト級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)、ロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)、ピッチ・ソムパッツ(カンボジア/クンクメール)の出場が発表された。残り1名は、11月15日(金)カンボジア・プノンペンのKambuolで開催されるクンクメール大会の結果を受けて「査定して決めたい」(山口元気KNOCK OUT代表)とのこと。


 久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収め、9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。

 12月にはトンミーチャイに判定勝ちするも、2024年2月のチュームーシーフー戦で敗れ2度目の黒星。6月にNJKFにてテーパブットに延長戦で勝利すると、同じ6月に緊急参戦で龍聖とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成した。8月にはクンクメールのチョット・サレイヴァントンを胴廻し回転蹴りで初回KO、9月にはペップンソン・フォームドジムにも判定勝ちと勢いに乗っていたが、11月にロムイーサンに延長戦で判定負け。連勝がストップした。戦績は12勝(4KO)3敗。

 久井にとっては、一度返上した王座を取り戻す形となり、優勝すればスーパーフェザー級のRED&BLACK統一王者となる戦いに。


 ロムイーサンは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級2位、元BBTVミニフライ級1位の肩書きを持ち、現在は健太率いるREONジムのトレーナーも務める。2021年10月にはスック・ワンキントーン・ライト級王座決定戦をリク・シッソーと争っている(リクのTKO勝ち)。これまで日本の試合では森井洋介、勝次などから勝利を奪い、2024年11月に久井を延長戦の末に判定3-0で破る番狂わせを起こした。

 ピッチは21歳で71勝(44KO)4敗3分。カンボジアのムエタイと呼ばれるクンクメールの選手で、カンボジアでの試合で久井大夢から勝利を奪っている。2024年8月、KNOCK OUTに初来日すると小森玲哉を打ち合いでTKOした。

 山口KNOCK OUT代表は「久井選手は11月にロムイーサンに敗れて、年末はどうしようかと。ロムイーサンにリベンジしないといけないし、元々ピッチへのリベンジをテーマに掲げてきたのでそこにもリベンジしないといけない。それに、ロムイーサンに負けたことを無かったことにして先に進むのは違うんじゃないかと」との考えから、3選手が絡むトーナメントを提案したという。「久井選手にとっては試練のトーナメントになる」とした。

 会見には久井のみ出席し、「前回負けたのでこのトーナメントで必ず優勝します」と意気込み。ロムイーサン戦を経て「この前の試合は攻撃の粗さや首相撲でやられたので、そこを対策して試合をします」と同じ轍は踏まないとする。


 ロムイーサンもピッチも久井にとってはリベンジ対象。1回戦でどちらと戦いたいかと聞かれると「どっちがいいのはない。どちらかと直接戦えなくてもこのトーナメントで優勝したら間接的にリベンジしている感じなので勝って優勝します」と、誰でもいいとした。

「普通の王者とスーパー王者は違うとのことで、そこは超えて2試合とも倒します」と2試合ともKOで勝って自分がスーパー王者であることを証明したいという。

 今大会より、REDルールは全てオープンフィンガーグローブで行われることも発表され、このトーナメントもOFGで行われる。久井は「OFGで練習したことも、着けたこともない」と全く未知の領域となるが、「グローブが小さいと殴りやすい印象があるので、僕の細かく当てるパンチが効いてくると思うのでやりやすそうですね。自分には向いていると思います。攻撃面に関して自分に有利やと思うので楽しみですね」と、自信をのぞかせた。


 返上したタイトルをもう一度獲りに行くことになるが「特に意味はないんですけれど、タイトルの懸かったトーナメントなので必ず勝ちます」とタイトルが懸かる以上は自分が獲るとの姿勢。

 KNOCK OUTの中心選手が全員出場するビッグマッチに出場することへの意気込みを聞かれると「普通の王者とスーパー王者の違いは見せていきたいし、自分はそうやと思っているので倒して勝って行きたい」と、違いを見せる試合内容にしたいと話した。

 また、今大会では同じくヒジ打ちありルールの「KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント」の準決勝・決勝戦も行われるが、どちらが大会のメインを飾るのかと聞かれた山口KNOCK OUT代表は「そこはまだ未定。いろいろなカードが入って来るのでそれも含めて考えますが、決勝戦のどちらかになると思います。流れを見て決めたいですね」と答えた。

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