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レポート

【修斗】岡田遼が安藤達也とドローで王座防衛、斎藤裕が高谷裕之をKO! 田丸が魚井フルスイングに、藤井伸樹が齋藤翼に判定勝ち

2019/09/22 17:09
9月22日(日)、後楽園ホールにて「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦 Supported by ONE Championship」が行われた。 ◆プロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦 Supported by ONE Championship2019年9月22日(日)東京/後楽園ホール開場 17:30 開始 18:00 ※開場中にオープニングファイトを実施予定 ▼メインイベント 第8試合 環太平洋バンタム級選手権試合 5分3R△岡田 遼(61.2kg/王者・初防衛戦/パラエストラ千葉)[判定1-1ドロー]※29-27,27-29,28-28△安藤達也(61.2kg/挑戦者・同級2位/無所属)片岡誠人 28-28(1R 10-9/2R 8-10/3R 10-9)長瀬達郎 29-27(1R 10-9/2R 9-9/3R 10-9)豊永 稔 27-29(1R 9-10/2R 8-10/3R 10-9) メインは「環太平洋バンタム級チャンピオンシップ」。 前日計量では、事前のインタビューで岡田から「練習をしないからポテンシャル通りの結果を残せていない」「このベルトを巻く器じゃない」と酷評された安藤は、計量後のマイクで「練習してるとかしてないとか、いろいろ気にしているけど、俺はバッチリ作ってきたんで心身ともに。明日すべてが分かる」と、初の王座挑戦に向けコメント。対する王者も「このベルトが選んだほうが強い。それはどっちなのか明日見てください」と初防衛戦に自信を見せている。 1R、オーソドックス構えの岡田、サウスポー構えのの安藤。ワンツーで詰める安藤。バックステップでかわす岡田。詰めると右の前蹴りは岡田。さらに左右を突き右! さらに左ロー。安藤も左を伸ばすが、かわす岡田。詰める安藤は両脇を差すが動きが止まりブレーク。 右の三日月蹴りを腹に入れる岡田! じれる安藤は左で詰めるが、かわす岡田。安藤はダブルレッグもスプロールで切ると逆に岡田がバックを取る。その離れ際にヒジを打つ安藤! 防ぐ岡田は右の三日月蹴り!その連打に下がる安藤はダブルレッグ。ヒザ突きのダブルレッグに岡田はヒザも口頭注意に。 2R、詰める岡田は右ミドル。安藤も左ミドルを返す。しかし2発目はローブローに。再開、右で詰めて右三日月蹴りは岡田! さらに右ハイ! しかし安藤もすぐに回り込んでのダブルレッグテイクダウンからバックへ。リアネイキドチョーク狙い!  腰をずらし正対して岡田は立つと、右ストレート! 下がる安藤。岡田が逆にダブルレッグテイクダウンも背中を見せた安藤に後頭部への反則のヒジ! 減点1が岡田に宣告される。 再開。左を伸ばす安藤だが身体が流れる。追う岡田に安藤はカウンターのテイクダウン狙うが切る岡田。追う岡田に下げた手で左ストレートを当てる安藤。安藤の突進をかわす岡田。安藤は右前蹴り! 2R終了間際、安藤は前進し岡田のバランスを崩していく。 3R、詰める安藤にカウンターのシングルレッグは岡田。差し上げる安藤に岡田は逆側に回して金網際でテイクダウンに成功! 背中を見せる安藤にバックに乗る岡田。立つ安藤は正対。しかしボディロックの岡田は休まず小外でテイクダウン! なおも立つ安藤。 岡田はヒジ打ちからシングルレッグでテイクダウン! バックへ。しかし安藤も立つと、またも岡田はひっこ抜くようにダブルレッグテイクダウン! ついに背中をついた安藤。岡田はリアネイキドチョーク狙い。足もかけるが残り1分。安藤は首を防御。残り10秒の拍子木に岡田はパウンドに切り替え。 ホーンに両者拳を突き上げるが……判定は[判定1-1(29-27,27-29,28-28)ドローで岡田が防衛。両者はハグしてケージを降りた。 岡田はケージのなかで「パラエストラ千葉所属、鶴屋浩の弟子、環太平洋バンタム級王者の岡田遼です。安藤達也、挑戦してきてくれてありがとう。ずっと君の格闘センスに嫉妬してました。ちゃんと勝って防衛したかったけど、彼は強いけど、彼にこのベルトはまだ早い。なぜか、彼より俺の方が修斗を愛しているから! 次は世界戦でお会いしましょう」と挨拶した。 同じバンタム級では、田丸匠が魚井フルスイングにスプリット判定勝ち、ONE出場中の世界王者・佐藤将光が1DAYトーナメント開催をアピールするなど、注目の階級となっている修斗バンタム級で、今後、岡田はどんな存在感を示すか。世界ランキング1位として「他の6人と同じ扱いにするな」とトーナメントには否定的な岡田は、佐藤が持つ王座挑戦か、佐藤がベルト返上したうえでの決定戦開催を望んでいる。 ▼セミファイナル 第7試合 フェザー級 5分3R○斎藤 裕(65.8kg/同級世界王者/パラエストラ小岩[1R 1分17秒 KO]×高谷裕之(65.8kg/EXFIGHTFARM) ※元DREAMフェザー級チャンピオン 7月22日の後楽園ホールのリング上から12年振りの修斗参戦を宣言した高谷裕之(EXFIGHTFARM)。当初は宇野薫、リオン武という修斗を、 ひいては日本MMAを代表するレジェンドを立て続けに破ったデュアン・ヴァン・ヘルフォートとの対戦が浮上していたが、前回のリオン武戦での怪我の為、実現不可能となってしまった。 高谷の対戦相手は誰になるのか? と暗礁に乗り上げた形となったが、そこで世界フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が自ら名乗りを上げた。 2019年5月のプロ修斗30周年記念大会では初参戦となったオランダのアギー・サルダリと対戦した斎藤。ローキックを軸に下半身から揺さぶり崩していく戦法でアギーのヒザを破壊するも、フィジカル面で勝るアギーのプレッシャーを跳ね返す事が出来ず痛い黒星を喫した。 しかし、今回、高谷との対戦を決意した裏にはやはり修斗王者としての斎藤の決意とプライドが見える。本来なら10月13日のONE Championship日本大会で行われるPANCRASE(※現フェザー級王者はISAO)との対抗戦に出場していてもおかしくはない。対抗戦に出場出来ないならば修斗のリングで更に熱い戦いをするだけだ、という意思の現れだろう。 寡黙な王者というイメージの斎藤だが今回の高谷戦には並々ならぬ決意を感じずにはいられない。 一方の高谷は2003年にプロ修斗でデビューしてから16年。常に強い相手を求め、その歩みを止める事はなかったが、いよいよそのキャリアの終焉を迎える日が近づいている。 今回の参戦も「若い選手達に何かを伝えたい」との思いが強く、自身の今と、修斗の今を感じ、そして己が歩んだ道を伝え残して行く場所として修斗のリングを選んだ。 「名乗りを上げた」という世界王者・斎藤裕とのいきなりの対戦に、高谷は何を伝承するのか。1989年に後楽園ホールでプロフェッショナル修斗が旗揚げされて30年。かつてステファン・パーリングを左ハイでKOした、あの後楽園に戻って来る高谷にとっての修斗伝承とは? 高谷は「現役生活はそんなに長くないと思うので、残りの試合は一生分のフル真っ向勝負でスッコスコに暴れてやりますよw」と真っ向勝負を予告している。 その高谷を相手にこの8年間の軌跡をぶつける斎藤は、「高谷選手に対して最高のコンディション、最高のモチベーションで試合に挑みます。9/22は激闘で勝って全てを持っていく」と意気込みを語っている。 1R、ともにオーソドックス構え。詰めるのは高谷。斎藤は左ミドル。右ロー。しかしパンチの距離に入って右を突く高谷。 しかし斎藤は右の打ち下ろしをガードの上からヒットさせると、高谷がグラつく。すぐに斎藤はラッシュ! 首相撲からヒザを突くと、高谷をパワフルに右で突き放しコンパクトに左右のラッシュ! 崩れ落ちた高谷。レファリーが間に入った。 試合後、斎藤はケージのなかでマイクを握り、「会場の応援に背中を押されました。最高の声援です。まだまだ上を目指してやっていきます!」と力強く語った。 ◆斎藤「明日は最高の高谷選手に対して最高の自分で挑みたいと思います。で、自分が勝ちます」 ◆高谷「久しぶりの修斗なんで完璧に仕上げてきました。明日はKOするのでよろしくお願いします」齋藤、高谷、両選手計量後インタビュー [nextpage] ▼第6試合 バンタム級 5分3R×魚井フルスイング(61.2kg/同級世界3位/和術慧舟會HEARTS)[判定1-2] ※30-29,28-30,28-29○田丸 匠(61.1kg/同級世界9位/NASCER DO SOL) 横山忠志 30-29(1R 10-9/2R 10-10/3R 10-10)岡田剛史 28-30(1R 9-10/2R 10-10/3R 9-10)福田正人 28-29(1R 10-9/2R 9-10/3R 9-10) 7月大会でバンタム級に転向し、一條貴洋に腕十字で一本勝ちした田丸匠(NASCER DO SOL)が早くもバンタム級第2戦に臨む。対戦相手は同級世界3位の魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)に決定した。 魚井はその超攻撃的スタイルでKOを量産する典型的なストライカータイプ。RIZINでもその存在感を発揮しており、地元神戸で行われた凱旋試合でも期待通り、カナ・ハヤットをKO。戦いの場が変わってもその持ち味を遺憾なく発揮している。 今回の田丸戦は魚井が、「初めて対戦相手を指名させていただきました。天才ボーイ田丸選手と試合が決まりました。金網の中で人災起こします。嘘です(笑)」と語っている通り、魚井からの指名試合。RIZIN帰りにあえて修斗で“天才”を指名した、その意図は? バンタム級のフルスイングに自信ありの対戦相手指名だろう。 対する田丸はテイクダウンからその場の状況に応じて極めを狙っていくナチュラルなグラップラー。バンタム級転向第1戦となった7月の後楽園ホール大会では新人王の一條貴洋を1Rでタップアウトさせており、階級変更の憂いを払拭している。スクランブルにも強さを見せながら落ち着いた試合運びも見せている田丸はこのバンタム級サバイバルマッチをいかに戦うか。 魚井戦決定に田丸は「種類は違うけどフィニィシャー同士。閃きvs暴力、15分あればどっちか倒れてるでしょ。自由にケージで表現します。皆さん遊びに来てね」と、フィニッシュ決着を予告している。 異なるファイトスタイルが故に水と油とも言えるが、己の武器に拘りを持つ両者なだけに想像を超える試合が期待出来そうだ。無人の野を駆けるが如く拳を振るい続ける魚井と天才的な感性で試合を組み立てる田丸。さらに、田丸は魚井と同門の世界ストロー級王者猿田洋祐をKOしており、今回はどんなスタイルで戦うのかも注目だ。 田丸匠、石井逸人の階級変更によって更にサバイバル度が増したバンタム級。世界王者・佐藤将光から提案された「バンタム級1DAYトーナメント」は果たして実現するのか? 修斗“黄金の階級”は更に熱を帯びそうだ。 1R、サウスポー構えの魚井にオーソドックス構えの田丸。ニータップから組み付く田丸を切る魚井。さらに左のオーバーハンド! ブロックして体勢崩した田丸に魚井は左の蹴り。片ヒザ突くとすぐに魚井はパウンドも防御して田丸は立つ。 右の蹴りは田丸。その連打をつかみ押し込む魚井はシングルレッグに、そこに田丸はアームインギロチン! もブレークに。 田丸から跳び蹴りで近づくとさらに右の蹴り!左のオーバーハンドをダブルでボディから上に当てる魚井に後退した田丸だが、続く魚井の左の蹴りはかわしてカウンターのダブルレッグテイクダウン! 田丸がマウント&パウンドもホーン。 2R、近い距離で立ち合う田丸。左の前足をフェイント、両者消極的で口頭注意に。再開。右ハイは田丸。かわす魚井も入り辛い。田丸のテイクダウン狙いを切る魚井。右の蹴りから入る田丸。魚井は近づくと左! しかし、田丸も跳びヒザから近づき、差しての得意の四つから小外テイクダウン狙いも潰したのは魚井! 左右を振るとそこにカウンターの片ヒザのダブルレッグテイクダウンは田丸! 細かいパウンド狙いも魚井は左でオーバーフックして防ぐ。 3R、左の蹴り、さらに足を触りに行く田丸。切る魚井。左をダブルで振って跳びヒザで詰める魚井! 田丸も右の三日月蹴りから跳びヒザで飛び込む。四つで組む田丸の崩しをいったんは切った魚井だが、さらに両脇差した田丸は小外からテイクダウン! サイド奪う田丸にエビから立つ魚井。その際でギロチンを狙う田丸だが、頭を取らせない魚井。またも詰めて右で差してテイクダウンは田丸。魚井はフックガードから胸元を蹴り上げて突き放し、ホーン。 判定はテイクダウンからポジションを奪った田丸が2-1で辛勝。魚井も左で攻め、テイクダウンからパウンドを防ぎ立ち上がったが、スプリットで惜しくも敗れた。 田丸は試合後、「開会式のマイクでスベったので取り返したじかったんですけど、強くて……また頑張りますので、またここに来てください」と苦笑して語った。 (試合前日コメント)◆魚井「まあ、試合は見てくれたら皆さんが見たいような展開・結末になるんじゃないかなと思います。ちょっと朝、自分は内容は見てないですけど、MMAPLANETさんで記事(猿田戦前の猿田のコメント『自分はサンディエゴに行く必要がない。普段の練習している内容が彼(田丸)とは違う』を受けて田丸が『地方のジムのことをバカにするな』と発言)流れていて、取材を受けてるようですけど、自分としては地方とかをバカにしているつもりは一切ないんで。なんだったら自分も地方の人間で、首都圏でオファーをもらって結果を出す難しさとか、関東に住んでいる人たちより厳しい条件でやってきているっていう、そういうのは分かっているつもりなんで。地方をバカにするなと言うんだったら、個人の意見ですけど、格闘技をバカにするなと言いたいです」 ◆田丸「見てないって、絶対インタビィー見たでしょ(笑)。無茶苦茶インタビュー読んだでしょう。高島(学)さん、インタビューありがとうございました。いまのコメントを聞いて、明日はすごくいい試合になるなと思いました。明日は僕は僕なりに、地方関係なく、MMAをしっかりやってきたんで、明日はそれがぶつかるといいなと思っています。応援よろしくお願いします」 ▼キッズ修斗公式戦 キッズ6 女子46kg以下契約 3分1R ※休憩中○横田唯菜(心技館)[0分58秒 腕十字]×高山海優(DOBUITAファイトスポーツジム) ▼第5試合 バンタム級 5分3R○藤井伸樹(61.1kg/同級世界8位/ALLIANCE)[判定3-0]※30-26,29-28,30-27×齋藤 翼(61.25kg→61.2kg/総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM) 横山忠志 30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)豊永 稔 29-28(1R 9-10/2R 10-9/3R 10-9)田澤康宏 30-26(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-8) 1R、ともにオーソドックス構え。藤井はダブルレッグも差し上げる齋藤が突き放す。今度はシングルレッグに入る藤井。しかし金網背に倒れない齋藤。 藤井の右に左跳びヒザを合わせる斎藤。さらに打ち合いから左をヒット! ダウンする藤井だがすぐに立ち組み付く藤井が金網に押し込む。ヒザで突き放す齋藤。 しかし藤井はニータップからテイクダウン! 肩固め狙いからマウント! パウンドからバック奪いリアネキドチョーク狙いも齋藤も後ろ手を掴んで防ぐ。 2R、ワンツーは齋藤。さらに右ストレートをカウンターでヒット! ダウンする藤井は抱きつきすぐに立ち上がる。左右で詰めてシングルレッグテイクダウン! ハーフの齋藤にパウンドから藤井はマウントに! そいかし金網まで這う齋藤も立つことに成功。追う藤井を断ち切り、アッパーを狙うが、藤井はさらに追うとテイクダウンからハーフ、マウント&パウンド連打。力を使い最後はチョークを狙うが齋藤も凌ぐ。 3R、右の相打ちから前に出る藤井は左で差して押し込むと右でパウンド連打! さらにシングルレッグで両足で挟みテイクダウン! ニアマウントからリストコントロールし、チョーク狙い。さらにマウントに移りパウンド&ヒジ! さらにチョーク狙い。斎藤ブリッジから立ち際も脇を差され背中をつく。最後は藤井が肩固め狙いも外した齋藤が立って右を振ったところでホーン。 またも大激闘の藤井はダウンを喫しながらも、寝技でドミネートし、判定3-0(30-26,29-28,30-27)勝利。修斗で2連勝を挙げた。 [nextpage] ▼第4試合 ストロー級 5分3R△猿丸ジュンジ(52.2kg/日本/同級世界3位/修斗GYM東京)[判定1-1ドロー](29-28,28-29,29-29)△中川マイケル(52.0kg/アメリカ/GRACIE TECHINICS) 横山忠志 28-29(1R 10-9/2R 9-10/3R 9-10)豊永 稔 29-29(1R 10-9/2R 10-10/3R 9-10)田澤康宏 29-28(1R 10-9/2R 10-9/3R 9-10) 中川のセコンドにはマックス・ホロウェイが帯同。 1R、ともにオーソドックス構え。倉本とレスリングの練習を積む猿丸は、左右振りダブルレッグは切る中川。中川の入り際に右を打つ猿丸。中川の左ヒジをかいくぐり押し込む猿丸だが、突き放す中川は逆にカウンターのダブルレッグから引きまわしてテイクダウン! 猿丸も蹴り上げから立つ。右ローを当てる中川。 近距離で左フックを当てる猿丸! ダウンした中川に一気に詰める猿丸はバックマウントからパウンド連打もホーン。 2R、右ローは中川。打ち合いで右を当てるのは猿丸。中川は左ボディストレートを打つ。互いに見合う時間が長くなる。左ジャブをダブルで突いてダブルレッグテイクダウンは猿丸! しかし中川もスイッチ狙いから立つとお返しのダブルレッグテイクダウン! バックを狙うが猿丸は正対し突き放す。さらに右ストレート、右前蹴り。中川も圧力をかけなおし、シングルレッグで引き出してテイクダウン。立つ猿丸をリフトし再びテイクダウンするとパウンドする。 3R、詰める中川は右フックをヒット! さらに右ミドルも蹴り足をつかむ猿丸は片足立ちの中川に右を振る。中川も右を返すとさらに左! 後退する猿丸を追う中川。猿丸は鼻血。追う中川はさらに右ストレートをヒット! しかし左インローがローブローに。再開。 詰めて左フックは猿丸。大きな右を振り前進する中川は右を振り、右で脇差し組み付くとボディロックからテイクダウン! しかし立ち際で小手に巻き中川にパウンドを入れる猿丸。中川も際で上を取ってパウンドしたところでホーン。 3Rの激闘の判定は1-1ドロー(29-28,28-29,29-29)となった。 ▼第3試合 ストロー級 5分3R○本田良介(53.7kg→当日再計量52.2kg/同級世界5位/無所属)[判定2-1]※29-28,30-28,28-29×黒澤亮平(52.2kg/同級世界8位/パラエストラ松戸) 岡田剛史 30-28(1R 10-9/2R 10-10/3R 10-9)長瀬達郎 29-28(1R 10-9/2R 9-10/3R 10-9)田澤康宏 28-29(1R 10-9/2R 9-10/3R 9-10) 1R、オーソドックス構えの黒澤にサウスポー構えの本田。滑り込むようにシングルレッグからアンクルピックで見事にテイクダウンする本田。ガードを取る黒澤は金網背に立つが、再び本田はダブルレッグテイクダウン! 黒澤もすぐに立つとスタンドバックを取られながらもアームロック狙いで落ち着いて金網ずたいに回る。背後から黒澤の右腕をコントロールする本田。黒澤は離れ際に右を振るが、すぐに詰める本田は払い腰を決めて投げる! 2R、左ミドルを出しシングルレッグで詰める本田。しかし切る黒澤はワンツーから左ハイ、さらに右ボディ打ち! 右で前へ! さらに右ミドルもキャッチした本田はローシングル。黒澤は後ろを向いて抜く。若干、本田は息が上がるか。詰める黒澤は左カーフキック。詰める本田は左ストレート! 後方に下がる黒澤に本田はテイクダウンするが黒澤は脇を差してヒジ打ち! 片足にしがみつく本田だが黒澤は尻で立ちヒジ&鉄槌。上体を立てる本田だが際で上取るのは黒澤! 両者ともにひとときも止まらない攻防。 3R、詰めるのは黒澤。左右で詰める本田はダブルレッグで尻餅つかぜる。黒澤は金網背に立とうとするがその際でバック奪う本田! しかしチョーク狙いに黒澤は正対! 立つ本田はなおも黒澤を詰めてダブレッグテイクダウン。立つ黒澤の際でバック奪う本田。しかしまたも黒澤は足をかけさせず正対! スタンドへ。右ミドルは黒澤! その蹴り終わりに足をつかみ詰める本田。シングルもがぶる黒澤が鉄槌! 本田もヒザを立てて立ったところでホーン。 タフファイトの判定は2-1、黒澤29-28,28-30本田,28-29本田で、スプリット判定で本田が勝利した。 ▼第2試合 THINKS INTERNATIONAL presents Women's SHOOTO -50kg インフィニティリーグ2019 5分2R○杉本 恵(49.9kg/勝ち点5/AACC)[2R 2分06秒 TKO]×北野きゅう(49.9kg/勝ち点2/高田馬場道場・とらの子レスリングクラブ) 1R、勝ち点が2の両者。オーソドックス構えの杉本と、サウスポー構えの北野。160cmの北野は右ジャブを突いて左回り。左ストレートを狙う。追う杉本。互いに消極的注意から再開後、杉本はサウスポー構えに変えて右をダブルで突いてすぐにダブルレッグテイクダウン! 亀になり立とうとする北野を得意のがぶりは杉本。北野も頭抜くがすぐに杉本は両脇を差して離れ際に左右を突く。北野は首相撲からヒザ狙いも崩れて下に。ヒールフック狙いも杉本は鉄槌! 後ろを向いて回転して抜く。 2R、早々に右を突いて前に出る杉本。金網に詰め左で差してダブルレッグテイクダウン!いったん亀になり立とうとする北野を再び脇を差して寝かして抑え込むと、牛殺し狙いから左で脇を差して左腕は右足ではりつけて右手で鉄槌連打! 動けないまま鉄槌を浴びる北野を見てレフェリーが間に入った。 ▼第1試合 THINKS INTERNATIONAL presents Women's SHOOTO -50kg インフィニティリーグ2019 5分2R原田よき(49.3kg/勝ち点2/赤崎道場A-spirit)[判定3-0(20-18×3)]廣瀬里美(49.5kg/勝ち点0/パラエストラ松戸) 片岡誠人 20-18(1R 10-9/2R 10-9)長瀬達郎 20-18(1R 10-9/2R 10-9)福田正人 20-18(1R 10-9/2R 10-9) 1R、勝ち点が0の両者。ともにオーソドックス構え。廣瀬のセコンドは浅倉カンナがつく。リーチのある廣瀬は左ジャブを突く。近い距離で右を当てる原田。廣瀬も右ローを返す。ダブルレッグで組み付く原田だが、突き放す廣瀬は右ロー。 2R、シングルレッグで金網に詰める原田だが、さばいた廣瀬が体を入れ替え、金網際でクリンチボクシング! 突き放すがなおも原田は両脇を差して押し込むと離れ際に右ヒジを狙う。さらにダブルレッグに入る原田。差し上げる廣瀬に原田はボディロックに切り替え小外でテイクダウン! しかし亀になり立つ廣瀬。 すぐに詰める原田は左を差して頭をアゴ下につけて押し込む。終了間際に廣瀬が突き放してホーン。 判定は3-0(20-18×3)でアタックを続けた原田が勝利、勝ち点2を獲得した。 ▼オープニングファイト フェザー級5分2R ※17:45開始○久保村ヨシTERU(65.7kg/飛翔塾コンドル)[1R 0分58秒 KO]×木下タケアキ(65.7kg/和術慧舟會HEARTS) 1R、サウスポー構えの木下、オーソドックス構えの久保村。久保村は左ジャブのフェイントに木下は左を伸ばすが、そこに久保村はワンツーの右ストレートをヒット! さらに左を当てると木下が後方にダウン! ガードではなくすぐに立とうとする木下に久保村はさらに右! 金網の頭をもたれてダウンした木下を見てレフェリーが間に入った。
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