キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】吉岡龍輝が初回KOで決勝へ進出、数島大陸が神の左なら「僕のは"魔の左"ですかね」

2024/11/02 18:11

▼第4試合 DEEP☆KICK-48kg契約 2分3R
△上田樹那(山口道場)
ドロー 判定1-1 ※30-29、29-29、29-30
△Sero(NJKF健心塾)


 今大会唯一の女子ワンマッチ、上田とSeroが激突する。もともと今試合は上田vsAyaka(NJKF健心塾)で決定していたのだが試合開催2週間前にAyakaが怪我により出場困難となり、同門であるSeroが急遽出場といった経緯があった。


 試合は1R、細かくステップを踏みながら左ミドルにローと蹴り主体で攻める上田に鋭い左フックにストレートを軸にパンチ主体で攻めるSeroといった展開となる。中で上田は着実に左右のローを当てていき、Seroは離れ際にストレートを数度あてるなど互いにヒットを許しあう一進一退の攻防に。


 続く2Rも同様の展開になると、Seroは圧を強め打ち合いの距離にもっていく。上田もこれに応戦し左右のフック、そしてローと打ち合いの最中でもローをきっちり当てていく冷静さを見せる。Seroも左ミドルを加えながら自慢のパンチを思う存分に振るっていき高いアグレッシブさを見せる、2R終了時点でのオープンスコアは2名が19-19、20-20でイーブン、1名が20-19で上田を支持する。


 3R、このラウンド制した者が勝者となるだけに両者は開始早々から果敢に打ち出る。Seroが左右のフックにストレートとヒットさせれば、上田もストレートに左右のローでSeroの足が流れていく。互いに疲れが見えるも決して止まらずに打ち合い、正に女の意地をぶつけあった両者。


 その激闘は最終ゴングまで続くも結果は1-1で痛み分けのドローとなった。まだまだ技術に気合も成長し続ける女子キックボクサー達、DEEP☆KICKでも女子ベルト新設を望む声もあるが果たして。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント