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2024年11月17日(日)『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』(愛知・ポートメッセなごや)に出場するJAPAN TOP TEAM(JTT)所属の秋元強真、白川ダーク陸斗、昇侍、ヒロヤ、倉本大悟の5選手が25日、合同公開練習を行った。
RIZINバンタム級(61.0kg)で芦澤竜誠(フリー)と対戦する昇侍、RIZINフライ級(57.0kg)で柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)と対戦するヒロヤは、JTT2人で組んでマススパーリング。互いに好調ぶりをうかがわせた。
昇侍は2022年7月のRIZIN沖縄大会で朝倉海の欠場を受け沖縄大会に緊急参戦。ヤン・ジヨンに3R一本負けを喫したが、初回の右フックで右前腕部の尺骨を骨折。チタンプレートを入れる手術を行うなど回復期間を経て、今回、2年4カ月ぶりのRIZIN参戦となる。
RIZINフェザー級(66kg)ではRIZIN初参戦時の鈴木千裕を20秒 TKOに下している昇侍だが、バンタム級は、2021年2月の『DEEP 100』での元谷友貴戦以来、3年9カ月ぶりとなる昇侍は、「毎日お腹が減っていて、減量でもう食べることしか頭にありません」と苦笑しながらも、正座で対応。
負傷箇所の回復については「前腕尺骨骨折から2年4カ月も経っているので全く問題なく試合に挑めると思います」と完治したとした。
KIBAマーシャルアーツクラブからJTTに完全移籍し、「環境も変わって、世界のトップコーチのビリー(ビゲロウ)やエリー(ケーリッシュ)の指導のもとやっているので、想像以上にハードで今まで経験したことないくらい厳しい練習を、JTTみんな一丸となって練習しています。でも、これを乗り越えたら結果がついてくる確信があるので、みんな必死に頑張っています」と、41歳の環境変化のなかで自身に鞭打っているという。
K-1ファイターからMMA3戦となる芦澤については、「前回(7月『超RIZIN.3』)皇治戦を見る限りでは、まだまだ経験や、練習期間も短いですし、そこまで身に付いていないかなという意識はあります」と、経験値の差はあるとしながらも、「自分がどういう戦いをするかで変わりますが、相手の出方、スピード、タイミングやセンスは抜群にあると思うので、そこを見極めながら肌感覚で掴みながら、自分がどう組みに行くのか、どう打撃でいくのかを見極めて戦っていきたい」と、格闘センスがあるとし、向かい合って見極めたいと語った。
3週間後の試合に向け、「もういっぱい作戦をしっかり作ってあって、あらゆる展開になってもしっかりと仕留められるようにという練習を日々やっているので心配ないですし、今まで打撃で打ち合うのみ、というところを、そうじゃない部分も出せるかもしれないと思っています」と、全局面“どこでも”戦える昇侍になっているとした。