(左から)新田、重森、古村、篠原(下地は沖縄在住のため会見は欠席)
2024年11月15日(金)カンボジア・プノンペンのKambuolで開催されるクンクメール大会に、KNOCK OUTから5選手が派遣されることが10月23日(水)に都内で行われた記者会見で発表された。
同大会は、カンボジア最大のお祭りの一環として年に一度開催されるビッグマッチで、「日本vs.カンボジアの5vs.5マッチをやりたい」と現地プロモーションからの要請を受けて実現したもの。野外広場で2~3万人の観衆が集まる大規模な大会になるという。
山口元気KNOCK OUT代表は「オファーを受けてヒジありのベストな選手を送り出そうということになり、対抗戦が行われることになりました。篠原賢は生まれがカンボジア。カンボジアのジムで練習していて重森が今回対戦する相手が先生だったとのこと。現地のプロモーターからぜひと。なぜかタイでブアカーオのジムで練習していてプロ2戦。カンボジアと日本の懸け橋になるカードとトミープロモーターが期待しています。
新田宗一朗は前回カンボジアでKO勝ちしていて、カンボジア側からぜひということで決まりました。カードを見たら対戦相手が8月に久井大夢選手と対戦したチョットで、これもどうなるのか。日本で屈辱的な負け方をしたので死にもの狂いで来ると思う。
下地奏人選手は今年3月のクンクメールとの対抗戦で唯一ダウンを獲って勝ちました。古村匡平は九州大会で初回KO勝ちしており、ヒジありといえば古村、やってもらいたいなと。目標にしている重森も出るので試合内容で競い合ってほしいということで並べました。そして重森陽太は、倒しに来るヒジでやってくる選手に対してムエタイテクニックが通用するかがポイントになる。
クンクメール側は、重森の相手はタイで言ったらブアカーオのようなレジェンド級の選手らしくて強いメンバーを用意してきた」と、選抜理由と見どころを語った。
会見に出席した篠原は「タイで2戦しているんですけれど、日本の団体での試合は初めてでデビュー戦という形になります。生まれ故郷で出来るのが光栄に思っています。2戦はどっちもKOで勝っているので今回もKOで勝とうと思っています。出来ればヒジで倒したいと思っています。今後の目標はKO勝利を連続でしていくことです。新時代の代表になれればと思っています」と、まだ17歳で3戦目の選手とは思えないほど堂々とした挨拶。
新田は「カンボジアは2戦目で、久井がやった相手なので試合内容で比べられると思うので、倒せば久井との対戦もいけると思うので倒しに行ければと思います」と、2022年12月のKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦でKO負けを喫した久井大夢との再戦を見越していい勝ち方をしたいとする。
古村は「誰よりも派手に倒して、タイトル挑戦者は俺しかいないことを知らしめたい」と、KNOCK OUTのタイトル挑戦へつなげたいとした。そのKNOCK OUT-REDライト級王者・重森は「9月から月一ペースで試合をやっていて今回で3試合目。怪我も少なくコンスタントに試合が出来ているので、しっかり勝って次のステップにつなげられれば。レジェンドの立ち位置の選手をあててくださったので、カンボジアの皆さんの記憶に残るような試合をしたい」と意気込みを語った。
なお、大会は日本のYouTubeにて視聴できるようにカンボジア側と交渉中とのことだ。山口代表は「もしも全勝できたらボーナスも考えます」と約束した。
<対戦カード>
▼-62.5kg契約
重森陽太(クロスポイント吉祥寺)
Chan Rothana(カンボジア)
▼-63.0kg契約
下地奏人(RIOT GYM)
Thy Varith(カンボジア)
▼-63.5kg契約
古村匡平(FURUMURA GYM)
Meun Mekhea(カンボジア)
▼-60.0kg契約
新田宗一朗(クロスポイント大泉)
Chhut Serey Vanthong(カンボジア)
▼55.0kg契約
篠原 賢(クロスポイント吉祥寺)
Phaneth Kun Khmer(カンボジア)