2024年11月9日(土)タイ・バンコク・ルンピニースタジアムで開催される『ONE 169』(U-NEXT配信)女子アトム級で、三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)が、マカレナ・アラゴン(アルゼンチン)と対戦することが発表された。
三浦は、2022年1月にONE女子ストロー級で王者ション・ジンナンに挑戦も判定負けで戴冠ならず。2023年11月のストロー級戦でメン・ボーを1R あやかロックで極めて一本勝ち。2024年1月の日本大会でアトム級に階級を落として、平田樹に判定勝ち。2連勝中。
2024年4月大会でジヒン・ラズワンと対戦予定だったが、ラズワンが負傷欠場し延期。10月の『ONE FIGHT NIGHT 25』でラズワンと仕切り直しの試合が組まれたが、今度はラズワンが計量ミス(※三浦は体重&ハイドレーションテストともにパス)、試合は中止となっていた。
11月9日に三浦が対戦するアラゴンは、ONE初参戦の22歳。マレーナ・ガルシア、ミラグロス・ロペス、ローラ・バリンに続く、4人目のアルゼンチン人ONEファイターとなる。
柔道パンアメリカンジュニア選手権でアルゼンチン-57kg代表になるなど三浦と同じ柔道ベースで、2023年8月にプロMMAデビューし3戦全勝。2度の一本勝ちをマークしている。
オーソから長いジャブ、テイクダウンはニータップ、ダブルレッグを使うも、三浦同様に首投げからのVクロスアームロックを得意とするなど、三浦の動きを参考にしている可能性もある。
とはいえ、MMA13勝5敗の三浦のそれは精度が高くバリエーションも豊富。果たして自身と同じような武器を持つ相手に、両者はどう戦うか。
三浦は「すぐに闘える喜び。感謝。今年4回目のファイトキャンプ。常に闘う身体を作れている。最高の状態でお会いできるのを楽しみにしています! 勝つぞ。あと少し追い込みやり切ります」と記している。
試合のキャンセルが続き、その都度、試合に向けた減量で身体にもダメージが残るなか、三浦は今度こそ待望の試合を行うことができるか。
なお、10月の『ONE FIGHT NIGHT 25』大会から、ONE Championshipは、新たな計量ルールを導入。3時間の検査時間の「最初の1時間」以内に体重測定やハイドレーションテストに失敗した選手には、20%の罰金が科せられることが発表されている。
「残り2時間以内」にハイドレーションテストと計量に合格すれば、試合は続行され、罰金の20パーセントは、対戦相手が選んだ慈善団体に寄付される。
選手が3時間内に、ハイドレーションテストパスしたものの、体重が基準に達しなかった場合、軽い方の選手の「公式体重の105%以内」であれば、対戦相手とキャッチウェイトの交渉をすることができる。
ハイドレーションテストをパスしない場合、または選手がキャッチウェイトの体重制限の105%を超えた場合、試合はキャンセルされる──となっている。