小野寺とロシア人選手の試合。いかんともしがたい体格差を感じる……。(C)空道
2024年10月19日(土)、20日(日)、アルメニアのエレバンにて『空道ユーラシアンカップ』が開催された。
全13カ国(日本、ロシア、アルメニア、アルジェリア、オーストラリア、チェコ、フランス、ジョージア、インド、イラン、カザフスタン、キルギスタン、マルタ)からエントリーがあり、日本からは4名が出場した。
2023年の世界選手権女子-220クラス優勝の小野寺玲奈は3人リーグ戦でロシア人選手に延長判定負け、同世界選手権-240クラス準優勝の曽山遼太(白・大道塾岸和田)は-240クラス4人トーナメント準決勝で判定負け、中川昇龍は-230クラス1回戦で判定負けしたものの、世界選手権-230クラス準優勝の佐々木龍希は-230クラス決勝でロシア人選手に延長判定勝ち。情報によると-230クラス以外の全カテゴリー、優勝はロシア人だったとのこと。
佐々木まで敗れていたら「やっぱり昨年の世界選手権で日本が8カテゴリー中、6つの王座を獲得できたのは、ロシアが出ていない大会だったからなのだろう」と評価されかねない状況だっただけに、日本の威信を守る勝利だったといえよう。
「ジョージアの選手が決勝進出した一方で、ロシアやジョージアの選手たちに健闘する選手も多くおり、3位にインドやイランの選手が多く入りました」と、長田賢一・全日本空道連盟理事長。
世界への空道競技の拡がりを感じさせる大会となった。