空手
レポート

【正道会館】石井和義館長が考案したフルコンPlusルールで好試合続出

2019/09/20 21:09

<フルコンタクト National Championship>

▼一般男子軽量級
〇原田 龍
一本勝ち
×山岡莉久


脱力した状態で飄々と戦う原田龍。

 原田龍は原田寛館長の子息で兄弟共に国際如水館エースである。対戦する両者は国際如水館の同門。やはり手の内を知っているだけにやりにくい。長身の原田だが射程距離の長い蹴りだけでなく原田は近距離での攻防にも長じていて対戦するものには厳しい相手だ。

 原田の長い蹴りの反対側に回ろうした瞬間に原田の左上段膝蹴りが山岡の顔面に命中、山岡が落ちた。原田龍が優勝に輝いた。

▼一般男子中量級決勝戦
〇森 洸稀(大誠館)
延長戦 減点
×有馬伶弐(白蓮会館高野山支部)。


実力差は大きくなかったが安定度で森が勝り、反則に対する明解の処遇で勝敗が決した。

 両者ほぼ互角、有馬は掴みからの小さな崩しを試みる。これが蹴りなどの技を伴わない単なる掴みとなる場合は反則となる。森が右の中段への蹴り、有馬が接近しての膝の連打、森が連打をみせるも差はでず、本戦引き分け。

 延長戦、有馬の掴みが減点対象となり、この一瞬で有馬が敗退。フルコンプラスのルールと同じく減点は明確に勝敗に影響する。

▼一般男子重量級決勝戦
〇内藤貴継(白蓮会館唐津支部)
優勢勝ち
×大久保洋典(正道会館大分支部)


大久保も攻撃に転じようとするが内藤の柔軟な組手に攻撃は無力化された。

 前回の大会では正道のエース伊藤蓮に敗れ準優勝した内藤。実力は常に優勝圏内にはあった。内藤選手は全く無駄には動かない組手だが、その優しい動きで、二回戦を二発の中段突きでKOして勝ち上がっている。大久保もなんとか打開しようと試みるが今回の内藤には通じない。本戦で内藤の優勢勝ち。


National Championshipジュニア中学2・3年女子軽量級49kg未満で見事な優勝を決めた前河凛花は長い脚を活かした蹴り技が得意だ(正道会館高雄道場)


National Championship中学一年男子重量級45kg以上。松本海翔(正道会館総本部)と大浴剣心(正道会館高雄道場)の決勝戦。大浴はみんなが知る十分な実力者だ。今回の松本は左右サイドに円形ステップ出入り、素早く中段突きを打ち込むことで勝利を得た。


National Championship小学5年生女子重量級34kg以上。山本妃莉(正道会館総本部)が優勝を果たす。

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