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【修斗】世界フェザー級王座戦・SASUKEvs.椿飛鳥、環太平洋ライト級王座決定戦・エフェヴィガ雄志vs.マックス・ザ・ボディ=11月30日(土)後楽園

2024/10/19 10:10
 1990年5月12日、修斗のそしてMMA史上初の王者が誕生してから34年。これまで数多くの激闘が“聖地”後楽園ホールを揺らしてきたが、2024年11月30日(土)同地にて、史上初となるトリプルチャンピオンシップが行われることとなった。 ▼修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5RSASUKE(王者/マスタージャパン東京)13勝3敗1分椿 飛鳥(挑戦者・同級1位/トライデントジム)7勝5敗  まずは世界フェザー級王者・SASUKE(マスタージャパン東京)の3度目の防衛戦が決定。  挑戦者は同級世界1位の椿飛鳥(トライデントジム)。椿は2023年にヒジに怪我を負うも、復帰後はたてお、結城大樹等のランカーを撃破。お調子者のキャラとは打って変わって、強い組みを軸に堅実な試合運びでトップコンテンダーまで上り詰めた。  3連勝と波に乗っている椿を迎え撃つSASUKEは、2021年の王座戴冠からたてお、田中半蔵を相手に連続防衛を果たし、修斗で敵なしの無双状態。  2023年5月の『ROAD TO UFC』ではキム・サンウォンにKO負けを喫したが、2024年5月19日に行われた中国最大の格闘技団体WLFとの対抗戦では、ジョングウェン・パンを相手に1R ヒザ十字で一本勝ち。圧巻の勝利をおさめたSASUKEはマイクを握り、フェザー級ランカー達に向かって「お前らに修斗を背負えるとは思えない」と痛烈な一言を発した。  そこに唯一噛み付いたのが椿だった。それを受けたSASUKEも椿に対して「やってやるよ」とSNSで動画を投稿。その後も挑発を繰り返す椿にSASUKEが重い腰を上げ、遂にこの二人が相対時する事となった。  普段はチャラいキャラ全開の椿だが。試合に関してはクレバーな面もあり。不気味なところもある。普通に戦ってもSASUKEの牙城を崩すことは容易ではないが果たして“クセ者”椿に奇策はあるのか? それとも無双王者SASUKEの前に“策士”策に溺れてしまうのか?  SASUKE絶対有利は動かし難いが。何かやらかすかもしれない椿にも期待したい。王者SASUKE貫禄の勝利か。椿が風穴を開けるか。何かが起こる予感がするタイトルを賭けた5ラウンドマッチに注目だ。 [nextpage] 無敗エフェヴィガ雄志がカメルーン戦士マックスと環太平洋王座争う ▼環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 5分3Rエフェヴィガ雄志(同級1位/TRIBE TOKYO MMA)9勝0敗マックス・ザ・ボディ(同級3位/BRAVE)14勝11敗  そして現在空位となっている環太平洋ライト級王座を賭けて、エフェヴィガ雄志(同級1位/TRIBE TOKYO MMA)とマックス・ザ・ボディ(同級3位/BRAVE)が激突。  デビュー以来。連勝街道を歩むエフェヴィガ雄志だが。8月に行われた『TTF10』では元Bellatorのエマニュエル・サンチェスと対戦し、北米の強豪を相手に1RでパウンドアウトでTKO勝ち。MMA通算9戦全勝でタイトルに王手を掛けることとなった。  当初は9月の後楽園ホール大会でマックス・ザ・ボディとのマッスル対決でKO勝利を収め、ビッグインパクトを残した西尾真輔(同級2位/総合格闘技宇留野道場)に、環太平洋ライト級王座戦が打診されたが、調整が間に合わず試合を回避。  西尾に敗れはしたが。同級3位のマックスがタイトルショットに挑む事となった。エフェヴィガは以前、試合後のマイクアピールでマックスを指名したこともあり、紆余曲折はあったが今回タイトル戦で拳を交わす事となった。世界を目指すエフェヴィガにとっては連続の国際戦になる。  かつてはキャプテン☆アフリカとの王座決定戦に敗れ。前回KO負けしている後のないマックスは逆に気を引き締めて今回の試合に挑むであろう。ライト級の新たな旗手としてベルトを巻くのは無敗の快進撃を続けるエフェヴィガか? それとも“カメルーンヘラクレス”マックス・ザ・ボディか? [nextpage] 「無冠の帝王」岡見が宿敵ジェヨンに打ち勝ち、悲願の初戴冠なるか ▼修斗世界ミドル級チャンピオン決定戦 5分5R岡見勇信(日本/同級世界2位/EXFIGHT)38勝15敗キム・ジェヨン(韓国/同級世界3位/NOVA MMA)27勝16敗  そして既報通り、世界ミドル級では岡見勇信と、AFC、TFCミドル級王者のキム・ジェヨンが再戦で王座を巡り戦う。  同王座はUFCでも活躍し、長きに渡り王者に君臨したシアー・バハドゥルダザが引退の意向を表明した為、今回の王座決定戦を行うこととなった。その岡見の対戦相手は因縁のキム・ジェヨン。両者は昨年12月に豊洲PITで開催された『FIGHT&MOSH』で対戦。序盤は岡見が優勢に試合を進めるも、後半キムが脅威の粘りを見せて岡見を猛追。スプリットデシジョンで辛くも岡見が勝利したが、その激闘を物語るかの様に全てを出し切った岡見は勝利のコールが叫ばれるとマットに倒れ込んでいた。    あれから約1年、今回は世界ミドル級のタイトルを賭け両者が再び激突する。カード発表となった後楽園ホールのケージに立った岡見は「43歳、最後のチャンス。ここまで来たらやるしかない」と己を奮い立たせている。  UFC、ONEと世界のトップ団体で活躍し、世界が認める岡見だが、これまでタイトルには恵まれなかった。2011年8月27日ブラジル・リオデジャネイロで開催されたUFC 134のアンデウソン・シウバ戦、2014年11月15日米国で行われたデヴィッド・ブランチとのWSOF世界ミドル級タイトルマッチとともに敗れており、まさに“無冠の帝王”。宿敵キム・ジェヨンに打ち勝ち、悲願の初戴冠を果たすことが出来るのか⁉ 岡見勇信、最後の挑戦に注目だ。  プロ修斗が後楽園ホールで旗揚げしてから35年。史上初のトリプルタイトルマッチが実現。“聖地”後楽園ホールで新たな修斗伝説が生まれる。
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