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インタビュー

【JMAEXPO】マイク・ベルナルドを育てたカラコダが新たに送り込む怪物は身長207cm、体重130kg、ウシクのスパーリングパートナー

2024/10/17 22:10
 2024年10月19日(土)神奈川・横浜BUNTAI『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』の出場選手インタビューが、17日(木)神奈川県内にて行われた。  巌流島ルール無差別級3分3Rで関根“シュレック”秀樹(柔術/ボンサイ柔術)と対戦する、初来日のルアン・ヴィッセル(ボクシング/南アフリカ)が出席。  身長207cm、体重130kgの巨体を持ち、ボクシング戦績は15勝3敗だというヴィッセル。トレーナーはあのマイク・ベルナルドやジャイアント・ノルキアらを育てたK-1の名伯楽スティーブ・カラコダ会長だ。 「準備は整っています。日本に来れて嬉しく思っています」とヴィッセル。関根については「経験値の高い選手ですし、強い印象を持っています。いい試合が出来ると思います。身長と長いリーチを使って最後はKOしたい」と意気込む。  フランシス・ガヌーがタイソン・フューリーとボクシングで対戦した時(2023年10月28日)に、ガヌーのスパーリングパートナーを務めたそうだがと聞かれると「やりました。それとオレクサンドル・ウシクのスパーリングパートナーもしたことがあります。今回の試合後も12月21日にウシクがタイソン・フューリーと戦うのでスパーリングパートナーをすることになっています」と話した。  巌流島ルール対策はどうかと聞かれると「一緒に来ているトレーナーが長年日本の格闘技に対応しているトレーナーなので大丈夫です」とカラコダ会長の戦略に全幅の信頼を置いているという。  関根の投げや寝技については「対策は言えませんが、そういった得意技を彼が使うのは分かっているので、どう返すかの対策は出来ています。それを上手く使いながら最終的にKOするつもりです」と言い、転落(押し出し)については「この身体を見てもらえれば分かるように、僕を押し出すのは簡単なことじゃない。やれるもんならやってみろって感じですね」と笑った。  続けて「あと、過去に有名なラグビーチームでプレイをしたので押されたり押したりはその経験が活かせると思うので、押し出されることはない」という。 「ラグビーは2歳から始めて、中学・高校とプレイしてプロのトップチームであるスプリングボクスでプレイを4年間経験しました。ポジションはロックで5番でした。U21のチームとナショナルチームでプレイをしました」と、驚きの経歴を明かす。  なぜそこまでやってラグビーを辞めたのかと聞かれると「ボールを扱うよりも戦いたい気持ちが出てきたからです」と笑った。  カラコダ会長は「2019年のラグビーワールドカップは横浜で行われ、南アフリカが優勝した。同じ横浜でヴィッセルに勝利を獲ってもらいたい」と言い、「私は1995年に初めてベルナルドと来日した。そこからたくさんの選手を日本に紹介してきた。ベルナルド、フランソワ・ボタ、ジャイアント・ノルキア…その中で、日本で試合をして受け入れてもらえるのは何かを知っている。  それは勝ち負けだけでなく、勝ち方も大事だということだ。ハートの部分で、ダウンを取られても諦めずに立ち上がるスピリット、勝ちに行く気持ちが日本では評価されると理解している。そういうことを見てきた自分が彼は素質もあるし、ラグビーの経験もありフィジカルの部分では誰よりも素質があり、メンタルも強いと評価している」と太鼓判を押す。  さらに「その一方で彼はとてもクリーンだ。木村ミノルとは違って酒もドラッグもしないで試合に集中ができる。彼の勝つ姿を期待している」と付け加えた。
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