(C)ROMAN
2024年10月14日(月・祝)14時~『でらゲーPRESENTS ROMAN ONE(ローマンワン)』が開催された(公式YouTubeライブ配信)。
◆ROMAN ONEで行われる3つのルールについて
1.R.O.M.A. Rules(時間無制限バーリトゥード)
医師の監修の元、安全管理を徹底したうえで行う、頭突き、金的ありなどの過激で自由度の高いルール。現代に初期UFCのスリルが蘇る徒手格闘技の原点の闘い(Roots Of Martial Arts Rules)となる。
2.ROMAN COMBAT(道衣着用MMA)
道衣(ジャケット)を着用して行う実践的な総合格闘技(MMA)ルールであり、伝統武道の精神と現代MMAの技術を融合させた新しい闘いの形。
3.ROMAN JIUJITSU(オリジナル柔術)
ヒールフックやスラミング、外掛けなどの従来の禁止技が解禁された、より自由度の高いブラジリアン柔術ルール。多彩な技術が試される闘いとなる。
『ROMAN ONE』速報
2024年10月14日(月・祝)※写真・詳報は逐次追加あり
NAOYOSHI(渡辺直由ROMAN CEO)、弘中邦佳・実行委員会代表による見どころ
▼R.O.M.A.Rules(旧バーリトゥード)74.8kg 時間無制限
×ウィル・チョープ(Will The Kill Team)
[1R 1分55秒 TKO]
〇渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
ミャンマーの国技でありベアナックル(素手)でのパンチに加え、金的/頭突きも解禁された世界一過酷な格闘技“ラウェイ”。そのラウェイの元王者である渡慶次が、更にグラウンドや指関節までもが許されるラウェイ以上に危険な究極ルールに挑む。
対するは日本でも活躍したウィル“ザ・キル”チョープ。ウィルは渡慶次と同じくラウェイを経験した元UFCファイター。もともとフェザー級としては破格の194センチという長身を誇り、その手足から繰り出される打撃の殺傷能力は“恐怖”のひとこと。
危険を愛する2人が武道発祥の国・日本でROMANの究極ルールのもとで相対するのは運命か。
『打撃ありルールの試合はこれが最後』と言う渡慶次が、宿敵ウィルとの戦いの果てに有終の美を飾るのか。それともウィルの凶暴な打撃がそれを許さず全てを打ち砕くのか。時間無制限の完全決着ルールである以上、最後に立っているのはどちらか1人。2024年10月14日、武道/格闘技/決闘の新時代の扉が開かれる。
ともに素手でショーツ1枚の姿。金的・頭突きありでスタンドの間合い、グラウンドはどう変わるか。渡慶次はケージに入る前にラウェイのポーズを作り、ケージイン。
遠い間合いに立つ両者。チョープは右ローもかわす渡慶次。サウスポー構えの渡慶次は左インロー。オーソから左ジャブで前に出るチョープに、渡慶次は下がりながらも左ストレート、さらに右フックを長身のチョープにしっかり素手で効かせると、チョープがダウン。渡慶次はパウンドをまとめた。115秒TKO勝ちの渡慶次は咆哮。
レフェリーが間に入った後、立ち上がったチョープはダウンを覚えておらず、近づいた渡慶次にファイティングポーズもレフェリーが再び中に入り、握手を求める渡慶次に、事態を把握して握手をかわした。
試合後、渡慶次はケージのなかで「自分が怖いのはウチの嫁だけで(笑)、今日も全然怖くなくてなんか漫画じゃないけど、この一戦が決まって、より死を意識する毎日を送ってきて、“素手で殴られたらどうなるんだろうな”というなかで怖さだけが出てこなかったです。道を究めたなと感じました。今日、中井祐樹の系譜を継ぐパラエストラ吉祥寺の先生にウチのジムで初めてのバーリトゥードの帯を認定してもらおうと思いました。試合前に高谷(聡)先生に四つで組んでもらったら組み負けて、“俺、四つに組まれたら危ないな”と思っていたときに、鈴木千裕がよく言う『殺す気で殴れ』というのを実践したら、うまいこと行きました」と語り、高谷氏から「黒帯内定」を得た。
また、事前のインタビューで触れていた通り、今後は打撃ありの試合には出場せず指導に専念することを明かした渡慶次は、「今日ほんとうに死んでもいいと、死ぬ気で上がったんで、また生きていたら子供達に会おうと思っていました」と語り、マット上で子供たちとクロスポイントの山口元気代表らととともに記念撮影に収まった。