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【KNOCK OUT】栗秋祥梧「意外と簡単な試合になるんじゃないか」、チュームーシーフーも「我々の試合は早い段階でKO決着するのではないか」と口をそろえる=王座決定戦

2024/10/11 16:10
【KNOCK OUT】栗秋祥梧「意外と簡単な試合になるんじゃないか」、チュームーシーフーも「我々の試合は早い段階でKO決着するのではないか」と口をそろえる=王座決定戦

両者ともKO決着を宣言したメインイベントの王座決定戦、チュームーシーフー(左)vs.栗秋

 2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』(U-NEXT配信)の前日計量が、11日(金)都内にて正午より行われた。


 メインイベントのKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R延長1Rで対戦する、チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)は57.45kg、栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)は57.45kgでそれぞれ計量をパス。

 続いての会見で栗秋は「明日はメインイベントでタイトルマッチということですが、あくまでも通過点。しっかり勝って自分の次につなげたいと思います」と挨拶。


 チュームーシーフーは「皆さん、こんにちは。私はチュームーシーフーです。今回タイトルマッチのチャンスをいただきありがとうございます。私はKNOCK OUTのチャンピオンになります。ファンの皆さんのことが大好きです。ただいま、KNOCK OUT。ありがとう」と全て日本語でコメントして笑顔に。

 続けて中国語で「今回、武林風と郭強ファイトクラブを代表してKNOCK OUTに再び戻ってて、タイトルマッチに挑めることを嬉しく思います」と挨拶。


 ベルトへの想いを聞かれると栗秋は「ベルトへの想いは昔からないですね。勝って行けば自ずとベルトとお金は付いてくるので」とクールな答え。


 チュームーシーフーは「ベルトに対してはいくつかの想いがあります。まずひとつは10月1日は我が祖国・中国の建国記念日。75種年を迎えました。KNOCK OUTのベルトを祖国に持ち帰りたいという強い想いがあります。ふたつめは、私は中国のイ族として初めてKNOCK OUTにチャレンジし、今回勝つことが出来たら中国人、そしてイ族のファイターとして初めて戴冠するわけです。ベルトを持ち帰ってイ族のみんなに見せてあげたいと思います。みっつめは郭強ファイトクラブが今年で設立6年目を迎えるのですが、頑張れば私のように海外でも活躍できるんだという姿をジムの後輩たちに目標として見せてあげたいです。そういった思いを込めて明日のタイトルマッチに挑みたいと思います」と語った。


 倒すイメージは何通りくらい持てているかとの質問に栗秋は「イメージはけっこう出来ていますけれど。当たれば倒れるかなっていうのと、意外と簡単な試合になるんじゃないかって感じですね。気づいたら一発で沈めたいと思います」と余裕のコメント。

 
チュームーシーフーは「これまで以上にこの試合を重視しています。KNOCK OUTの王者になってKNOCK OUTをもっと盛り上げたいという気持ちがあります。今回の試合のためにいろいろな武器を用意してきました。その武器がさく裂すれば必ず相手を倒すことが出来ますし、栗秋選手が言ったように我々の試合は早い段階でKO決着するのではないかと思っております」と、こちらも早期決着を予想。

 栗秋の「意外と簡単な試合になるんじゃないか」との発言については「今回の試合のために自分は信念を持って非常に苦しいトレーニングをして準備をしてきました。王者になるという強い信念があります。早い段階で終わると言われましたが、もちろん自分たちが拳を交えた以上はKO決着が望ましいと思っています」と、この試合はKOで終わらせるべきだと話した。


 計量後は常にテンションが低めの栗秋。減量はキツかったかと聞かれると「減量はキツかったですけれど、体調面はいつも通り」とし、「なんか話が長い。何を言っているのか分からんし、とにかく長い」とチュームーシーフーに苦言を呈した。

 そのテンション低めの状態でも燃えるものは内にあるかと聞かれると「そうですね。気持ちが強い選手ほど倒しやすいし、打たれ強い選手だったり気持ちの強い選手ってカウンターに弱い。明日分かります」と、チュームーシーフーの気の強さが裏目に出ると予告。


 チュームーシーフーは何ラウンドで決着をつけるつもりかとの質問に「何ラウンドとは今は発言しませんが、お互いKO率が高い選手だと思うので早い段階でKOするイメージはあります。どちらが勝利するにしてもリングに最後まで立っていた方が王者だと思うので、自分がそちら側に立っていたいと思います」とした。

 栗秋のテンションの低さと口数の少なさについての感想を求められると「会見場で元気がないとか話が長いとか短いとかは全く関係ない。とにかく明日、試合になってリングで2人が対決してエキサイティングな試合にする。それに尽きます」とする。


 チュームーシーフーが国や部族やチームを背負っているのに対し、栗秋は何を背負っているかとの問いには「人それぞれあると思いますが、僕は多くは語らないです。(チュームーシーフーが多くのことを背負っていても)別に大変とは思わないです。人それぞれじゃないですか」とあくまでもクール。


 今回、タイトルを獲得した後の展望はあるかとの質問に、栗秋は「UNLIMITEDルールをしっかり盛り上げていきたい。そこへ向かっての一歩目が今回かなというのが凄くあって。そのためにもベルトをしっかり獲ってUNLIMITEDで試合をしつつ、二刀流でもやってみようかなと。そこは会長に任せます」と、究極打撃格闘技ルールのUNLIMITEDルールを盛り上げていきたいという。

 チュームーシーフーは「もし明日、試合で勝利してKNOCK OUTの王者になったら王者として防衛を果たしたい。それがかなった後には可能であれば、KNOCK OUT以外の団体で同じ階級の王者や強い選手と対戦したいです。そして、一度対戦した久井選手とベルトを懸けた試合もしてみたい。2月25日が私と久井選手が試合をして1年になるので、そのくらいの時期に久井選手ともう一度試合が出来たら、といくつかの目標を持っています」と語った。

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