2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』の記者会見が、9月19日(木)都内にて行われた。
会見の最後に中村拓己K-1プロデューサーが質問を受け付け、9月16日幕張メッセで開催された『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』で、K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)との対戦をアピールしたRISE世界フェザー級王者・那須川天心(日本/TARGET/Cygames)について、初めて公の場で語った。
中村プロデューサーは「那須川選手が武尊選手と戦いたいとアピールした9月16日はKRUSH後楽園ホール大会があったので、いろいろバタバタしていました。その後、発言があったことはメディアを通して見たり聞いたりしたました。武尊選手はK-1と契約していてK-1のチャンピオンです。その武尊選手と戦いたいとの意思があれば、まず所属ジムさんを通して我々K-1に正式にコンタクトをとってもらって、そこでK-1 JAPAN GROUPと契約してもらえれば戦う可能性はあります。新生K-1はスタートしてからその姿勢をずっと一貫してやってきたので、ここで変えることは基本的には考えてないです。
村越選手も実際に別のプロモーション(RISE)でやっていて、武尊選手と戦いたいとの気持ちを持って我々にコンタクトをとってもらって、K-1 JAPAN GROUPと契約して、K-1チャンピオンになってベルトをも防衛して、ひとつひとつクリアーして武尊選手の前に立つことになりました。皇治選手も同じです。卜部功也選手たちと戦いたいと言って契約しました。そういった手順を踏んでくれれば武尊選手と戦えるチャンスは全然あるので、そういった意味では僕らはどんな選手にも門戸は開放していますし、まずはコンタクトしていただければまずはそこからかな、と思っています」と、那須川がK-1と契約して段階を踏めば武尊と戦うチャンスはあると明言。
また、RISEの一夜明け会見で那須川が「こっちは何度か交渉していますが、独占契約で3年間(K-1に)来てくださいと言われるので、それはさすがに無理ですね」と発言したことについても中村プロデューサーは言及。
「K-1の方から那須川選手、そして那須川選手が所属しているジムに正式に試合の交渉をしたことはないです。そして現時点で先方から我々にも正式なコンタクトはないです。そこはここでしっかりと説明させていただきます。少なくともマイクアピールや誌面でそういったことを話しているのは聞いたり見たことはありますが、ちゃんと交渉のテーブルに就いたことはなかったです。今もないです」と、那須川側から正式な話があったことは一度もないと断言。
また、3年の独占契約については「どういう経緯でそういうことを聞いたのかは分かりませんが、交渉の場に就いてK-1 JAPAN GROUPはこういった契約形態があります、どうですかと話をしてそれを断ったとかそういったことはないです。那須川選手サイドがそういった人と話したのを交渉したと思ってしまっているのかどうかは分からない。正式に僕らが試合の交渉をしたことはないです」と、契約についての話もしたことがないと話した。<関連記事>武尊「天心選手から対戦したいと長年言われてきて、もちろん僕もやりたいですし、そのために動いています」武尊、復帰戦の相手は村越優汰に決定、村越は武尊vs那須川を阻止すると断言【RISE】那須川天心が世界トーナメント制覇、試合後に「待ってます」武尊と皇治が語ったこと