ONE Friday Fights 822024年10月4日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTでLIVE配信
▼第4試合 キャッチウェイト(55.3kg)ムエタイ 3分3R〇プラカイペット・エミネントエアー(タイ)[判定3-0]×HIROYUKI(RIKIX)
HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍している。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、決勝へ進出するも花岡竜に敗れて準優勝。
2023年11月には「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の1回戦で長谷川海翔にまさかのKO負けを喫した。5月の『NO KICK NOLIFE』で山田航暉に判定勝ちして再起を飾ると、7月の岡山ジム主催興行では河野直次郎に右フックで初回KO勝ち。2024年8月にONE初参戦を果たすとシンサンパーを1R1分28秒、左フックでKOしてみせた。戦績は37勝(17KO)13敗4分。
当初はペットパントン(タイ)との試合が決まっていたが、直前でプラカイペットに急遽変更となった。プラカイペットは2024年5月にONE初参戦、ペットニヨムを初回KOに破ったが、6月はトンランプーンに2RでKO負けしている。
1R、HIROYUKIは軽快なステップを踏み、右カーフキックでプラカイペットを転倒させる。右フックの強打、右ローを放つプラカイペットにHIROYUKIは右ストレートを突き刺す。HIROYUKIが右カーフ、右ハイを蹴るとプラカイペットは右ローを返す。左ハイを当てるプラカイペットはHIROYUKIが前へ出てくるとヒジで下がらせる。再び前に出たHIROYUKIは左の三日月を突き刺し、右でボディを打つ。ボディとローを攻めるHIROYUKI。左三日月もしっかり当てる。HIROYUKIのヒザにプラカイペットは右フックを合わせる。
2Rもしっかり構えてプレッシャーをかけていくHIROYUKI。トンランプーンは右ローを蹴っていき、HIROYUKIも左ローを蹴る。さらに右カーフ。左ミドル、右ローを蹴るトンランプーンにHIROYUKIは右ストレートを狙う。HIROYUKIが右ボディストレートから左フック、さらに顔面へヒザ。トンランプーンもハイキックで応戦。場内は大歓声に包まれる。
3Rも圧をかけていくHIROYUKIが右カーフ、トンランプーンは右ミドルと右ロー。HIROYUKIは右から飛び込んでの左ボディ。トンランプーンの右ミドルにはHIROYUKIが左ボディを返す。トンランプーンが蹴るたびに大歓声が沸き起こる中、右ミドルを蹴っていくトンランプーン。HIROYUKIはワンツーから左フック、左三日月。HIROYUKIがヒザ、左ボディ、バックキックと攻めをまとめ、さらに前蹴りから胴廻し回転蹴りと大技で印象付ける。
しかし、判定は3-0でミドルキック、ローキックを当てていったトンランプーンが勝利を収めた。
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▼第1試合 キャッチウェイト(55.3kg)キックボクシング 3分3R×ルー・イーフー(中国)[判定0-3]〇柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)
柿﨑は乙津陸に続くクロスポイント大泉のホープで18歳。2022年11月にKNOCK OUTでプロデビュー。2024年8月に星野航大に判定勝ちし、8勝(4KO)無敗を誇る。初の海外の試合で、同じくONE初出場となる中国人選手を相手に無敗記録を更新することが出来るか。
イーフーの戦績は17勝5敗。近い距離で打ち合うパンチャーだという。
1R、イーフーは右ストレートからの左フックを狙い、柿崎はジャブとワンツー、右ロー、左三日月蹴り。前に出て来るイーフーは右フックから左フックにつないで柿崎を手数で上回る。柿崎はジャブを突いて右カーフ。ロープを背負ったイーフーに柿崎が右ストレートをヒットさせ、パンチをまとめていった。
2R、パンチで前へ出るイーフーはまたしても右ストレートから左フック。柿崎はその右ストレート、左フックをガードの上からもらい、仰け反る場面も。左ミドルを蹴っていく柿崎。前に出るイーフーがジャブから右ストレート、左フック。柿崎はもらってしまう。
3R、柿崎は左ミドルを連発、前に出るイーフーがに柿崎が左ミドルを蹴る。飛びヒザを見せる柿崎。まえに出るが空振りが目立つ。柿崎は下がりながらもジャブを突いていき、完全にアウトボクシング。イーフーには触れさせず、柿崎が判定3-0で初出場初勝利を収めた。