デビュー戦と同じく、幕張メッセ大会の第1試合を務める那須川(右)。上仮屋は筋肉女子
2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』の前日計量&記者会見が、15日(日)都内にて14:00より行われた。
今大会にはオープニングファイトも含めて女子の試合が3試合組まれた。
オープニングファイト第1試合ミニフライ級(-49kg)3分3Rで対戦する、宮内恵理子(ファイティングラボ高田馬場)とAKARI(TARGET)はともに48.35kgで計量をパス。AKARIは女子キックボクシングに一時代を築き、RENAの最強のライバルだった第2代RISE QUEEN神村エリカの愛弟子。
神村エリカが手塩にかけて育てた女子高生ファイターということで注目が集まるAKARI
第1試合アトム級(-46kg)3分3Rで対戦する、那須川梨々(TEAM TEPPEN)は45.9kg、上仮屋真莉(ROAD MMA GYM)は45.3kgで計量をパス。
昨年、同じ幕張メッセでプロデビュー戦を行った那須川は「幕張の1試合目なのでいい試合をして、この大会に火をつけたい。会長とジムのみんなと対策をしてきたので楽しみです。今回チームから4人出場するので、みんなで勝てるように頑張りたいです。相手の印象は映像が少なくて分からないんですが、パンチの選手だと思って対策はしてきたので明日は必ず倒せると思う」と、KOで盛り上げたいとコメント。
対する初参戦で元自衛隊の経歴を持つ上仮屋は「デビュー2戦目で那須川選手とのオファーをいただきまして光栄だと思っています。こんな大きな大会に出られるとは夢にも思っていなかったので、明日のためにセコンドの方も自分のために時間を割いていただき対策を考えていただき練習にたくさん付き合っていただいたので、明日は全部ぶつけて勝利したいと思います。那須川選手は高校生なので若くてかわいいなって。こんな高校生がプロで戦っているんだなって思いました。明日はいい試合ができるように頑張りたいと思います」と、感謝の気持ちを持って那須川に勝利したいとの抱負。
第2試合アトム級(-46kg)3分3R延長1Rで対戦する、NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花(魁塾)は46.0kg、平岡琴(TRY HARD GYM)は45.95kgで計量をパス。
百花は「幕張という大きい舞台で戦わせていただくので、少しでも多くの人に名前を憶えて帰ってもらえるように面白い試合をしたいと思います。平岡選手は蹴りが上手い印象ですが、対策をしているのでしっかり勝ちたいです」とコメント。
対する平岡は「順調に減量も進んで調子がいいので凄く楽しみです。百花選手はパンチが強い選手という印象ですが。逆に言うとパンチしかないので私はやりやすい。今回の試合に備えて倒せる新技を用意しているので、何の技かはお楽しみに」と、新たな技でKOすると自信満々に語った。
11月にはRISE初の女子だけの大会が開催されることが発表されており、その大会が盛り上がるかどうかは今回の試合内容が影響する。
那須川は「11月の大会の話を聞いているので意識するところもあります。今の自分の体重46kgは選手が多いと思うので、その選手に負けない試合をして11月の試合にもっていきたい」と意気込む。
上仮屋は「11月にあるって知らなかったですけれど、今回の試合のために石川から両親が来てくれていて。私は2児の母なんですが、練習時間も少なくて家事と育児の両立が大変なんです。それで両親が来てくれているのですが、そうなったら11月にも来てもらおうかと思っています」と、出場したいと話した。
百花は「今は目の前のことしか考えられないですが、しっかり勝って11月に呼んでもらえるようにしたい」と、今回の試合に勝利して出場したいとする。
そして平岡は「もちろん出たいです。そういう大会が出来るのは女子が盛り上がっている証拠なので嬉しいです。女子の試合はつまらない、KOが少ないから盛り上がらないと言われてしまうことがありますが、そのイメージを変えていけるように今回の試合でもKO勝ちできるように頑張りたいと思います」と、KO勝ちして女子大会に弾みをつけたいと語った。