2024年9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が、28日(土)都内にて正午より行われた。
「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に出場する8選手は、いずれも計量をパス。
イオヌット・ポパ(ルーマニア/Team Super Pro Alin Balasa Sibiu/64.95kg)は「日本は初めてで日本は大好きなので嬉しい。時差ボケであまり眠れていないが、コンディションはとても良い。相手はとても強い選手で日本で人気の選手だと認識しています。いい試合をしたい。眠れていなくても勝ちたい。楽しみにしています」とコメント。
対する鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/65.0kg)は「この日にためにやってきたので思い切って行くだけです。いい勝負が出来そうだって感じです」と意気込む。
カン・ピナール(トルコ/Mike's Gym/64.45kg)は「いいコンディションで今日を迎えているので試合が楽しみです。日本の皆さんの前で最高のパフォーマンスを見せるので楽しみにしていてください。相手は経験がある選手ですが、自分の方が上だということを証明します」とする。
対するヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/64.95kg)は「自分にとって日本での試合は初めて。日本でトーナメントに参戦出来て嬉しく思っています。王者になるために2カ月練習してきました。ベルトをタイへ持ち帰りたいと思っています。相手と向き合った感想は特別なものはない。勝つために練習してきたので明日の試合を楽しみにしてください」と優勝宣言。
稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン/64.95kg)は「明日はKrushのベルトを巻いてる僕が制覇することに意味があると思うので、K-1スーパー・ライト級のベルトを獲って65kgは稲垣の階級だと言われるようにしたいと思います。相手は185cmと聞いていて自分より大きいと思っていたんですが、向き合って大きくなかったのでよかったと思います。いい目をしていたのでいい試合になりそうです」と、Krush王者としてK-1を制すると言い放つ。
対するレニー・ブラジ(イタリア/Team Calzolari/65.0kg)は「私も明日が楽しみです。相手が誰とかは関係ない。誰が相手でも勝てると思っています」と自信満々。
トーマス・アギーレ(アルゼンチン/Dojo Serpiente/64.4kg)は「K-1に出るという機会を与えてくださってありがとうございます。小さい頃からの夢だったので楽しみだし、準備をしてきました。相手は中国でも有名なファイターなので楽しみにしています。でも明日勝つのは私です」と宣言。
対するメン・ガオフォン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/65.0kg)は「今回K-1に出場するのも日本で試合をするのも初めてです。相手の第一印象は身体が出来ている。来日前に相手の動画を見て、KO率が高くて強いことは知っています。しかしトーナメントに出るからには相手を倒してベルトを持ち帰りたいと思います」と、優勝するのは自分だと話した。
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<会見での質疑応答>
――日本人選手の2人に、率直に優勝できる確信や自信は?
鈴木「こうやって初めてみんなの顔を見たけれど、強そうだなって思いますね。優勝出来る確信は正直明日になってみないと分かりません。自分のやることを全力でやるだけなので、結果は必然的に後からついてくるものだと思っています」
稲垣「僕が獲ると確信しています」
――決勝で対戦しそうな選手は?
鈴木「どの選手も強いと思っているので、誰が上がって来るか分からないところがありますが、自分的な願望を言うと稲垣選手に上がって来て欲しい。最高の試合が出来ると思います」
稲垣「僕も盛り上げるつもりだし、鈴木選手との決勝が一番盛り上がると思うんですが、カン・ピナール選手が強いと思っているので、どちらかが上がって来ると思います」
――外国人選手の6名は、自分のどんなところを日本のファンに見て欲しいと思っている?
ヨードクンポン「今回自分は王者になるために100%の自信を持ってやって来ました。最高の試合を日本のファンの皆さんに見てもらってベルトをタイへ持ち帰りたいと思います」
ポパ「日本もK-1も初めてです。明日はいい試合が出来るように自分も頑張ってきているので、みんなに素敵な試合を見せられると思います」
ピナール「自分がお見せしたいのは、見る価値がある楽しんでもらえる最高の試合です」
ブラジ「自分がお見せしたいのは最高の選手が勝つということ。それを目に焼き付けて欲しい。それが誰かと言うと、自分だということを皆さんに伝える試合をしたい」
アギーレ「とにかくK-1王者になることが夢で練習を積んできました。その目標を実現できるように持っているものを出し切って、自分が王者であるところを見せたいと思う」
ガオフォン「明日の試合では日本のファンに自分の全てを見せたい。自分はオールラウンダーだと思っている。その中でもパンチのテクニックが優れている。テクニックのある試合をするタイプなのでそこを見てもらいたい」
――1回戦で日本人選手と対戦するアギーレ選手とポパ選手。アウェイで戦うことをどう思っているか、そしてKOは狙っていくか?
ポパ「アウェイであることは大変なことで、日本のファンは鈴木選手のファンがほとんどだと思う。しかし、自分は自分でいい試合が出来るように、KOで終わらせるような試合で行きたいと思います」
ブラジ「自分は1年前にイタリアを離れて1年間タイで修行しています。だからどの試合もアウェイでやってきているので、アウェイでも特に何も感じません。どこで戦う時でも自分は期待されていない存在であっても自分の力を発揮できるので、それと同じことが明日の試合でも見せられればいいと思っています」