アーチュレッタとの注目の大一番を迎える無敗のシェイドゥラエフ
2024年9月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.48』に出場する選手の個別インタビューが、27日(金)都内にて行われた。
第8試合のフェザー級(66kg)5分3Rでフアン・アーチュレッタ(米国)と対戦するラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)が出席。
11連勝中のシェイドゥラエフは、2024年6月のRIZINデビュー戦で武田光司を1R リアネイキドチョークで極めて以来、3カ月ぶりの試合となる。柔道とレスリングをバックボーンに、2022年のアマチュアGAMMAでは、3日間で3試合を勝ち抜き、王座を獲得している。6月のRIZINデビュー戦では、グレコの猛者・武田を高々とリフトしてテイクダウンし、チョークを極めた。
彼の本当のグラップリングのレベルを試合で試したい
「昨日来日してコンディションは絶好調。ホテルでリラックスしてあと数kg落とすだけなので問題ありません」
――強化したことや新たな取り組みは?
「この試合はRIZIN2試合目になります。特別な強化はなく普段通りの準備をして普段通りに臨むだけです」
――対戦相手の印象は?
「映像は出来る限り全部見るようにして研究しました。ベラトールの元王者ということもあり、経験豊富な選手。タフな試合になると思いますが、試合に勝つための最大限の準備はしてきました」
――どんな試合展開を予想する?
「この試合は自分のキャリアの中でも過去一番になるくらいタフな試合になると思う。凄く強い選手だし。グラウンドの攻防が多くなると思っています」
――上位陣で他に戦いたい相手は?
「鈴木千裕選手のことは知っています。勝ったら鈴木選手と試合をさせてもらいたいと思います。なぜなら彼は王者だからです」
――ケラモフ選手とクレベル選手の印象は?
「クレベルはタイで一緒に練習する機会があり、強い選手だと思っています」
――RIZIN出場はキルギスでも反響があった?
「日本のファンが凄くリスペクトをもって差別をしないと感じて、そこは驚きました。同時にキルギスに帰った時もキルギス初のRIZIN選手ということで話題となって、たくさんの盛り上がりを見せてくれました」
――7月の超RIZIN.3の感想は?
「大会自体は大きな規模の大会だったし、レベルはどれも高くていい内容の大会だったと思います」
――その帽子は伝統的な衣装?
「キルギスの伝統的な帽子です。キルギスの選手は外国に行く時に、みんなこの帽子を被って自分たちの文化を外国に紹介する傾向があるので、私も自分の国の文化を見てもらいたいと思って被っています」
――キルギス格闘技界では、文田健一郎選手のライバルのジョラマン・シャルシェンベコフが有名で、MMAでも、UFC世界女子フライ級王者のワレンチナ・シェフチェンコや、元ONEウェルター級王者のキャムラン・アバゾフらがベルトを巻いています。キルギスの格闘家はなぜ強いと思いますか。
「キルギス人は馬肉をたくさん食べます。肉食なので強いのではないかと思います」
――馬に乗るファイターが強い、という説もありますが乗馬もしますか。
「馬に乗るのは大好きです。キルギスの伝統的な馬を使ったサッカーのような競技があるんですが、自分もよく遊んでいます」
――タフな試合が予想される。それを乗り切る自信は?
「準備してきてファイトキャンプもばっちりなので、勝てる自信はあります」
――アーチュレッタ選手のレスリング力をどう評価している?
「彼のグラップリング力は高いレベルの技術力を持っていると思いますが、彼の本当のグラップリングのレベルを試合で試したい」
――闘争心が世界トップクラス。それは元々なのか経験で培ったものなのか。
「それは私の生い立ちに影響があると思います。子供の頃はタフな環境で育ちまして、その時に我慢強さなど精神的に鍛えられたと思います」