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【RISE】那須川天心、志朗ともに計量パス「1個のミスも許されない堀口さんと戦うイメージ」(那須川)

2019/09/15 16:09
2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』の前日計量&記者会見が、15日(日)都内にて14:00より行われた。  メインイベントの「RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament決勝戦」で対戦する、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)は57.95kg、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)は57.8kgでそれぞれ計量をパスした。  計量後の会見で那須川は「こんなに試合を今か今かと待ち遠しいのは本当に久しぶり。減量も最高の状態で調整してきて、毎日があっという間だったし、楽しかったです。2人ともそうだと思います。でも自分が一番この試合のために対策を練ったり努力してきたつもりです。父親と仲間に感謝しないといけないと思います。勝つためのことを毎日考えて行動してきたので負けないと思います。負けないことが大事ですが、それでもKOを狙いに行きます。皆さんが見たいのはKOだと思うので、その期待に応えたいと思うのでメインの大役を倒して果たしたい」と、KOで締めくくると宣言。 「志朗選手とは何回も会っていますし、試合も見ていますし、一番負けない戦い方をしている印象が強い。格闘技はもらわなければ勝てる競技ですが、みんなリスクを背負って前へ行くからもらってしまうんですよね。格闘技に絶対はないので、穴を狙ってくる選手ですがそこは突かせないぞって感じです」と改めて志朗の印象を語る。  その志朗が「穴を突く」とコメントしたことで、那須川は“自分の研究”をしたという。 「(相手が狙っていることは)大体分かっています。自分と戦ったらどう戦うか、何を狙うか、自分の映像を改めて見たら2~3あったのでそこをしっかり直してきました。それと自分は周りの声援にのっちゃうんです。周りから行けと言われたら“よし、行こう”となるのでそれをしたらダメ。この試合は1個のミスも許されない。堀口(恭司)さんと戦った時のイメージですね。1個のミスで一瞬の刹那でやられてしまうという。堀口さんとやった時は胴廻しでインパクトを与えられましたが、探りながらそういう一発を当てる試合になると思う。明日、リングに立ってみないと分かりませんけれどね」  また、志朗と共通のフィジカルトレーナーである永末“ニック”貴之氏は今回、志朗の方のセコンドに就くことも明らかとなった。 「元々は志朗選手を先に見ていたので、2人が戦うことになったらセコンドには就けないとの話はしていました。そこは理解しています」と、最初から決まっていたことだという。  一方、志朗は「2カ月間、出来ることは全てやって、明日は全てを懸けて自分の人生を変えるし、自分が勝てば格闘技界が変わると思うので楽しみです」と、那須川を倒して全てを変えると革命宣言。 「天心君は格闘技界を代表する選手で世界トップクラスだと思います。3分3Rの9分間、一瞬でも隙を見せたらやられると思うので過去最高に集中して、自分が勝つので楽しみにしていてください」と不敵な笑みを浮かべた。  両者ともニック氏の指導で水抜きせずに脂肪だけを落とす減量方法で調整し、スピードを重視した身体を作ってきた。  計量時に何度もマッスルポーズを行って肉体を誇示した那須川は「自分も志朗選手も本来なら55kgや53kgでもやれるんです。そこに照準を合わせて無理に58kgでやらなくてもいいなと思っていて、フィジカルトレーナーが一緒なんですが話をしていかにスピードを最高の状態へ持っていけるかということをやってきました。脂肪を落として水抜きせず、今日55kgに落とせと言われても落とせるくらいです。スピードや身体の連動性を上げる、そのために今日までやってきました」と、最高の状態で迎えられたとする。  志朗も「同じトレーナーから言われているので、水抜きなしでやって朝の段階で58kgを切っていました。1~2年前の55kgの時より動きが速いと思うし、過去最高の動きができる自信があります」と、同じく過去最高の自分が見せられると自信満々の表情で答えた。
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