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【RISE】「梅野源治が世界で一番強いということを証明する」ワールドシリーズ後はムエタイとRISEの二刀流に

2019/09/14 19:09
【RISE】「梅野源治が世界で一番強いということを証明する」ワールドシリーズ後はムエタイとRISEの二刀流に

白鳥との世界トーナメント決勝戦に臨む日本ムエタイ界の至宝・梅野

2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホール『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』にて、 RISEライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)と-61kg世界トーナメントの決勝戦を争う元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治(PHOENIX)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 梅野は世界トーナメント開幕戦でル・ジュン(中国)をミドルキックで寄せ付けず判定勝ち、準決勝ではRISEスーパーフェザー級王者でKING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメント決勝進出を果たしたチャンヒョン・リー(韓国)もミドルキックで封じ込め、判定勝ちで決勝へコマを進めた。

白鳥のパンチは僕には当たらない

――トーナメント決勝戦が近付いてきました。調整はいかがでしょうか。

「スパーリングパートナーとして卜部功也君とゲーオが来てくれ、うちのトレーナーも白鳥対策を凄く練っているのでかなり準備万全になってきました。7月の準決勝のチャンヒョン・リー戦前はタイ人選手を呼んでムエタイルールではないヒジなしのキックルールでスパーリングをしてましたが、今回は二人ともサウスポーで、このルールの世界最高峰の選手です。

 もともとサウスポーが相手だと苦手意識があったのですが、やっていくうちにそれはなくなっていて、二人とも僕のことを進化していると言っているのでかなり手応えを感じています」


――白鳥選手は前回の準決勝で優勝候補のセクサンからパンチでダウンを奪って大差を付けて判定勝ちしました。白鳥選手のパンチをどのように見ていますか?

「彼はパンチがうまいと結構言われてますが、僕はずっと疑問だったんですよ。身長はありますがパンチはあまり伸びてきませんし、セクサン戦がうまくハマっただけであって、うちのトレーナーも『うまくはない、全く怖がる必要はない』と言うんです。

 彼はパンチで勝負してくると思うのですが、僕には当たらないんじゃないかなと。パンチ一発の重さは功也君やゲーオの方がありますし、スピードも功也君の方があり、ゲーオはタイミングが凄くいいですから」


――逆に評価していることはあります?

「ボクシング上がりの選手はあまり他の技を交えたコンビネーションを使わないイメージなのですが、彼は結構ローキック、ヒザ蹴りを上手くつないでいてパンチ一辺倒の攻めになっていないのはいいことだと思います。それでセクサンはガードした時に亀になっていたのでヒザ蹴りをもらってしまいましたよね」

2つの路線でチャンピオンになれば本物じゃないですか

――前回のチャンヒョン戦も振り返っていかがでした?

「チャンヒョンはパンチでガンガン攻めてくるので、ひたすら蹴りまくる作戦がばっちりはまりました。彼の攻撃で想像以上だったことはパンチが重かったことでしたが、2R以降になったら腕がダメになりパンチを打てなくなると思っていたら、それがぴったりとはまり右のパンチは数えられる程度しか打ってこなくなりましたよね」
 
――今年、RISEルールでの3戦目でしたが、試合を重ねるたびに自身がルールに適している手応えはありますか?

「RISEの伊藤(隆)代表がチャンヒョン戦前の5月に試合(イ・ギュドン戦)を組んでくれたことでRISE三連戦となり、どのタイミングでどの攻撃を出したらいい、この距離感だったらこの技がいいというのは次第に感覚が掴めてきました。次はRISEルールに適応した戦いがより出来るんじゃないかなと思っています」


――ご自身が世界トーナメントを制覇した姿はすでにイメージできていますか?

「うちのタイ人トレーナーは『絶対に勝てる』と言っていて、向こうのタイ人トレーナーはそのトレーナーに『ムエタイルールだったら勝てないけど、RISEルールだったら勝てる可能性があるのでチャレンジさせて欲しい』と言っているそうです。僕はRISEのベルトは巻いてませんが、ルールは違えどトップ選手であることは間違いありません。向こうもそれを思っていると思うので、思わせるだけでなく今回しっかり勝って、結果で差をわからせたいなとも思っています」
 
――チャンピオンになれば定期的にRISEルールに参戦しますか?

「ムエタイと並行してやっていこうと思っていますし、ヒジあり、ヒジなしの2路線を同時にやっている選手はいないからこそ価値があると思っています。2つの路線でチャンピオンになれば本物じゃないですか。自分で可能性を限定せず、どっちのルールも対策さえしっかりすればチャンピオンになれることを証明したいと思っています」
 

――ちなみに優勝賞金1,000万円の使い道は?

「今までに60戦やってきて、賞金トーナメントに出たのは初めてです。車とか何かを買おうという物欲はなく、親に旅行をプレゼントしたり、トレーナーにご馳走したいと思います」
 
――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。

「一般的に立ち技はムエタイが最強だと見られてますが、そうではなく、梅野源治が世界で一番強いということを証明するのでリングでの戦いを楽しみにしていて下さい」

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