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【K-1】“全身ヒール”シナ・カリミアン、イストラテとの因縁対決に「やり方がこ汚いないんだよ。本当のヒールは、あいつだ!」

2024/09/20 19:09
 2024年10月5日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2024』にて、K-1無差別級アジア予選で“グリズリー”クラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)と対戦する“全身ヒール”シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)の、暴走対決を直前に控えたインタビューが主催者を通じて届いた。  カリミアンは、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者で23年9月、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でケリム・ジェマイをKOするも、準決勝でクラウディオ・イストラテに判定負け。24年3月にリュウ・ツァーにKO負けを喫し、今回が再起戦となる。  イストラテはルーマニア出身・イタリア国籍のファイターで、23年9月10日、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトを制し、決勝はリュウ・ツァーにKO負けも準優勝。24年6月の東欧予選は一回戦でニダル・ブチリと対戦も、判定を不服として試合放棄。9月は格闘技イベントの「巌流島」で三上ヘンリー大智と対戦して判定負けを喫している。 イージーファイトだ! ギタギタにしてやるよ ――因縁のイストラテ選手との再戦が決まりました。彼に対しては、どんな気持ちがあるのか聞かせてください。 「俺は、ファイターに対してリスペクトの気持ちをいつも持っているよ。でも、あいつだけは別だ。前回の試合で俺は金的を攻撃していないし、あいつは何度もマウスピースを口から吐き出してコーナーに“あと何分休めるか?”とか聞いていた」 ――つまりマウスピースをわざと落としていたと。 「あいつは、すぐにスタミナがなくなる。だから、わざとマウスピースを落として休むというセコイことをやるんだよ。これは戦いだ。前に出て戦えよ。休んでいるんじゃねえよ!」 ――かなり怒っていますね。イストラテ選手は、前回の東欧予選で判定を不服として試合放棄してしまいました。あの行為については、どんな印象を受けましたか。 「自分が勝っていると思っていたのならば、その場に残ってエキストララウンドを戦えばいいじゃないか。なのに、それをしないで帰ってしまった。相手にリスペクトはないし、また同じことを繰り返している。言い訳ばかりしやがって、許せないと思ったね。昔、ジェロム・レ・バンナも同じようなことをして帰ってしまったことがあったけど、あれはバンナだから許されることだ」 ――バンナ選手は2010年のK-1WGP開幕戦で京太郎選手と戦い、判定を不服として試合放棄したことがありました。 「俺が言いたのは、お前はバンナではなく、ただの小熊だ!」 ――本当に嫌いなんですね。 「スタミナが切れてダメならば負けを認めればいいのに、それを金的を蹴ったとか、マウスピースを落として時間を稼ぐとか、やり方がこ汚いないんだよ!」 ――もう一度、対戦したらどうなりますか? 「(無視して)前回は、あいつのコーナーマンも含めて俺にレッドカードを出させようとしていたし、俺はリングの上でヒールにされた。本当のヒールは、あいつだ!」 ――もう一度、対戦したらどうなりますか? 「何? 答えるまでもない、イージーファイトだ! ギタギタにしてやるよ。ただ、前回は後頭部を殴られたのに、俺だけ反則を取られたことは納得がいかない。レフェリーには、フェアに裁いてほしい! あいつこそ、レッドカードだった」 ――レフェリーに対して怒っているんですか? 「勢いでレフェリーを殴ってしまったのは俺が悪いけど、あいつは『もう戦いたくない』とリングで言っていたんだ。その時点で、彼を負けにすべきだった。それなのに長引いて、結局は試合をすることになった。俺も2018年にK-1で初めて試合をした時に、マウスピースが合わなくてリングに落としてしまったことがあったけど、すぐに口に入れられて再開した。なのに、なんであいつの時だけ、それができなかったのか。俺はそれが聞きたいね」 ――因縁は深まるばかりですね。そういえばカリミアン選手は、リュウ・ツァー戦で後ろを向いた時に殴られるシーンがありましたね。 「酷い目にあったよ。あの時は後頭部を殴られて、どんな状況か覚えていなくて。後で映像を見て、ビックリしたよ。あれは、試合を(ブレイクで)止めるべきだ。レフェリーに恵まれてねえよ」 ――試合後、リュウ選手にも悪態をついていましたが。 「当日、俺は体重が92か93kgだったけど、彼はそれ以上に重かった。俺はオランダで大きい選手とたくさんスパーリングをしてきたけど、あそこまでのパワーを感じたことはない。何かやっているんじゃねえかと思ったよ(笑)」 ――カリミアン選手は、誰にでも噛みつく“全身ヒール”ですね。 「俺は思ったことを言っているだけなので、周りがどう思うかは自由だよ。俺も肉体改造するよ(笑)」 ――フィジカルトレーニングで、ですね。 「そう(笑)、ニコラス(・ペタス)にフィジカルトレーニングを指導してもらっているので、パワーをつけて体重も上げようと思っている」※ゴング格闘技11月号に掲載 ――アジア予選を勝てば、12月の決勝トーナメント進出が決まります。そこへ向けての自信も聞かせてください。 「まだ組み合わせも何も決まらないのに、先のことを考えても仕方がねえよ。あの反則野郎を倒すだけ。今はそれしか考えていない」 ――カリミアン選手に嫌いな選手リストがあるとすれば、誰が入っているかを教えてください。 「ジャガイモだ!」 ――ジャガイモ? 「あのポテト野郎だよ」 ――イストラテ選手ですか? 「そうだ! そして次はリュウだ。あの後ろからのパンチは許せない」 ――イストラテ選手、リュウ選手。リベンジしたいリストが並んでいますね。ところでカリミアン選手は、なぜいつも会見でサングラスをしているんですか? 「目がクリンとして可愛いからだ。会見で相手にナメられたくないからな」 ――た、たしかにサングラスを外すと愛らしいですね。最後に、9月29日にリュウ・ツァー選手とマハムード・サッタリ選手がK-1クルーザー級タイトルマッチで対戦しますが、どうなると予想しますか? 「まったく興味ねえよ!」
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