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インタビュー

【K-1】レニー・ブラジ「まだ20歳だけど、世界最高のキックボクサーの一人だと証明したい」=スーパー・ライト級王座決定トーナメント

2024/09/19 19:09
 2024年9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の8名参加ワンデイトーナメント「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」1回戦で、第9代Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)と対戦する“イタリアンKOマシーン”レニー・ブラジ(イタリア/Team Calzolari) が、王座獲りに向けて意気込みを語った。  ブラジは、“イタリアンKOマシーン”として注目を集め、23年10月にはONE Friday Fights 38に参戦してムエタイの強豪ノンタキット・トー・モースィーから3RKO勝ち。ISKAムエタイ欧州ライトウェルター級(-65kg)王者として、K-1-65kg王座決定トーナメントの台風の目になりそうだ。  稲垣は、4月のKrushスーパーライト級トーナメントで寺島輝、塚本拓真をKOで下して同王座を獲得。11月に小嶋瑠久を破り同王座防衛に成功。24年4月は「K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」で元K-1ライト級王者の林健太を破り、11連勝となった。 自分はそこら辺のファイターとは違う ――今回、初のK-1参戦となりました。キックボクシングを始めたのは、いつですか? 「8歳の時にキックボクシングとムエタイを始めて、試合に出始めたのが10歳ぐらいの時かな」 ――どんなキッカケで始めることになったんですか? 「7歳の時に自分ができるスポーツがないか調べたんだ。サッカーとかバスケットボールもやってみたんだけど、自分が気に入るスポーツがなくて……。でもある日、キックボクシングジムへ行った時に“これだ”って思えた。ただ、そのジムの月会費が高くて、始めることが出来なかったんだ。その1年後、地元の費用が安めのジムを見つけることが出来て8歳から始めることになったんだよ」 ――K-1を見たことはありますか。 「小さい時、お父さんと一緒にK-1を見ていたよ。特にペトロシアンとブアカーオを良く見ていたね。ペトロシアンは天才だと思うね」 ――K-1以外でも構わないのですが、よく見ていた、憧れていたファイターはいますか? 「子供の時にはいろいろな選手やファイトスタイルを見ていたんだけど、大人になってからはみんなライバルだと思ったので特定のファイターだけを見ることはないよ。特にキックボクサーとムエタイファイターに関してはね。ただ、コナー・マクレガーは好きで、僕にモチベーションを与えてくれる存在だね」 ――K-1に関しての知識はありますか。 「昔のK-1のことは知っているけど、今のK-1については良くは知らない。ただ今も昔も素晴らしいキックボクサーがリングに上がっていることは知っているよ。自分はよくムエタイファイターと勘違いされるんだけど、そんなことはない。僕はファイターだからどんなルールでも戦いたいね」 ――今回のトーナメントに参戦することを決めた理由を教えてください。 「今回トーナメントに参加するモチベーションは、有名になることだね。今回のトーナメントで優勝すれば、僕の名前は世界に知れ渡ることになる。まだ20歳だけど、世界最高のキックボクサーの一人だと証明したい」 ――K-1の舞台についてはどう思いますか? 「もちろん参戦できることは光栄に思う。K-1が世界最高の団体と思っていなければ、このリングに上がろうとは思っていないよ。参戦するファイターも世界最高峰であり、自分の名前も売ることができるからね」 ――ワンデイトーナメントで勝ち抜く自信は? 「一日で複数回戦ったことがないので、大変だとは思うけど、自分は誰よりも努力しているので、身体的には耐えられると思っている」 ――戦い抜くための戦略やプラン等はありますか? 「僕は相手が誰であろうが積極的に攻めて行くファイターだ。だから積極的に行くのが僕の戦略かな。稲垣戦も1ラウンドからプレッシャーをかけていき早めにKOで仕留める」 ――トーナメント参加者で興味がある選手はいますか? 「ヨードクンポンは知っているけど、その他の選手に関しては良く知らないし、興味もないね。僕よりも経験豊富な選手が参戦しているし、僕が1番若い。だけどそんなことは関係ないよ」 ――ONE Championshipの試合では何を学びましたか。 「正直にいうとONEでの経験をする前とした後では全然違うように感じるよ。ONEでは6試合の契約で、素晴らしいファイターやチャンピオンたちと戦ったよ。この経験を踏まえて、僕は相手の格や、名前でビビらなくなった。今は誰とでも試合ができると自負している。素晴らしいファイターたちとの試合で自分は世界最高の選手の一角だと認識出来たので今は恐れない。僕は20歳で若い選手ではあるが、素晴らしい経験をすでにしていると言える」 ――レニー選手の強みや得意な技はなんですか? 「僕のすべてが強みだと思っているけど、しいて言うならジャブとボディへの左フックかな。ジャブに関してはスピードと間合いに自信があるんだ。ボディの左フックに関しては相手をKOするぐらいの気持ちで毎回打っているので強烈だよ」 ――ファイターとしての目標を教えてください。 「自分の目標は自分自身ができる努力をし、最高のファイターになること。毎日、自分自身ができる努力を惜しまずに、対戦相手としのぎを削り、全てを出し切る。自分自身に限界を設けない。自分はいつかチャンピオンになれるだけの器や強さをもっていると思っている。もしかしたら次のスーパーライト級王者決定トーナメントじゃないかもしれないけど、自分自身が最高だと誇れるようになることが目標かな」 ――日本のK-1ファンの前で戦うことをどう思っていますか? 「実は日本に行くのは今回が初めてなんだ。だから、日本のファンの前で戦うことを嬉しく思うよ。きっと僕のことをみんな気に入ってくれると思うし、素晴らしい戦いを見せる自信はあるよ。僕は積極的に攻めるファイターだし、そういうファイターはみんな好きでしょ?」 ――優勝するために大切なことはなんですか? 「気持ちだね。今までで、一番厳しいトレーニングを行って来た。自分はそこら辺のファイターとは違う。自分はこのトーナメントを勝ち抜くことができる。トレーニングもしっかりこなし、強く、早く、若いファイターだ。負ける理由が見つからないよ」 ――最後に、今回のトーナメントへの意気込みをお願いいたします。 「相手が誰であろうとも俺は攻めていく。プレッシャーを与えていく。目の前の対戦相手に勝利する。トーナメントで優勝する。それは100%確実なことだ」
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