-63kg第7代王者決定トーナメントに出場する(左から)龍翔、三宅、竹内、吉岡(C)DEEP☆KICK
若手選手育成の舞台として開催が増えている「DEEP☆KICK ZERO」大会。2024年10月27日(日)大阪・豊中市の176BOXにて第1部『DEEP☆KICK ZERO 16』、第2部『DEEP☆KICK ZERO 17』の2部構成での開催が決定した。
6月に当時王者の足利也真登(FightClubRush.)とのタイトルマッチに勝利し、DEEP☆KICK-63kg第6代王者となった古宮晴(昇龍會)が返上したベルトを懸けた王座決定トーナメントが行われる。
出場が決定したのは第1部『DEEP☆KICK ZERO 16』にて龍翔(BLACK☆Jr)vs.三宅祐弥(HackerGYM)、第2部「DEEP☆KICK ZERO 17」にて竹内皇貴(チームドラゴン)vs.吉岡龍輝(及川道場)の4選手。
龍翔のプロ戦績は6勝(1KO)2敗1分、BLACK☆Jr TATSUTO GYMの代表を務める。2022年3月までは6戦6勝とプロ無敗を誇っていたが、2022年3月の『RISE 156』にて後の第8代RISEバンタム級王者・大﨑孔稀に挑むも判定負け、プロ初敗北を喫した。
その後再起を誓い、2022年7月『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.4 in OSAKA』にてCAGE KICK CHAMPIONSHIP2022 -57.5㎏トーナメントに選出されるも、大会前日に熱中症で倒れてしまいドクターストップ、昨年2月『RISE 166』では松下竜之助と戦う予定だったが前日計量にて計量オーバーしてしまい不戦敗。今回、リングでの戦いは2年7カ月ぶりとなる。
対する三宅はKrushを主戦場にし、プロ戦績は7勝(3KO)6敗。こちらはHacker GYMの代表を務めるK-1ファイター。2019年8月にプロデビューし、K-1グループには2021年12月より参戦。Krushを主戦場に活躍するも現在3連敗。そんな中巡ってきた王座決定トーナメント、今回がDEEP☆KICK初出場の三宅がここで勝利を手に復活の狼煙を上げることが出来うるか。
続いて竹内は同級4位でプロ戦績は16勝(6KO)11敗。直近の試合では倒すか倒されるかという試合で会場を沸かしている威力抜群のヒザが魅力の選手。過去には2度DEEP☆KICKトーナメントに出場経験があり、1度目は2022年7月より始まった-65kg挑戦者決定トーナメントを制覇し、タイトルマッチに挑むも当時王者の木村ケルベロス颯太に2R TKO負け。2度目は昨年6月より始まった-63kg王座決定トーナメントに出場すると決勝で足利也真登とのダウンを奪い合う激戦になるも3R TKO負けとベルトまであと1歩がなかなか届かない。そして3度目の出場、今度こそベルトを腰に巻くことが出来るのか。
対する吉岡は『Stand Up King of Rookie 2022』-63kg級優勝の経験があり、プロ戦績は8戦5勝(2KO)3敗、RISEライト級9位にランクインしているRISEランカーだ。2022年9月『Stand up vol.11』のプロデビュー戦で1R KO勝利という華々しいデビューを飾ると、そこからStand up・RISE・PROFESSIONAL SHOOTOに参戦していき着実に実績を積んだ。7月には『PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.6 in OSAKA第1部』に出場、CKC2024 -63kgワンデイトーナメントに選出されるも1回戦で山﨑一央に判定負けを喫し、今回が再起戦となる。前回はタイトル獲得といかなかったが、早くも次の王者決定トーナメント出場のチャンスがやってきた。
以上4選手で行われるDEEP☆KICK-63kg第7代王者決定トーナメント。RISEを主戦場に戦う龍翔とK-1ファイター三宅のジム代表同士の対決に、DEEP☆KICKランカー竹内とRISEランカー吉岡のランカー対決など各々が背負う者のぶつかり合いが期待される。果たしてこの中で王者になるのは誰だ、
他には第1部『DEEP☆KICK ZERO 16』にて、DEEP☆KICK-53kg契約、同級4位であり過去にはDEEP☆KICK-55kg王座決定戦にも出場経験のある長谷川英翔(誠剛館) vs 今年4月にプロデビューを果たすと現在2戦2勝2KOと勢いの乗る新鋭・大空(TEAM TEPPEN)。
第2部『DEEP☆KICK ZERO 17』では女子対決、DEEP☆KICK-48kg契約にて6月に『RISE WORLDSERIES 2024 OSAKA』でプロデビューを飾るもその際には山﨑愛琉に、8月『KPKB vol.20』では大西日和に判定負けとまずは初勝利を掴みに行きたい多彩な蹴り技が魅力の上田樹那(山口道場)vs.プロ戦績は12勝(2KO)8敗で2019年にはNJKFミネルヴァ日本ピン級王者戴冠、6月には約1年半ぶりの試合となるも当時全勝を誇っていた夢空相手に判定勝利を収めたバチバチの打ち合いで会場を沸かすAyaka(NJKF健心塾)。
久方ぶりの開催であるDEEP☆KICKヘビー級で、5月『RISE178』にて強烈な1R TKOでデビュー戦を飾った武中秀武(魁塾 中川道場)vs.6月『X-FIGHT』にてこちらも1R TKOでデビュー戦を飾っているRYOMA(NJKF健心塾)の1勝1KO同士の対決など3試合の追加も発表された。